Guro's Diary

バックナンバー

[ 先月 ] [トップ] [総目次] [ 来月 ] [最新10回分]

* 2006年11月1日 Wed #167　図書館は本をどう選ぶか

★★★☆☆
図書館が本を選択するには「要求論」と「価値論」があるそうで、その二分のなかにあるそうだが、「選書ツアー」という事象の前にそれぞれの論理展開をつぶさにおうと矛盾がでてくる。のだそうで。
図書館司書ということばのなかに、ある種の「神聖化」された部分があるとすれば、それはその矛盾を糊塗というか覆い隠しているベールのような部分なのかもしれない。

* 2006年11月3日 Fri 栄区２０年

1986年というから昭和で言うところの61年。当時私は小学校４年生でありました。
戸塚区から分区して、栄区が誕生して３日で20年。

* 2006年11月4日 Sat ＥＴＣで料金を払わずに突破しちゃったら

夜。第三京浜を東京方面へ向かっていたのですよ。保土ヶ谷方面から乗ったので、入るときに料金所は通らないのですね。
出るときの玉川料金所を通過したわけなんですが、いつものようにいいペースでＥＴＣレーンへ突入したとですよ。
まあ、やや減速して通過して、当然バーがあがるところなんですが、突然「ピピピピピー」とブザーが鳴るし、バーは開かないし、わー！と思ってブレーキをさらに踏んだのですが、止まったときにはすでにゲートの先だったのですね。

カード入れ忘れていました（恥

でも、うしろにはすでに車が来ているので、先へ進むしかなく、また、左側にある料金所の建物へ向かおうにも、右端にあるこのレーンから突っ切って行くには危険すぎる。どうしようもないので、そのまま通り過ぎてしまいました。
（あとから考えたら、そのとき後から追突されてもおかしくなかったですね。そうでなくてよかったよかった）

まあ、なんかしら連絡が来るのかしらんと思って、そのまま帰ってきちゃったわけなんですが、帰ってきてからやっぱりまずかったと反省。そういえば「不正に通行料金を免れた場合には、刑事罰の対象」ということを思い出しまして（道路整備特別措置法第58条の規定により、30万円以下の罰金　参考）、ちゃんと申し出なくてはと思い直した次第。でも、こんなときはどうしたらよいのでしょう。ネットで検索してもよい答えがありませんで。

しかたなく、道路公団じゃなかった東日本高速道路株式会社のハイウェイガイド（24時間営業）に電話しました。そしたら、料金所へ直接掛けてくださいとのことだったので、玉川料金所の電話番号を教えていただきました。

で、深夜に電話したところ、名前と電話番号を聞かれた上、「次回通ったときに、料金所へ寄って払ってください」とのことでした。「次回がいつになるかわかりませんが」と言ったところ「仕方ないですね。」と言われました。

じゃあ今度行った時に寄ればよいやと思って、これで終わりかと思ったのですが、翌朝また玉川料金所から電話がかかってきました。「昨日の22時半ごろ右から２つ目のレーンですね」と聞かれた上で「ETCのカード番号をお知らせください。それで料金250円を引き落とします。」とのことでした。やっぱり払わずに通過しちゃった記録が残るようですね。

ということで、とりあえずは一件落着。ご迷惑をおかけしました。

やー、カードの入れ忘れには十分気をつけましょう。ということで。

とはいえ、ついうっかりはしょうがない。やってしまったときはどうすればよいかまとめておきましょう。
（こういうＱ＆Ａをぜひ掲載してほしいものです）

●バーが開かなかったときは停止する
　そのために、止まれる速度で進入すべきです。

●停止したあとどうするか
・バックは絶対禁止（後続車両から追突される危険性があるため）
・本来ならば、レーンに設置されているインターホンでまたは呼び出しブザーで係員に連絡して指示に従う。
　ただし、「料金所事務室でお支払いの手続きをお願いすることがあります。」「※手続きに一定のお時間を要する場合がありますので、ご了承ください。」とあるので、後の車両にも迷惑掛ける可能性大。（参考リンク参照）

●やむを得ず突破しちゃったらどうするべきか
　（推奨される行為ではありません。また、東日本高速道路株式会社の例です。首都高などはまた別だと思われます）
・その料金所へ直接電話で連絡して指示をうけました。料金所は24時間営業のようです（そりゃそうか）
・ＥＴＣカード番号（と車両番号）を申し出れば、引き落とし手続きをしてくれるようです
・料金所の電話番号は、ＨＰには掲載されていないので、ハイウェイガイドなどで聞くしかないようです
　（Yahoo!電話帳 - 神奈川県 - 運送、物流、流通 - 交通管制、貨物検査 - 道路料金所が参考になるかもしれません）

参考リンク
お問い合わせ：ハイウェイガイド：東日本高速道路株式会社
ドラなび・Ｑ＆Ａ・ＥＴＣＱ＆Ａ　料金所通過時にETCレーンのバーが開かなかったらどうするの？
ドラなび・ドライバーの皆様へ：不正通行は許しません！！

* 2006年11月5日 Sun 第１聖日

11月最初の日曜日。すなわち第１聖日。
ついでながら教会ではハロウィンはやりません。

聖餐式。役員会。

コヘレトの言葉12章。

12:1　青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。／苦しみの日々が来ないうちに。／「年を重ねることに喜びはない」と言う年齢にならないうちに。

* 2006年11月5日 Sun #168　搾取される若者たち　バイク便ライダーは見た！

★★★★☆
同年代の方は特に読んでほしい。
　「やりたいこと」がない／できない　でニートになるが、一方で「やりたいこと」を仕事にしてしまうと「自己実現性ワーカホリック」に陥ってしまう危険性がある。バイク便ライダーはその多くが個人事業主・請負型就労だそうだ。この不安定就業とワーカホリックが結びついてしまうと…

* 2006年11月6日 Mon #169　ニート

★★★▲☆
まあ、こんな感じだろうといえば、最近はなんでもこんな感じといえなくもない。ちゃんとイマの人の「感じ」を書いている。
でもこんな感じって好きじゃないんだよなあ。

* 2006年11月7日 Tue #170　文蔵２００６ＮＯＶＥＭＢＥＲ

前の号から、文字が大きくなっています。そのぶん厚くなっていますが。
今号ではこちらに垣根涼介氏のインタビューがありました。

* 2006年11月9日 Thu #171　「自由な時代」の「不安な自分」消費社会の脱神話化

　いくつかのテーマをよせあつめている。三浦氏の（いつもの？）自分探し論もそうだが、携帯の普及によってネットワークがごく身近の閉じた世界に矮小化されているのではという指摘もおもしろい。ユーミン論は秀逸。三浦氏のもうひとつのテーマ、アメリカの近代社会も入っており、イームズの映像（去年のイームズ展で見たぞ！）にも触れられている。

* 2006年11月10日 Fri #172　枯葉色グッドバイ

★★★▲☆
ホームレス探偵。
この作家の最初に読んだ本がいまいちだったのに、他に読んだら続けざまによい作品ばかり。もし、最初の１冊だけでこの作家を判断してしまっていたら、大損するところだった。１冊だけで作家を判断してはならない、という教訓になろうか。だがしかし、２冊目を手にしたのは偶然だった（当該作家とは認知していなかった）ので、そんな判断にかかわらず、よいと思うものはおのずからアンテナに引っかかるはずだ、ともいえる。

無限とも思える数の作品がある中で、手にとって読むことが出来る本はわずかな有限である。読む前からその良し悪しは把握できない。その良し悪しだってそのときの「私」の状態にも左右される。であれば、よい作品に遭遇するかどうかは、ものすごい偶然の上にでしかありえない。
それをコントロールしようと思うのはやはり傲慢というものであろうかとも思う。

* 2006年11月12日 Sun お見舞いとお誕生日とそのほか

友人Ｎ氏が入院しているというので、お見舞いに伺った。すでに快復にあり退院も近いというので、元気そうであった。よかった。
それよりも、入院をダシ（？）に、久しくあっていない方々に会えたのもよかった。

もうちょっとの間、お大事に。

あ、余計なお世話とは思うけれど、やっぱ禁煙したら？

　　　＊　　　＊　　　＊

友人Ｄ氏の長女が１歳を向かえるはずで、お祝いの玩具をもって押しかけた。あいにくＤ氏は不在だったが、奥様とご令嬢がご在宅。喜んでいただいたようでなにより。

　　　＊　　　＊　　　＊

ぜんぜっん関係ないのだけれど、いつの間にか、横横（横浜横須賀道路）にＥＴＣ深夜割引が導入されていた。通常３５０円の日野～狩場間が、22時以降は２００円。やっほー。
プレスリリース：本社：ＮＥＸＣＯ（ネクスコ）東日本：横浜横須賀道路にETC時間帯割引を導入します

* 2006年11月13日 Mon #173　写真と地図で読む！帝都東京・地下の秘密

（洋泉社ＭＯＯＫシリーズＳｔａｒｔＬｉｎｅ）
東京駅周辺の地下の謎に迫る！

最近、丸ノ内線の東京駅が改装工事をしている。定期券売り場があっちへいったり。なんでまたお金をかけてきれいにする必要があるんだか。改装後は明るくピカピカした様子になるのだが、なんだか大事なものが隠されたような印象がぬぐえない。と言ったらうがちすぎか。

横須賀線の地下ホームには、到着するだけでそこから乗ることがなかなかないので気づかなかったが、地下ホームの新橋寄りは地下水？の湧出がすさまじく、電車を待っている間中せせらぎの音が聞こえているほどだ。

確かに東京駅周辺の地下回廊はすさまじい。
いつぞや出席した結婚式の案内に、東京會舘の駐車場の地図が同封されていたが、となりのビルの地下から入れるというのはどういうことか。

今回のムックももちろん秋葉俊氏の名前があるが、奥付には著者として明確に記載されていないので、書誌データ上は著なし扱いです。

＊奥付には「取材・文」として秋葉氏を筆頭に５名の名がある

* 2006年11月14日 Tue #174　ストレスフリーの仕事術

仕事と人生をコントロールする５２の法則

何法っていうんですかね。ＧＴＤ（Getting things done）っていうんでしょうか。頭の中の「やらなきゃ」ってことを、数時間かけてぜ～～～～んぶ書き出して。という方法。

やってみたいとは思うのですが、なかなか最初の一歩ができません。

正月あたりに。

↓こちらもあわせてどうぞ

* 2006年11月15日 Wed #175　沼地のある森を抜けて

★★★☆☆
冒頭はこうだ。

　夕立が上がった。繁華街の真ん中を流れる川の湿気がそのまま町を包み、猥雑な匂いも喧騒も、川面に垂れる柳の緑も人の思いも、そしてその合間に光るネオンサインも、もやに溶け合って…

おお。梨木氏の本にしては、めずらしく現代的、というか、このお話は、ふつうのお話なのか。と思わせるが、あにはからんや、しーっかりと「梨木ワールド」でありました。

* 2006年11月16日 Thu #176　船泊まりまで

★★▲☆☆
淡々と進む日常。中盤で、唐突に意外な事実が提示される。それから…。

* 2006年11月18日 Sat #177　ヨンエの誓い

ＮＨＫ地上波で放映されていた「チャングムの誓い」（原題は『大長吟』テ・ジャングム）が最終回でした。全部を見たわけではないですが、やっぱ、イ・ヨンエはいいなあと。
「チャングム」のヒットにあわせて、ＮＨＫが取材し日本のファンのために書かれた語りおろし。「チャングム」の撮影エピソード（あのカツラ(カチェというそうな)が大変に重いとか、ロケへ行くと「悪いところをさわってください」と言われた話などなど）や登場する共演者の方のエピソードが多いです。見終わった方はぜひどうぞ。
また、素顔の写真が多くてファンにはうれしいかぎり。やっぱり「酸素のような女優」でありますな。

なお、絶版になっていたイ・ヨンエファン必読（？）の、初のエッセイ集ですが、最近復刊されています。買い逃しのないように。↓

* 2006年11月19日 Sun 第三聖日

司会。

今年のアドベントは12月２日から。すなわち教会でのクリスマスの準備は２日からはじめるわけだが、それにしても街中の準備の早いこと！

* 2006年11月21日 Tue 大船駅　Ｄｉｌａ大船　クリスマスバージョン

　ブルー（２月２日オープン時）
グリーン（７月１９日第２期オープン時）
オレンジ（９月９日第３期オープン時）
と、色を変えてきた天井の飾りですが、今日からクリスマスバージョンになっていました。

クリスマスツリーと観音様というのもおもしろい。

* 2006年11月21日 Tue #178　潤一

★★☆☆☆
なんだかねえ

* 2006年11月23日 Thu がんばれ！銚子電鉄

はてブ経由で知るというのは情けない限りだが、銚子電鉄の窮状が話題になっている。
なんでも、車両の法定検査（車検のようなもの）の費用が足りずに、運行に支障が出る可能性があるというもの。
そのために、会社で製作している「ぬれ煎餅」を買ってほしいという告知ＨＰをだしたところ、注文が殺到しているという。

７月に初めて乗りに行ったのだが、古い電車がかなり揺れた。線路を見てみたらかなり曲がっている（＝トオリが狂っていると言いますね）。保線の費用がまかなえていないのだろうと推察していたが、さらに車両整備費用もママならない状況とは…

仮に「ぬれ煎餅」で一時的にしのげたとしても、この先も苦しい状況は続くだろう。
地方私鉄でも事故とかが相次いでいると、安全基準を引き上げる動きにもつながりかねない。そうなったらその費用が捻出できない時点で万事休すになってしまうかもしれない。

地方私鉄の経営に対して、なにかよい策はないものか。

(cache) asahi.com：「ぬれ煎餅買って」経営難の銚子電鉄がＳＯＳ - 社会
J-CAST ニュース : 「ぬれ煎餅買って」貧乏電鉄会社の悲痛
ITmedia News：ネットで「銚子電鉄を救え」名物「ぬれ煎餅」に注文殺到

* 2006年11月25日 Sat 銚子電鉄　その２

昨日の日記で安全基準について触れたのだが、それに符合するかのように関東運輸局から事業改善命令が出されてしまった。
むむー。この事態を予想したわけではないのだが。

(cache) NIKKEI NET：地域経済ニュース－関東運輸局が銚子電鉄に改善命令、まくら木の腐食などで
(cache) 千葉 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）－銚子電鉄に改善命令　通過中遮断機上がる　枕木腐食も

* 2006年11月25日 Sat #179　俺が黒字にしてみせる！

ユニ・チャーム、ＨＩＳを経て、田中康夫県知事時代に請われてしなの鉄道社長に就任し、同社を黒字に導く。
著者はその後、埼玉高速鉄道の社長としても辣腕を振るっていたようだが、今月、自民党からの推薦を受けて神奈川県知事選へ擁立が内定し、社長を辞任した。

ということで、時の人。
ざっと一読してわかるのは、確かに社長としては、会社という組織の上に立つにはよいかもしれないが、はたしてこのような手法で知事が務まるかどうか。あまりぱっとしない「県」の長として行政組織に新風を入れられるかもしれないが、自治体の意思決定は「長」ではなく、議会だからねえ。

＊しなの鉄道についてはこちらも参照

* 2006年11月25日 Sat 初歯医者

子どものころには行ったことあるはずなんだけれど、ぜんぜん覚えていないのです。
もともとぜんぜん虫歯が進まない性質なのですが、それでもじわじわと進行しているようなので、二十数年ぶりに歯医者へ行きました。

最近の歯医者ってすごいですね。

電動歯ブラシみたいな大きさの「デジカメ」があって、それで治療中の歯の写真を撮ってくれて。椅子の上にあるモニタに写して見せてくれるのですね。そのデジカメもコードレスなところがすごい。

あと、虫歯探知機みたいなの。超音波？で虫歯かどうかを探って、音と数値で教えてくれるようです。

一回目は前歯を少し削ってつめました。数回で完了予定。

ぜんぜん歯医者なんて知らないので、どこへ行ったらよいか迷いましたが、新しいところへ行けば設備が新しいことが期待できるのでよいかもしれませんね。

* 2006年11月26日 Sun 第四聖日

旧約聖書は「雅歌」に入った。

よく見るこの花。極楽鳥花（ゴクラクチョウカ）
ストレリチア・レギナエ
バショウ科

* 2006年11月27日 Mon #180　Ｉｎ・ｐｏｃｋｅｔ２００６年１１月号

一編だけしか読まなかったけれども。

* 2006年11月28日 Tue #181　埋み火

★★★☆☆
前作「鎮火報」につづく第二作。消防士を主人公にした小説は珍しい。

んー。なんかなあ。主人公できすぎ。あと、前作から続けて読まないと、思い出せないことがいくつか。

なお、前回も書いたが、キーワード：消防士　ジャンル：文芸で検索してみることができる。注）著者名：日明恩　著者ヨミ：タチモリ／メグミ