Guro's Diary

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* 2005年7月1日 Fri	桔梗

* 2005年7月1日 Fri	#080　ウェルカム・ホーム！
★★★★☆ この作家、こうして独白形式が上手だったなあ、と思う。毎日忙しくしていて、とても自分の気持ちを書いたりできないような、そんな人の気持ちをよく描く。それがするすると諒解できる文体というのは、簡単なようでなかなか書けるものではない。また、そうした独白も、けっして狭い視野でなく、「周りから見たら～だろう」とか、「自分だけではない～」とか、客観的な面も持ち合わせていて、それだけで主人公に共感しやすくなる。そんな主人公の気持ちになりきったところで、物語が進む。そりゃ当然、ほろりと来る。この作家、こういう本が上手だよなあ、と思う。生前に出版された最後の本。この作家の作品は、もう二度と、読めない。

* 2005年7月2日 Sat	#081　もぐらの履歴書
★★★☆☆ 文芸社刊。すなわち、自費出版を意味する。おそらくは、あまり書店には出ないものと思われる。こうした自分史系の本は、えてして文章も練られていなく、読みにくいものばかりであるが、本書は意外にも（失礼）なかなか読ませる文体となっている。営団の全身東京地下鉄道の運転士から、運転指令長までになった著者の自分史。すなわち、営団発展の歴史でもある。６０年安保、新田次郎事件、、さまざまな昭和の歴史が詰まっている。地下鉄の話としても、初めて知ることが多かった。あまり流通していないと思われるので、当然、横浜市の図書館にはない。が、弊社で在庫扱いになったので、図書館向けカタログに掲載。図書館で予約したら藤沢市から借りてこられてしまう。。。 NDC：289.1 個人伝記（自伝）

* 2005年7月2日 Sat	タイムズだらけ
大船駅から歩いて帰ってくると、繁華街を抜けてくるわけだが、夜中に黄色く光る「Times」の看板を多く目にする。一つには「タイムズ大船第１８」などと書いてあるのを見て、そんなに数があるのか！と驚く次第。では、レイによって、レイのごとく、地図に落としてみよう。わー、こんなにあるんだなあ。

* 2005年7月3日 Sun	紫君子蘭と百合車
水色：アガパンサス（紫君子蘭）　赤色：グロリオサ（百合車）　だと思う。お花屋さんで買ってきて、礼拝前に生けられる。買ってこられた方も名前を知って買うわけではない。写真から、花の名を特定するのは容易ではないが、そこはネットのチカラ。

* 2005年7月3日 Sun	車検後（その２）
車検から引き取ってすぐ翌日に、新しい車検証とステッカー（検査標章）が送られてきた。なかなか張り替えられずに、今日ようやく張り替えた。車検前（再掲）保安基準適合標章車検後新しいステッカーは、なんだか不思議。台紙には、上下２枚貼りついている。上側が大きめで透明＋数字が印字されている。下側が一回り小さく水色で地紋しかない。まず、下側の台紙を真ん中で折り、はがれた上半分を上のシールに合わせるように貼る。すると上下２枚があわさって１枚のステッカーになる。上側の台紙をはがして、ガラスに貼る。外から見ると、ちゃんと水色の枠に数字が書いてある。というもの。（この説明で分かるだろうか？）

* 2005年7月4日 Mon	#082 部下力
★★▲☆☆ コーチングの人の書いた本。ふつうコーチングといえば、いかに気持ちよく部下に仕事をさせるかというテクニックをさすが、そうしたコーチングのトレーナーが、「上司が部下をコーチングするのも大事だが、部下が上司をコーチングするほうがもっと大事だ」と気付いて書いた、世界で始めて（？）の部下のためのコーチングの話。でも、その発見に重点がおかれすぎて、いかに部下の力が大事かが多くなりすぎ。もっと実践がなければ。コーチングが上手な人も、プレゼンは上手ではないということか。そうは言っても、私も部下であることには違いなく。

* 2005年7月4日 Mon	階段封鎖～撤去
大船駅の北口建設工事が佳境に入っている。北口は現在の乗換階段を生かして作られるが、階段自体は撤去され、橋だけが新しいコンコースの一部として利用される。すでに、乗換階段の片側の階段は撤去されたが、この月曜日朝から残っていた階段も封鎖され、順次撤去される。毎日のように昇った階段。もう、あの階段を昇ることはない。現在の橋上駅舎とこの乗換階段の橋部分までがつながって、広く一体化されたコンコースとなるが、すでに完成している一部分だけが、新しい乗換階段として替わりに利用できるようになった。また、改札口正面の不二家・DPEスタンド・駅弁屋も、この週のうちに撤去され、やがては壁がぶちぬかれるのだろう。（写真：７日撮影）

* 2005年7月6日 Wed	#083 ＢＧ、あるいは死せるカイニス
★★★☆☆ 生まれ来る人間はすべて女。一部の者だけが男性化する。そんな異世界を舞台にしたミステリ。構成そのものが鍵となる。こうした着想がものすごいと思った。

* 2005年7月7日 Thu	七夕
歩道橋の向こうに、七夕飾りが小さく見える。塀のむこうは、小学部の校舎なのだろう。

* 2005年7月9日 Sat	#084 人間は考えるＦになる
土屋賢二と森博嗣の対談集。In・Pocketで読んだな。書き下ろしの小説がそれぞれ１編ずつ。やはり、森博嗣が小説家。

* 2005年7月9日 Sat	#085-086 飛行少女（上・下）
★★★☆☆ 諸般の事情（大人の事情ともいう）により、図書館で午前中を過ごす。こんなときこそ、と、「あ」の棚からゆっくりと見ていく。お。上下巻そろってカラフルな背が見える。手に取ったが最後。ノンストップではあるが、上下巻はやりすぎだろう。書き下ろし。「パラサイト・イブ」などを連想されたし

* 2005年7月9日 Sat	#087 疾走
★★★☆☆ ベストセラーでなかったか。２年ぶりで棚落ち。文庫がでたばかりだからか。ほんとうに、読みすぎはカラダに毒。

* 2005年7月10日 Sun	トルコ桔梗
トルコ桔梗、でよかんべ。

* 2005年7月10日 Sun	据付不良
ショックを交換（5/28）してからか、はてまた車検（6/19）から帰ってきてからか。リアから「カタカタ」と異音がする。なんだか部品が外れてぶらぶらゆれているかのごとく。ショックを交換しがたサスはそのままなので、バネがあたるようになってしまうのか。しかし、音がひどい。どうするすべもなく、とりあえず、ショックを交換した某カー用品店へ赴いた。「異音がするんですが…」と相談すると、とりあえず診てくれるとのこと。十数分待たされた後（このミセでは待つ間ＰＨＳを貸してくれるのだ）、整備士の方が来て「車を走らせてください。私後ろに乗りますから」と。駐車場では分からないだろうと、ミセを出て一周。段差を乗り上げたりすると、カタカタ…。音を聞いて整備士の方は「確かに異音がします。据付時のミスと思われます。すぐに調整しますので…」と平身低頭。もう閉店間際だったので、修理は明日。整備士の方の運転により自宅まで送っていただき、そのまま車は持ち去られていきました。相談してみてよかった。

* 2005年7月11日 Mon	#088　大人が立ちどまらなければ
★★★★☆ 書名から、あるいは前段からは、子どもの教育について～かと思われるが、さにあらず。我ら大人がどう生きるかという点が中心。スクールカウンセラーが書いているので、それなりに耳にしたことのある言葉ばかりだが、こうして集められたときに腑に落ちるということもある。数節引いておく。自分とつきあう時間を作り出すためには、「活動の範囲を狭くする」、「人との関わりを少なくする」、「情報をできるだけ取り入れない」など、生き方の大幅な変更が求められます。(p.8 まえがき) 子どもが親の言いつけを守ったり、社会のルールを身につけていくのは、けっしてしめつけの効果ではありません。それ以前に、子どもの中に「誇り」が内在していて、外からの働きかけがこれを刺激して呼応してはじめて…（p.24）欲望は頭を肥大化できても、身体は肥大化できないのです。（中略）　身体が悲鳴を上げるとき、たいていは身体の声のほうが正しいのです。（pp.62-63）思索は、外的には立ち止まり、内的に深く沈潜することでしか生まれません。そのためには家庭が安心して立ち止まれる空間であることが求められます。(p.151)

* 2005年7月11日 Mon	トラックボール
最近、右の肩が痛い。肩こりとはまた違って、なんかマウスを使っているときとか、違和感というか重たい感じがつきない。それと重なるように、家のマウスの左ボタンが死んできた。いつもと同じようにクリックしても３回に１回くらいしか反応しない。つい力が入る。肩にも力が入る。。。。こりゃいかん。もっと手に腕にやさしいマウスはないのか！。ここはいっそ、トラックボールなどを試してみようか。や、家はトラックボール、会社はマウス、ではなかなか慣れることはできまい。さてはて。。マウス売り場でほんの数十秒迷っただけで、親指形のトラックボールを掴んでレジへ。これなら人差し指でクリックは変わらないし。（家に帰って使ってみる）ん～。衝動的に買うのではなかったか。やっぱりＭＳ製品はタコ？　この製品がアウト？

* 2005年7月12日 Tue	#089　人生のちょっとした難問
★★★★☆ 小浜逸郎氏の近著。ワタシ的には、ここ２～３年の小浜先生の新書の中で、ベスト１だと思う。ちょっとならべてみっか。って、すげーあんなー。あと、関係なさそうで、関係ありそうな本を紹介。本は読んでないケドmixiで読んだ。

* 2005年7月12日 Tue	#090　さよならの代わりに
★★▲☆☆ １年ぶりで棚落ち。やっと読めた。けっこう厚い。読み終わってからハタと気付く。最大の謎が、解けていないんですけど。。あれ？それって、読んでたらふつう分かるもの？　ワタシはミステリ読みではないので、ぜんぜん分かりません(ーー;)

* 2005年7月12日 Tue	走行会♪
８月１１日の、われらがd-tribeの走行会へ参加決定！　場所は富士宮白糸サーキット　だそうです。直リンクははずかしいので、こんなかんじで。ttp://dtribe.nomaki.jp/

* 2005年7月13日 Wed	濡れ衣
車の不具合が直ったと連絡があったので、がんばって引き取りに行く。車でいつも行くところは、電車でいつも行くところではない。ショックをバラして点検したところ、ショックの据付自体には問題がなく、スタビライザーの右のナットが緩んでいたとのこと。異音の正体はおそらくそれだろうとのこと。ん～。ショック交換は濡れ衣でした。無償で点検調整していただいて、ほんとうに申し訳ないことでした。某カー用品チェーン店の横浜港南店の方、ありがとうございました。＊ということは？車検前整備でブーツ交換したとき？　ディーラー？

* 2005年7月14日 Thu	#091　子どもがニートになったなら
なんだか最近、こういうテーマの本をみると衝動的に手にとっちゃうんだよなあ。なんで読んだのって聞かれると、自分がこうした問題に関わりがあるとも思えない。おそらくは、「今」の社会をどうやって諒解しようかという私なりの試みとして、（この本に限らず）こうした本を手にするのだろう。関連するかしないかわからないけれど

* 2005年7月15日 Fri	#092　水の迷宮
★★★★☆ 水族館が舞台。なかなかよかった。でも、こんなアタマのいいひとばかりが、周りに何人もいたら、そんな組織やだなー

* 2005年7月15日 Fri	#093　塩の街
借りてみたら、こんな文庫だった、というだけ。この著者がにおう（＝よい作品を書いているのではないかと根拠なく憶測している）。

* 2005年7月16日 Sat	ＯＢ会
兼教授昇進パーティー。４～５年ぶりに恩師にお会いする。ビールばかりたらふく飲みまくる。

* 2005年7月17日 Sun	ヒメヒオウギズイセン
母親が一目見て教えてくれた。

* 2005年7月19日 Tue	むくげ
この時期よく見るこの花が、むくげだとは知らなかった。

* 2005年7月20日 Wed	#094　海馬
出た時に読もう読もうと思って忘れてた。文庫化。読んでいるそばから、頭の中がじわじわとしてくる。このままではやばい。なにかしなきゃ。という気にさせられる。

* 2005年7月21日 Thu	#095　神様からひと言
★▲☆☆☆ 最近の著が話題というか「ニオウ」ので、同著者をつかんでみた。が、しかし、だめだった。長すぎる。その割りに最後の展開が甘い。描写力もあり、また、最後まで引き付ける力はある。

* 2005年7月22日 Fri	#096　逆風の街
まあまあ。どうでもいいが、横浜の中心部から茅ヶ崎へ行くのに、高速を使って環状４号を原宿で曲がるとあるが、ふつー新道使わねーか？

* 2005年7月23日 Sat	#097　秋の花火
★★★☆☆ あの「カノン」のような音楽系をもう一度、と思わせる。

* 2005年7月25日 Mon	会員種別変更
@niftyが、いよいよ来年３月でワープロ・パソコン通信サービス終了となるのだが、それにともなって、旧会員種別は段階的に新会員種別に変更されることになった。私に通知されたのは８月１８日午前６時とのこと。これまで、メールが自動的に消去されるのが便利で旧会員のママで来たのだが、新会員種別だと「迷惑メールフィルタ」が無料だったりWebメールが便利だったりする。強制的に移行されるのなら、早いうちに切り替えようと、ボタンをポチッと押した。 95年５月の入会からすでに10年以上経過したが、これで（何年も使っていないが）、私の中でパソコン通信が終わったことになる。

* 2005年7月25日 Mon	#098　花の下にて春死なむ
★★▲☆☆ 文庫再読。故あって買ったので、読み直してみたのだが。あれ。どの短編もなんだか尻すぼみな感じがする。こんなんだっけ。第２作以降の印象と勘違いしているのかなあ。

* 2005年7月27日 Wed	#099　しかたのない水
★★☆☆☆ 確かに「ニオった」はずなのに。借りてみれば、予約から４ヶ月も待った計算に。だけど読んでみたら、いまいちどころかいまに。ハナが悪くなったのか。やっぱり、鮮度がおちたんだろうな。

* 2005年7月27日 Wed	ひさしぶりに
レイのところに参集。

* 2005年7月28日 Thu	#100　平成の市町村合併早わかりＭＡＰ
前に買った合併地図は、その当時（といっても３月だけど）に告示済みの分だけが載っている。すなわち、その後の告示分が載っていない。ということで、別な地図を買ってみた。これで最後、になればいいけれど…

* 2005年7月30日 Sat	#101　生まれる地名、消える地名
「田村市」という市があるらしい。もうすでに。それって何県？だいたい市の名前を聞けば、どの県かは分からなくとも、東北か九州かおおまかな見当がついたものだ。だが、合併でボコボコ市ができてしまうと、もうわからない。ということで、おなじみの、今尾本。南アルプス市とか、いちき串木野市とか、桜川市とか。地名と全く関係のないのがさくら市。でも、（現時点での）ワーストワンはつくばみらい市じゃないか？

* 2005年7月31日 Sun	第５聖日

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Akiary v.0.51 改