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| 2003年10月1日 Wed | #142 波のうえの魔術師 |
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メジャーな作品でもなく、受賞作品でもないところから攻めるのは、単に、ヒネクレているからだが。 そうか。石田衣良って、こういう作家か。読めてよかった。 波のうえの魔術師 (文春文庫) 石田衣良著 2003.9 |
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| 2003年10月1日 Wed | #143 脳男 |
| 脳男 (講談社文庫) 首藤 瓜於〔著〕 2003.9 | |
| 2003年10月2日 Thu | #144 心洞 Ｏｐｅｎ ｓｅｓａｍｅ |
| 心洞 Ｏｐｅｎ ｓｅｓａｍｅ (Ｒ／ＥＶＯＬＵＴＩＯＮ ３ｒｄ ｍｉｓｓｉｏｎ) 五条 瑛著 双葉社 2003.6 | |
| 2003年10月4日 Sat | #145 舞姫通信 |
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★★★★☆ 舞姫通信 重松 清著 新潮社 １９９５．９ (新潮文庫) 1999.4 |
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| 2003年10月5日 Sun | #146 患者追放 |
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未了。全体の３分の１を読んだところで、思わず本を投げ出した。文章でなく、書かれている現実に嫌気がさした。 別に知らなかったことが書かれているわけでもなく、ただただ、現在の高齢者医療・介護・末期患者・云々の現状が書かれているだけである。 筆者はまあ、それなりの論者ではあるが、単なる市井の介護体験者が、いちおう現状を見て、制度も少し調べたという域を超えず、なにかの提言や提案や実行が含まれているわけではない。というか、現在の制度や施設の状況を前に、なにができるのだろうかという途方にくれている感だけが強い。 私が現在の介護保険制度を賞賛しているのは、患者の立場や生き方（死に方）なんてのは微塵も念頭になく、ただただ、介護保険制度がなければ、介護老人に介護者の人生を奪われてしまうという視点でしかない。 ではどんな生き方が望ましいのか。 さまざまな事象に対処するだけで精一杯だった時期を越えて、介護も生活になって安定していけば、そこから考えさせられる時間もうまれよう。もちろん、私の短い人生の中で経験してきたメソッドが生かせる分野でないことは十分承知で、あらたな問題解決の手法（というといかめしいが、要は考え方捕らえ方ということだが）が必要なことも気づいている。かといって、結局は、生きるということはどういうことか、という至極哲学的な問題に収斂していくのは自明だから、つきつめて考えれば納得が得られるとも思えない。 ここ数週間、自らの意欲というか覇気のレベルが異常に低下している。この週末も、あれやこれをしようと思い、思うだけでなにもしない。その原因とおぼわしきものはいくつも思いつくのだが、結局のところ、たいして手をくだしているわけでもないが、現状に目を覆う疲れた若者、ということか。 患者追放 行き場を失う老人たち 向井 承子著 筑摩書房 2003.8 |
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| 2003年10月6日 Mon | 患者追放 (承後) |
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いまさら書いてもしかたがないような気がするが、この本を通して見えてくるものはこうだ。 病院には９０日ルールという見えないルールがある。そう。老人が入院しても３ヶ月を目処に転院を余儀なくされるのだ。それはなぜか。それは、１病院に９０日以上継続していると、それ以降は保険点数が格段に下がるからである。ゆえに、病院側としては、９０日以上患者を入院させておくことが経営的に難しくなり、暗に転院を奨励されるというわけだ。 本書によれば、昨今の医療制度改革で、９０日ルールに加え、１８０日ルールも導入されたという。（どんなふうに制度が変わったかなんて、読む気もしなかったが） 医療技術が進んで、たとえばこれまでは即死であった病気でも一命を取り留めることができた。たとえば、大学病院で高度な医療を受けたにせよ、その後、毎日医療にかからなければ生きながらえないことになる。そうした人（多くは老人）の行き場がなくなっているのが、現在の医療の「制度」だということだ。 結局のところ、私たちは、社会全体としてどうするべきかという選択を余儀なくされているわけで、その選択肢とは、 ・どんな命も平等であるのだから、病に冒されていても取り留めた命は、医療保健でまかない、社会全体で面倒をみるべきだ。 ・そうはいっても、財源（＝つまりは社会全体の資産）には限りがあるのだから、守れない命もありうるのだ。 さて、どちらが選ぶべき選択しか。 大震災やサリン事件の時などで、いちどきに大量の患者が発生した場合、医療施設等の入り口で、救うべき命と救えない命とを判断する「トリアージ」というものが導入されてきている。タテマエでは、どんな患者も平等に病院に到着した順に治療すべきという風潮であった。しかし昨今では、ベッドや人工呼吸器などの施設にも医師や看護婦など人材も限りがあるのだから、その限られた資産を最大限に生かすには、患者をトリアージ（選別）する必要があるという考えが浸透してきたように思う。この傾向を賞賛するのであれば、おのずとコタエは見える。 どうころんだって、やはり、生きるべき人と、生かせざる人が存在する。では、その基準はなんであろうか。 （10月16日追記） |
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| 2003年10月6日 Mon | #147 事故係生稲昇太の多感 |
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乱歩賞後第一作というが、いまいち。事件につながりがあるわけでもなし。警察小説とはいえ、たんなる日記ではないか。小説なら、ミステリ的な要素が少しはなければ。 警察小説なら、横山秀夫とかが際立っているので、それと同じ調子ではあかん。 事故係生稲昇太の多感 首藤 瓜於著 講談社 2002.3 |
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| 2003年10月7日 Tue | 風邪ひいた |
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精神的に弱っているときにこそ、風邪を引くということを、身をもって体感。 会社を休んで、風邪を引くとは、ばかばかしい。 |
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| 2003年10月7日 Tue | #148 歓喜の歌 |
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よかった。まだ生きてた。 ひとときおかしな方向へ行ったような気がしていたが、最近は寡作ながらホネのある本を書くようになったと思う。 書き下ろし。だから、幻冬舎がえらいということでもあるな。 歓喜の歌 山川 健一著 幻冬舎 2003.3 |
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| 2003年10月8日 Wed | ホリデー快速ビューやまなし号 |
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i-mode用の湘南新宿ライン時刻表を作っていて、いまさらながらの発見があったのでメモ。 土休日 小田原７：０６発→大船７：４９→横浜８：０９→新宿行き。新宿着は８：４９の９番線。で、この電車が、ホリデー快速ビューやまなし号となって、９：０７発の小淵沢行きになる。甲府１１：１３→小淵沢１１：５７ 乗り換え不要なら「特急はまかいじ号」があるが、これの特急券不要な快速バージョンとして使えそうか。 （「はまかいじ」は横浜７：４６発松本行き。甲府は９：５７。小淵沢１０：２８。横浜は２０分ほど遅いが、到着は１時間半ほど遅くなる。） 車両は、いつもの２階建て２１５系。 問題は、新宿駅で「車内整備のため」とかなんとか言われて降ろされてしまう可能性があるかどうか。 それから、ホリデー快速には指定席ありのマーク付き。自由席もあるのだが、それが何号車かは（いまのところ調べてないので）わからない（うわさによると、４５がG車だが、６〜８が指定らしい。すなわち１〜３と９・１０が自由席となるが？）。グリーン車は全車指定。つまり、座ったままでいられても新宿からその席の指定券を持った人が乗ってくる可能性もある。 逆手にとって、新宿からの指定券を買っておいて（快速の指定席券はたかが５００円だし）、その席に大船や横浜から乗ったときに座ってしまうというのもありかと。 では、カエシはどうなのかと思って調べてみたが、茅野発１５：４４→新宿着１８：５３だが、その後いったん中野へ引き上げてまた戻ってくるものの、回送のママ国府津へ戻るらしい。残念。 ホントに新宿で降ろされたりしないのかなあ。 |
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| 2003年10月9日 Thu | #149 枝の折れた小さな樹 |
| 枝の折れた小さな樹 鈴木 光司著 新潮社 2002.2 | |
| 2003年10月10日 Fri | #150 団塊の世代とは何だったのか |
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本題は本を読んだ感想であるので、それぞれていねいに書きたいところをぐっとおさえて、トバして書きなぐってみます。 先日、友人の家で歓待を受けた。同年代の友人のお母さまは、私の母とも同年代であるのだが、どうもこの年代を中心とした女性（つまりはおばさん）には、ついつい自分の身の上話をしてしまう。なので、自分にとって第２の母親とか、第３の母親と勝手に思っているのだが、そう思ったら第２の父親にあたる人はいないということに気がついた。 ついでに、自分には「尊敬する人」というのが存在しないなあとも思った。いやもちろん、仕事に対する姿勢とか、人付き合いをきっちり出来る方とか、部分部分で尊敬に値する人はそれこそたくさんいるのだが、総合的なその人全体を尊敬する＝つまり「生きる姿勢」というか「生き方そのものが尊敬に値する」という人に出会えていない。 この事実は、自らの成長においては不利で、自分の「生き方の指針」みたいなものが明確でない一つの原因だろうなあと、うすうす感じている。 さて、本書である。明日読む予定の小浜氏の新書（また出たよ）を買うつもりで、同日発売の同新書を衝動的に買った。 団塊の世代って良しにつけ悪しきにつけ、私たちの社会に重要な影響を与えたものだと思っているし、おそらくは年金問題に代表されるように、私たちの世代の足かせになるのではと恐れるブツである。 最近は、野沢尚氏の小説を読んで、ゼンキョートー世代ってなんてホント始末におえないなあと思っていたので、タイトルに引かれて手に取った次第。 あ、書き忘れたが、私は1975年生まれ。私の父は団塊直前の1942年、母が団塊真っ只中の1948年生まれである。 前半。団塊直後世代の筆者があーだこーだと、その世代を評しているが、私にとってはどちらの世代もどーでもいーやの世界なので、「団塊の世代」を「団塊の世代」ととらえることそれ自体が呪縛なのかと思って読んだ。 中盤から、やや詳しく、しかも十分に簡潔に、ベトナム戦争〜東大紛争くらいまでのゼンキョートー時代を総括（←これも団塊用語だ）してくれる。あの時代の流れって、なんだかよく知らないままに放置してあったのだが、ここまで簡潔にまとめていただけて、ようやく分かった気になった。極論すれば、あの時代の学生は、口では難しいことを言いながらも、実は大人になりたくなくてガキ丸出しだったのでした、と私なりに解釈した。 私の考えの中では、まずもって、世代を世代としてくくることそのものにすでに意味を持たない時代になっていると感じているので、あの世代がどうだったから、自分の世代がどうだという道筋にはなり得ないと感じている。だから、団塊を論じることと、自分の思考とは、まるきり縁のないものと考えていた。 ところが、あの時代を総括されてみると、私が生まれた時期はちょうど、赤軍事件の反動みたいなものが残っていた時期であったためか、自分の思考の中にその反動（のようなもの）が充分に織り込まれているのを感じた。舌足らずにあえて言ってみれば、空虚な理想を振りかざして振り回し続けるとひどいことになる、とか、ひとつの考え方というものに取り付かれて他が見えなくなるとものすごく恐ろしいことになるぞ、とかいうことだろうか。 そういった意味では、大いなる反面教師世代としてだけ、私とあの世代とにつながりがあるのかと思い直した次第だ。 結局のところ、団塊の世代は何かを残したわけではなかったのだ。もうすこし、ひどい言い方をすれば、あの世代以降「ホントウの大人」は姿を消し、みんなコドモのままで、社会に出て家庭を作りリストラされて老いていくのだ。 なぁんだ。生き方の指針が見つからないのは、そういうわけか。 団塊の世代とは何だったのか 新書ｙ 由紀 草一著 洋泉社 2003.10 もう少し。そうすると、もしかしたら、人生の範は、団塊の次の次くらいに見つかるかもしれないね。 選挙が近いが、50代で若いと言っていたらだめで、その下の下くらいの人を狙わなければ。 |
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| 2003年10月10日 Fri | いろいろと |
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そうですか。解散ですか。選挙ですか。ふ〜ん、って思っていたが、それって、オレ投票行くんじゃんってさっき気づいた。 誰に投票するのかを自分で決めなきゃ。って、候補者なんてぜんぜん知らないぜ、なんて思ったが、新聞見たら、結構ポスターとかで名前に覚えがあってびっくり。そうか、みんなちゃんと「選挙活動」してたんだ。すげえなあ。 ＊ ＊ ＊ 首都圏のＪＲで、先日の中央線復旧遅延をはじめ、京浜東北のショベルカーのスコップ置き忘れとか、相次いでいる。 その日そのときに電車が遅れたために被る社会的損害は無視できないが、このままいくと、そんな損害がかすんでしまうような、膨大な、とてつもなく莫大な社会的損害が発生するかもしれないことに気が付いた。私はそれを一番危惧します。 具体的には後日書きます。（なんだこりゃ） ＊ ＊ ＊ なんか地震おこるかもね ＊ ＊ ＊ あ。風邪ですが、火曜夜から水曜にかけてがピークでした。水曜朝起きたら熱があったので、寝て昼前に起きたら熱が下がっていたので、そのまま会社行きました（爆）。周りに聞くと、今年の風邪は、ひどくはないがずるずる長引きそうです。 ＊ ＊ ＊ 石田衣良×村山由佳 対談（完全版） すげえ面白い。Ｚ氏は必ず読むように（笑） |
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| 2003年10月11日 Sat | ショートステイ |
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先週書き忘れたのだが、10月は４日土曜〜６日月曜でショートステイであった。 いつもデイケアへ通っている老健だが、ショートステイは数ヶ月待ちなので、先々月に予約してあったのだ。 デイケアでは送迎が標準だが、ショートステイに送迎はない。４日土曜は介護移送サービスを利用して母が連れて行ったが、６日月曜は私が仕事を休んで迎えに行った。 ８日水曜日に、再度この老健から連絡があり、「あいているのでどうですか」とのこと。 予約するとぜんぜん入れないのだが、こうして急遽受け入れてもらえることもある。まあ、老健も無駄に居室を空けるわけには行かないのであろう。ということで、この週も、11日土曜から14日火曜まで３泊４日でショートステイに出した。 まだまだ居られるのかと思ったが、介護度２の保健点数から逆算すると、一ヶ月に７泊があたりが限界。 |
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| 2003年10月11日 Sat | #151 やっぱりバカが増えている |
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最近よく出るなあ、と思ったが、小浜氏の著書は今年３冊目。いや、３冊でも多いな。 前半は、雑誌などにかかれたものをまとめたので新味はない。後半によいことがいろいろ書いてあったような気がしたが、もう忘れた。 日記はすぐに書かないとだめだなあ。 やっぱりバカが増えている (新書ｙ ０９６) 小浜 逸郎著 洋泉社 2003.10 |
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| 2003年10月14日 Tue | #152 ストロボ |
| ストロボ 真保 裕一著 新潮社 2000.4 | |
| 2003年10月15日 Wed | 地震 |
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15日水曜日。16時30分ごろ。千葉県北西部を震源とするＭ5.0の地震発生。都内では震度３。最高震度は４。 かなり揺れた。 |
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| 2003年10月16日 Thu | ひとりごと |
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結婚式間近。べつに自分が結婚するわけでもないのに、はたから見ているだけで楽しく喜ばしくなってきた。ここまでくると、もはや他人事。自分のことでないから勝手に楽しんでいるといった気分。 んでだ。 新婦となるＳさんから、メールをやりとりしていて、返信しようと思ったときに、直接言うのをはばかられた想いがあった。これを言うのは僭越であると思ったからであるし、なにより恥ずかしい。そこで、ここでこっそり独り言として言おう。 （受信を前提としない発信が出来るのは、Ｗｅｂ日記だけだなあ） ＊ ＊ ＊ Ｓさんへ。先日のメールで「Ｇｕｒｏさんも幸せになりますように」と追伸をいただきました。私のことまで気にかけてくださって、ほんとうにうれしくおもいます。けれども。 今、Ｓさんは、自分たちの幸せのことを、めいいっぱい考えていいのですよ。あと数週間で結婚されるわけですが、この数日を、どうか、ご自身とおふたりの幸せのことだけを考えて過ごされてください。 結婚されたおふたりは、さまざまな出来事にであうでしょう。どんなことがおこるか、そのひとつひとつについては、いまから準備をしておくことも、なにか言葉をかけてあげることも、いまはできません。だから私は、祈らざるを得ません。 ご在天の父なる神さま。数週間後に結婚式を挙げられるおふたりのために祈ります。 いまは仲睦まじくほほえましくみえるおふたりの間にも、ささいな気持ちのぶつかり合いや、お互いの意見の違いを認め初めていることを覚えます。 どうかおふたりが、そうした一つ一つのずれをそのままにせず、ひとつひとつ解決しながら絆を深めていくことができますように、お導きください。 それから、このさきおふたりが歩まれる人生の上に、困難や苦難があったとしても、あなたのとりなしの下でその困難を超え、末永く幸せでいられますように。 そして、お２人のご両親やご家族すべての下に、幸せが多くおとずれますように。 このつたない祈り。尊き主イエス・キリストのみ名の下、お祈りいたします。アーメン。 |
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| 2003年10月17日 Fri | #153 なぜだか韓国でいちばん有名な日本人 |
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紹介すべき点はいくつもあるが、もっとも気になったことをひとつだけ。 日本では、在日韓国人の参政権が議論されていたりするが、かの国にそういった制度があるわけではないということ。在韓の外国人には永住権などというものはもちろんなく、数年に一度のビザの更新も義務付けられている。歴史的経緯はともかくとして、外国人に対する権利保障という点については、かの国でもこの国でもさしたる違いは存在しない。 なぜだか韓国でいちばん有名な日本人 私がＴＶで人気者になった深〜い理由 野平 俊水著 亜紀書房 2003.7 |
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| 2003年10月17日 Fri | 生茶パンダ |
 ホンモノ初めて見た。でもゲーセンで取ったとかで、パチモンだそうな。
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| 2003年10月19日 Sun | #154 Ｙ |
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いやあ、私はこの小説をミステリとしては読みたくないんですよ。 この著者の本は初めて読んだ。文庫だから解説にあるように、佐藤正午はよいミステリ作家のようだ。 でも私がこの本を読んで、エッセンスとして受けたものは、ミステリとしての要素はまったくなくて、人と人との関係（この小説でいうなら「縁」とでもいうべきところ）なんですわ。 結局のところ、私は、ミステリを読む人、ではなく、小説を読む人、でしかないということなのだろう。 Ｙ (ハルキ文庫) 佐藤 正午著 2001.5 |
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| 2003年10月19日 Sun | 一足さきに |
  来月の結婚式二次会の打合せ。ついでに、式場の前まで行ってみた。前回と同じな場所なのだが、写真を撮ったので載せておこう。 |
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| 2003年10月20日 Mon | #155 Ｉｎ・ｐｏｃｋｅｔ ２００３年１０月号 |
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時代は石田衣良ですなあ。 Ｉｎ・ｐｏｃｋｅｔ 月刊〈文庫情報誌〉 ２００３年１０月号 座談会石田衣良、ファンと語る 新連載椎名誠 講談社 |
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| 2003年10月23日 Thu | #156 ジャンプ |
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ミステリだとか、そうでないとか、もうどうでもいいや。 一冊の本で、なんだか気分がよくなるということもある。 とはいえ、次に読む本が、気分をよくする本か、ブルーな気分になる本か、それは分からない。つまりはたくさん読むしかないのだが。 ジャンプ (光文社文庫) 佐藤 正午著 2002.10 |
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| 2003年10月25日 Sat | #157 クリスマスの４人 |
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先日の、佐藤正午「Y」もそうだが… と書き出して、それはネタバレになるのでやめた。 この日記でなんども書くように、私の基本的なスタンスは「本との出合いはその人固有のものであるから、できるだけ他人が介入しないほうが望ましい」というものなので、読書日記では出来るだけストーリーには踏み込まないようにしている。 同じ本でも、その本に対する先入観のありなしでまったく印象がことなってしまう。特に「この本は、こうでこうだからよかった」と勧めてしまった時点で、すでに先入観が存在してしまう。私の願いは、できるかぎりフラットにニュートラルにその本と出合ってほしいのだ。 とはいえ、どんなふうによかったのか悪かったのかを語らねば、「私も読んでみようかな」という気にさせられない。そのサジ加減が難しいところだが、少なくともあらすじであるとかキートピックであるとか、誰でも可能な事項は紹介しないで、私個人が何を思ったかだけを書くようにしている。つまり、それは私だけに当てはまるものであり、それを紹介しても、けっして他人には当てはまらないと踏んでいるからこそに他ならない。 クリスマスの４人 井上 夢人著 光文社 2001.12 |
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| 2003年10月27日 Mon | #158 生死不明 |
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あらら。むー。 やっぱオレ、ミステリ読みではないなあ。 生死不明 新津 きよみ著 実業之日本社 2000.9 (ハルキ文庫)2003.9 |
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| 2003年10月28日 Tue | #159 共犯マジック |
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昭和事件史だな。まるで。 出てくる事件の中でひとつ、しらないものがあった。 1968年６月16日の横須賀線爆破事件だ。横須賀線上り列車が大船駅200ｍ手前の踏み切り付近で、６両目網棚に乗せられた爆発物が爆発。死者１名、重軽傷１２名。 当時の横須賀線は、80系かなあ。グリーン車は翌年69年からなので、二等車・三等車といわれていたはず。 大船駅手前の跨線築堤はそのころからあったのだろうか？ 手前の踏み切りといえば… 共犯マジック 北森 鴻著 徳間書店 2001.7 |
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| 2003年10月29日 Wed | #160 イン・ザ・プール |
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ふふふ。可笑しいね。 なんだか今月は、月内２０冊いけそうな気がしてきた。 あ。今年の７月は２３冊だったのか。そうかそうか。 イン・ザ・プール 奥田 英朗著 文芸春秋 2002.5 |
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| 2003年10月29日 Wed | そろそろ |
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そろそろ完成まぢかですねえ。 左は５月１日撮影。右が今日撮影。  
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| 2003年10月29日 Wed | 大事なことはみんな横須賀線で考えた |
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今日もＥ２１７のドア横の席に座っていた。 横浜を出ると新川崎・西大井と停車間隔が大きくなり、また高架線で遠くまで見渡せ、快調に飛ばすので心地よい。 うつらうつらと、いろいろなことがアタマに浮かぶ。 そういや、横須賀線に乗って通学・通勤するようになって、何年目になるのだろう。えーと、そうかもう１０年目なのか。 １０年間でどのくらいスカ線に乗っているのだろう。通学１年目は大船−津田沼(８０分往復１６０分)で、２年目からは東京か市川。通勤になってからは、行きはほとんどスカ線で東京まで(５０分)だが、帰りはほとんど東海道線だしなあ。ざっくり平均１日１時間として、年の半分の日数だとすると、全体の１／２４÷２か。１０年＝２４０ヶ月だから、そのうちの５ヶ月間はスカ線に乗ってることになるなあ。 ５ヶ月かあ。 でもまあ、２４０ヶ月のうち８０ヶ月は寝ていたわけだから、多いのか少ないのか。 学校にいたり仕事をしたりしたのも、だいたい８０ヶ月弱だろうしな。 あ、車に乗った時間はどのくらいになるのだろう。先日メーターが７１０００キロだったから、ちょうど買ってから２万４０００キロ走ったことになる。まあ平均時速３０キロ／時とすれば、えーと、３０キロすなわち８００分の１で１時間だから、８００時間か。それは、約１ヶ月か。そんなものか。 うつらうつらしているうちに、電車は新宿駅に到着した。 |
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| 2003年10月30日 Thu | #161 愛と永遠の青い空 |
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★★★★☆ 愛と永遠の青い空 辻 仁成著 幻冬舎 2002.12 |
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| 2003年10月31日 Fri | #162 決めかねて |
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★★★★☆ 決めかねて (祥伝社文庫) 新津 きよみ著 2003.10 |
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| 2003年10月31日 Fri | #163 日本語の外へ |
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もう２週間以上もかけて、この本を読んだのだが、考えさせられることがあまりに多すぎて、なにを書くべきかまよってしまう。 この日記で、本の感想などを書いてはいるが、実際のところ、文章にして出せる部分というのは、表層的なごく一部分に過ぎず、私の思考を形成するに用いられる核のような部分の蓄積は、このような日記にはまったく現れにくいのものだということを、思い知らされる。 思考の成長過程を、たとえば、接触→吸収→咀嚼→蓄積→(醸造)→表現 というようにモデル化してみたとして、表現する前には蓄積が必要であるし、それよりも吸収や咀嚼をするほうが充分に大事なわけだから、この場で文章化して表現することに労力を注ぐよりかは、触れたものを読んで咀嚼するほうに労力をそそぐべきなのだろう。と、こむずかしく書いて、書くべきことがなにも書けなかったことの言い訳としよう。 言うまでもないことではあると思うが、著者の片岡義男はあの片岡義男である。 日本語の外へ 片岡 義男著 筑摩書房 1997.5 |
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