1月の読書メーター
読んだ本の数：6
読んだページ数：1831
ナイス数：8

平田篤胤: 交響する死者・生者・神々 (平凡社新書)の感想
★★★▲☆ 母方の亡祖父からのファミリーヒストリーを追ってる過程で、戦前の神田明神社祠だった平田家と、なにがしかの関係がありそうになってきてる。歴史上の人物としてしか知らない平田篤胤に関して、近著が目に付いたので慌てて手に取ってみる。国学者、というけれど、ある種の哲学者宗教者。近くにいたということは、何らかの薫陶を受けていたに違いないと、思わなくもない。
読了日：01月30日 著者：吉田 麻子
横濱王の感想
★★★★☆ 原三渓の、よく聞かれたエピソードも、そうでないエピソードも、てんこ盛り。徹頭徹尾、原三渓を聖人のように書ききる感じが好ましい。横浜の震災復興の最大の恩人なんだけど、まだまだその点の評価は顧みられてない感じはあるよな。三渓園もすごいんだけれど、それにとどまらない原三渓。
読了日：01月26日 著者：永井 紗耶子
波形の声 (文芸書)の感想
★★★☆☆ 短編でもあり、話題作よりも、こっちのほうがミステリの粒が効いてて良い感じ。でも。警察とか役所とかの職場環境に、心底ゾッとする場面もあり。そういう環境の職場はソラ恐ろしい。
読了日：01月17日 著者：長岡 弘樹
天涯の砦 (ハヤカワ文庫JA)の感想
★★★☆☆ 10年ぶりぐらいの再読だった。SFでしか書けないエートスがある。
読了日：01月15日 著者：小川 一水
東京β: 更新され続ける都市の物語 (単行本)の感想
★★★★☆ 古今の小説・コミック・テレビドラマ・映画などの作品を数多く取り上げて並べ、さまざまな切口で東京の都市論と時代変化をあぶり出してゆく。作品を通しての都市論は他にもありそうだが、これは群を抜いて的を射ている感じがする。速水さんて都市論も書かれるのか。
読了日：01月12日 著者：速水 健朗
数字の国のミステリーの感想
★★★☆☆ さまざまな数学理論が、生活的な側面を持って描かれる。
読了日：01月09日 著者：マーカス デュ・ソートイ

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