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| 2004年3月1日 Mon | 来るべき日に備えて |
 すでに茗荷谷駅は「書替中」になってしまったので、御茶ノ水駅を。とはいえ、こちらもすでに「書替中」。確か、以前は、白地に青のＳマークだったと思ったのだが…。すでに下には新しいマークが用意されている。あと１ヶ月。 |
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| 2004年3月1日 Mon | #034 鎮火報 |
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★★★☆☆ 消防士のはなし。 どうでもいいが、小説にも「よみものキーワード」なんてのがあったらどうだろう？ というのは、弊社の児童書にはそういったＤＢがあって、それで検索できるツール類を提供していたりすることから、類推してみるのだが。 ある特定の分野とか職業に関して、一般的な書物を読むよりも、こうしてよく取材された小説を読んだほうがよく分かったり、知ったりすることも多い。 なんて考えてみたが、現状でも、内容紹介とかがあるし、ある程度は可能かな… と思ってやってみたら、出てきちゃった。すげえかも。 キーワード：消防士 ジャンル：文芸 で検索 鎮火報 Ｆｉｒｅ’ｓ ｏｕｔ 日明 恩著 講談社 2003.1 注）著者ヨミ：タチモリ／メグミ |
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| 2004年3月2日 Tue | 「鉄」のささやかな妄想と仮説 |
 写真は、先月中旬から、大船駅７番線（＝横須賀線下り逗子方面）ホームに設置された新しい信号灯である。これを最初に見た時、私は一瞬考えた後、 「３月１３日のダイヤ改正から、湘南新宿ラインの国府津行きは７番線に止まるようになるのではないか」 と思った。 最近、ずいぶんと「鉄」分が薄くなってきた私だが、まだ多少なりとも残ってるなあ自覚したので、以下、この仮説を思い当たった理由を書いてみて、「鉄」が普段何を見ているか、ということを紹介しようとおもう。 なお、この仮説が当たっているかどうかは、今のところ、私にはすぐに分かる手段がないので、改正当日を待つしかないと思っている。（この仮説はみごとにハズレました。馬鹿かオレは…12日追記） 写真の信号灯は、駅を出発する信号機が青を現示しているかどうかを示すもの （「出発反応標識」という名前だったのか…。ずっと「出発合図灯」だと思ってた…。） だ。駅停車中には、運転士は前方の出発信号が見えるが、車掌も駅員も（普通は列車の陰に隠れて）出発信号は見えない。そのため、この合図灯（標識）を見て、発車できる状態になっているかを把握し、ベルを鳴らしたり、ドアを閉めたりする。どの駅のどのホームにもあるが、普通は、１つだけの丸い表示灯があるだけだが、このホームには写真のように２つ掲げられるようになった。 この「須」と「東」の意味は、色からしても言うまでもなく「横須賀線」と「東海道線」を示している。では、このホームから「東海道線」への出発を合図するということは、どういうことか？ というのが想像その１。 すでに私は、大船駅の横須賀線のホームから、東海道線下りへつながる線路があることを「知って」いる。横須賀線下りの線路は、左にカーブするが、そのまままっすぐ行き、横須賀線上りの線路をくぐってだいぶ先まで行き、大船電車区（今は、鎌倉総合車両所というんだっけ）の手前あたりで、東海道線下りに合流する線路だ。  (どこかから線路の配線図にリンクしようと思ったが、見つからないので、手許の資料から作成した配線図。まだ書き途中です) めったに電車の走ることのない線路だが、かつて臨時電車が走ったことがあり、それに乗ったこともあったか。そんなめったに使われない線路の為に、合図灯が新設された…ということは、この線路を常用する列車が出来るということに他ならない、だろうと想像する。さて、それはどんな列車か？ というのが想像その２。 で、まっさきに思いついたのが、湘南新宿ライン。 ご存知のとおり、東海道線へ直通する湘南新宿ラインは、大崎から（正確には、西大井駅手前の旧蛇窪信号所のポイントから）横須賀線の線路を下ってきて、横浜駅も１０番線（横須賀線）のホームに入る。そしてそのまま、保土ヶ谷・東戸塚の横須賀線のホームを通過し、戸塚駅も４番線（横須賀線）に入る。戸塚のホームを出たところにある、亘り線（ポイント）で、すぐ右に走る東海道線の線路に入り、大船駅は３〜４番線の東海道線のホームに到着する。 もし、大船駅の横須賀線ホームから、東海道線下りへ入れる線路が常用されるとするならば、戸塚駅先で転線する必要がなくなる。 このメリットはなんであろうか？ 想像するに、湘南新宿ラインの東海道線直通列車は、この転線の必要から、直後を走る東海道線は間隔をあける必要がある。仮に、後続の列車が大船まで間隔を詰めて走ることが出来れば、大船では待避線もあることだし、それなりに余裕が生まれるだろう。 ここまで書いてきて、ホントかどうか疑わしくなってきた。改正時刻表を見ても、それらしい時間変更が見つからないし…。 はたして、この合図灯。なんのための設置だったのだろうか…。１３日が待ち遠しい。 ＊ ＊ ＊ それはそうと、大船駅の北口設置工事がいよいよ本格化。乗り換え階段を拡張して、外へ出られるようになる模様。さらに、現改札と、乗り換え階段を中でつなぐらしい。うほー ＊ ＊ ＊ ついでに。 横須賀線の品川〜錦糸町間が、１日から、ＡＴＳ化された。確かこの区間は開業当初からＡＴＣだったはず。ＡＴＣは車内信号（線路から信号情報を受信して、運転台の速度メータに信号が表示される）だから、ＡＴＳより進んだ設備だったはずなのだが、それよりも最近のＡＴＳの方が速度向上に寄与するとは。 今まで、真っ暗闇だったはずの地下区間に、信号が設置されたというのも、なかなか不思議な光景だ。 |
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| 2004年3月3日 Wed | #035 ＬＯＶＥＲＳ |
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ひまつぶし。 ＬＯＶＥＲＳ 恋愛アンソロジー (祥伝社文庫) 安達 千夏〔ほか〕著 2003.9 |
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| 2004年3月4日 Thu | #036 Ｃｕｒｔａｉｎ |
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★★★☆☆ Ｃｕｒｔａｉｎ 谷村 志穂著 実業之日本社 2003.10 |
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| 2004年3月5日 Fri | #037 やまない雨はない |
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ＮＨＫのお天気解説委員だった方。 やまない雨はない 妻の死、うつ病、それから… (文春文庫) 倉嶋 厚著 2004.2 |
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| 2004年3月6日 Sat | #038 エンジェルエンジェルエンジェル |
| エンジェルエンジェルエンジェル (新潮文庫) 梨木 香歩著 2004.3 | |
| 2004年3月7日 Sun | #039 女性のための運転術 |
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母親のために、予約待ちして借出。 女性のための運転術 決定版 徳大寺 有恒著 草思社 2003.10 |
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| 2004年3月8日 Mon | テキスト キター |
  第四種郵便小包２包で、11科目のテキストと学習手引冊子が到着！ でも、今晩は飲んでしまっているので、ちゃんと見るのはまた明日。 |
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| 2004年3月8日 Mon | #040 家守綺譚 |
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★★★☆☆ トトロの家。もののけ。梨木ワールド。いいんじゃない。 家守綺譚 梨木 香歩著 新潮社 2004.1 |
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| 2004年3月9日 Tue | これから |
 いよいよ、大船駅北口改札工事開始。乗り換え階段からまっすぐ手前に降りる形で、出口が出来る。そのため、おそらく架線柱の撤去から。ついでに、現コンコースと乗り換え階段との間も結ばれることから、写真左側にある砂押川にも仮設の工事橋が掛けられている。工事用出入り口は最後までこのままと思われるので、このアングルから定点観測できるかもしれない。 |
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| 2004年3月9日 Tue | ホームにて |
 唐突に。夕刊紙のビラを目にして、しばらく売店前で立ち尽くす。悲しいというのでもなくて、やりきれないというのでもなくて。なんというか。 一瞬にして当時のことを思い出した。そう、はじめて声を聞いたときのことを、はじめて口から食物を入れられた日のことを。そして、そのときには回復の喜びなどは微塵も感じられず、これから先の不安だけしか感じていなかったことを。その時の感情が一気に沸き戻ってきて、しばらく動けなかった。 さらに、あれからもう２年が過ぎようとしていることに気づいた。その時間の流れに呆然とした。 |
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| 2004年3月12日 Fri | #041 最相葉月のさいとび |
| 最相葉月のさいとび 最相 葉月著 筑摩書房 2003.12 | |
| 2004年3月12日 Fri | わたくしウソをついておりました |
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やはり、というか、案の定というか。 先日の日記で大船駅横須賀線７番線ホームに、湘南新宿ライン国府津行きが止まるのか、という予想を書いたが、大嘘でした。そんなことは、どこにも掲示してありませんでした。 明日１３日よりダイヤ改正。しかし、東海道線・横須賀線・湘南新宿ラインの時刻変更は、ごくわずかなものにとどまっている。 ん〜。じゃあ、あの出発合図灯は、どの列車のためなのだ？？？ ＊ ＊ ＊ 大船駅北口改札工事は着々と進行中。今日から乗り換え階段の一部が閉鎖。ホーム下を流れる砂押川の川底に、鉄板が敷くれているのには気づいたが、そこを工事関係者が 歩いて！ いた。どうやら、川をくぐって資材を搬入するようだ。すげー |
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| 2004年3月12日 Fri | 今月のレクリエーション |
 今月は、陶芸教室だったもよう。水曜と土曜は以前から老健へデイケアに行っているが、最近は、加えて金曜日に地域ケアプラザへデイサービスへ通っている。その地域ケアプラザでは、老人のためのパソコン教室を開催していて、なんと、ビルダーでホームページを作成したりするそうな！。 そのパソコン教室だけへ通わせるのは大変なので、デイサービスへ通えば、送迎＋食事付きというわけだ。 |
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| 2004年3月15日 Mon | #042 ゴミの定理 |
| ゴミの定理 (講談社文庫) 清水 義範〔著〕 2004.2 | |
| 2004年3月15日 Mon | 免許１０年 |
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今日で、普通自動車運転免許取得からまる１０年。 ぶつけたことやぶつけられたことはあったにせよ、無事故・無違反。 まあ、実際に運転し始めたのは４年前（00年12月から）だから、たいそうなことはいえないが。 １０年は早いなあ。 |
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| 2004年3月16日 Tue | 変わること |
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２層で作られたベイブリッジの下部が、一般道路（国道３５７号線）として、４月２４日に開通 神奈川新聞 ３月15日付 横浜国道事務所のプレスリリース（PDF） 赤レンガパークに桟橋「ピア赤レンガ」が完成して、３月２３日よりシーバスが発着 神奈川新聞 ３月12日付 シーバス・マリンルージュ運行の ポートサービス（新時刻表は未） 横浜 さくらの開花状況 横浜市緑政局のページ （携帯版） |
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| 2004年3月18日 Thu | サクラサク |
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東京・横浜で、観測史上２番目に早い開花。 サクラ（ソメイヨシノ）の開花について − 横浜地方気象台− 観測史上最も早かったのは、2002年の３月１５日。あの２年前の桜がそうだ。 |
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| 2004年3月19日 Fri | １分咲き |
 開花宣言の日は、昼から雨。夜半から急速に気温が下がる。翌朝の教育の森公園は、１分咲き。 |
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| 2004年3月19日 Fri | 深夜の駐車場にて |
 金曜夜。某駅裏手、首都高高架下のパーキング内で、テールを滑らせて走る車が４台。ヒュイーンヒューンと軽快な音を立てて走り回る車たち。自分は見ているだけだが、最近はこんな遊びが流行っている。 １０分の１スケールのラジコンカーが、ドリフトしているのだ。 |
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| 2004年3月21日 Sun | 学習開始！？ |
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司書資格を取得するには、図書館法(施行規則)で定められた１５科目２３単位の科目を履修する必要がある。 私の学ぶ学校での科目と単位は以下のとおり。 ・生涯学習概論（２） ・図書館概論 （２） ・図書館経営論（１） ・図書館サービス論（２） ・情報サービス概説（２） ・レファレンスサービス演習（１：スクーリング） ・情報検索演習（１：スクーリング） ・図書館資料論（２） ・専門資料論 （１） ・資料組織概説（２） ・資料組織演習T（１：スクーリング） ・資料組織演習U（１：スクーリング） ・児童サービス論（２） ・図書及び図書館史（１） ・視聴覚教育メディア論（２） 年８回の試験の前までに、１単位あたり１通のレポートを送付することによって、試験の受験資格が生まれる。レポートの合格と筆記試験の合格をあわせて、当該科目を単位を取得したことになる。 ただし、スクーリング科目は、通学しなければならない。 すでにテキストも来ているので、とりあえず、１回目の試験は、生涯学習概論と資料組織概説からはじめてみよう。 |
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| 2004年3月24日 Wed | ２周年の日 |
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お祝いでもなんでもないが、あの日から、今日で２年。 （書くべきことはいろいろあるが、 |
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| 2004年3月25日 Thu | 花は咲けども、雨ばかり |
 せっかく桜が咲いたのに、雪さえもまじる雨の日ばかり。咲いた桜もこの世の天気を恨んでいるに違いない。この時期、各地の庭園で、観桜会とかライトアップとかが催されている。 横浜の三溪園では予定を２日繰り上げて、２４日から「観桜の夕べ」。普段は１７時までだが、４月４日までは開園時間を夜８時３０分まで延長して開催とのこと。土日は根岸駅から無料バスも運行とか。 http://www.sankeien.or.jp/ |
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| 2004年3月27日 Sat | まだ花見には遠いか |
 ４月１日から一週間、県立図書館（紅葉坂）が休館してしまうので、そのまえにと赴く。そばの掃部山（かもんやま）公園の桜は、まだ一部の木しか咲いていない。今週末が見ごろかと思いきや、来週末でも充分そう。
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| 2004年3月28日 Sun | お墓参り |
| ２年ぶりに、上野・谷中へ行ってきました。２年前と同様、別ページにしました。 | |
| 2004年3月30日 Tue | ハナノイノチハミジカクテ |
 週末より数日遅れで満開。教育の森公園。おそらく夜からの風雨で散ってしまうに違いない。あまりにも短い今年の桜。 なお、日曜夜に見たところ、鎌倉の壇葛はまだ咲いていない木があるほど。 |
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| 2004年3月30日 Tue | #043 不自由な心 |
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不自由な心 白石 一文著 角川書店 2001.1 ある人が言った。 「本を読むことは、偉くもなんともない。ただ、それしかできないから本を読むのだ」と。 この数日、本を読むということは、いったいどういうことだろうかと考えさせられている。 （ここではフィクション、つまり他人の拵えた物語を消費するという行動についてだけ考えている。） ただただ本を読む。毎日本を読む。それはそれは、ただただ流れる川のごとく目の前を過ぎていく、単に「消費」しているに過ぎないとすら思われる。 でもしかし、ほんのわずかでも、何かが自分の中に残るだろう。ほんの微量の「何か」でさえ、時が過ぎれば蓄積する。その手に、というか腹に溜まったものはなんだろうか。 この１冊の本を読んで、確かにこの手に何かが残った。しかし、どんな言葉をもってしても、それを的確に表現しきれないと感じ、口をつぐんでしまう。 ここから３つのことを思う。 １）本を読んでためるだけためて、それを表現する力を培ってこなかったということなら、わたくしはなんと愚かしいことか ２）そうではなく、本を読む人一般が、たくさん本を読んでそれを自ら抱えたままというのならば、本を読むという行為そのものが愚かしく思える ３）いやちがう。本を読むということは、言葉では表現できない種類の得るものがあるのだ、ということならば、それこそが本を読むという行為の意味だろうか。 |
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| 2004年3月30日 Tue | 雑感 |
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春。新しい学校に通う人。仕事を辞める人。仕事を変わる人。仕事が変わる人。異動になる人。引越していく人。引越してくる人。新しくこの電車に乗ることになった人。もうこの電車には乗らない人。時刻が変わる電車。色が変わる電車。名前が変わる駅。名前が変わる路線。名前が変わる会社。ひとつの年度が終わり、ひとつの年度が始まる。桜の咲くこの頃、そうした変化がおこるのは、この国特有の事象ではありますな。 加えて。なくなる市。なくなる町。なくなる村。新しくできる市。新しくできる町。おおきくなる市。そんなのも多いこの４月。 …と詩文調で調子に乗っていたら、ホントウになくなってしまう会社が…。調子にのりすぎました。反省。 （31日追記） ＊ ＊ ＊ 自分のメールアドレス宛ではないが、管理しているサイトの管理者あてに、大量のウイルスメールが届く。29日深夜からこの２４時間で３０通を超える！ 最近のウイルスは発信元詐称なので、どこから来たかは分からず、つまり、なすすべはなく、粛々と削除するのみ。くれぐれもご注意を。 |
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| 2004年3月31日 Wed | 本を読む人（承前） |
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昨日の日記を読んでいただいた方から、思いがけずメールをいただいた。感謝です。 結局のところ、まず、本を読む人とそうでない人との、思考モデルのミスマッチが存在することは、明らかだろう。 本を読む人＝本を読むことなど、偉いことでもなんでもない、と思っている。 本を読む人でない人＝本を読む人は偉い、と思っている。 この「本を読む」というところを「音楽を聴く」とか「映画を見る」に置き換えてみると、このミスマッチは、「本を読む人」にまつわる固有のものだということが明らかだ。 さて。ここから導き出される展開は２つ １）そりゃ確かに昔は本を読むことが偉かったかもしれないが、この時代ではそれは 幻想 にすぎなくて、いまだにその幻想に振り回されている。 ２）そうはいっても、本を読む人でない人が、本を読む人を見て、なにがしかの偉さみたいなものを感じることはある。とするならば、本を読む人が身につけている「何か」が実際に存在し、その「何か」は本人が自覚すらできないほど、言葉で表現し得ないもの、である。 どちらの立場をとろうか。 （こうした二項対立を立てて、その中庸を選択するというのが、私の思考の常であることは、すでにばれてしまっているに違いないが。） たとえば、１月６日の日記に書いたように、そうした「何か」の価値は存在するとする。で、その価値を推し量れないものか。 その価値を過大に評価すると…図書館の目録のための目録という現象が生まれてしまうように思う。 逆に、過小に評価すると…司書なんて、レファレンスなんて、いらないじゃんという傾向が生まれるように思う。 この論理に飛躍がありますかどうか。 |
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