壇の上にのみ春来たり。

今年2010年は２月１７日に灰の水曜日を迎えた。この日から受難節（レント）が始まる。イースター（復活祭）は４月４日。

今日のお話しから。
知ることと信じることは違う。聖書の教えを知識として学ぶことと、信仰を持つことは全く異なること。しかし、知ることなくして信じることはむずかしい。というはなし。

教職の定年を迎えられたS牧師。牧師の話はいつも「深遠」だ。みみざわりは良くないし、わかりいいことばかりではない。しかし、だからこそ、今日のみことばとして、今日の私に（隣の人とも、先週の私とも違う）今日の私に、響くものがあるのである。
毎週毎週、こうした深遠な話をされるのは、（それが牧師とはいえ）とても難しいものである。これまでの様々な経験を踏まえつつ、そしてこれから年齢を重ねられることを思うと、この今が、S牧師の黄金期なのかもしれない。などと、僭越至極ながら思ったりもする。