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| 2003年1月1日 Wed | ことしもよろしく |
 2003年。ばたばたしつつも、この日記も２年目を迎える。 最初は読書記録のつもりだったのに、いつの間にやら介護日記になってしまい、ついには入院日記にまでなってしまったが、今年もどうぞごひいきに。 年末から読みにくい形が続いていますが、退院したら去年の分を整理しよう。 っていうか、上手に新年分が更新できるだろうか…。 茅ヶ崎で御屠蘇御雑煮をいただいた後、私と母を送りがてら、親父の施設へ皆で訪問しようということになり、11時ごろ出発。祖母も一緒に。おそらく私と母以外は、病後初めて父と会ったことになろう。 父いわく「元旦の朝食は"雑煮風"というから、何かと思ったら、もちでなくハンペンだった。」とのこと。受け答えもはっきりであったし、皆に会えてよかった様子。 家に帰れば、年賀状が届いていた。むう。まったく用意する余裕がなかったからなあ…。病室でなにか考えよう。 さすがに今日の朝刊を病院へ持っていってしまう訳にはいかないので、コンビニで新聞を買ってから、病院へ戻る。 今日の夕食は、白身魚のフライとエビフライ。タコと鯵の刺身だった。正月？ やはり、一日中外にいて、いろいろと動き回ると、さすがに疲れてだるい。元気なつもりでも、体力は相当におちているにちがいない。消灯までは寝たりしないのだが、夕食後点滴をお願いしたらすぐに眠ってしまった。 そんなこんなの元日。 |
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| 2003年1月2日 Thu | 入院９日目 |
 なぜだか知らぬが、朝食に凧がついてきた。正月？ お吸い物も雑煮風！ お餅でなくてホントにハンペンだよ＞親父！ 昨日からＭＳ-ＩＭＥの調子が悪い。変換候補を出してエンターキーを押すと、IMEと秀丸もろともフリーズする。あぁ、MSIME以外は入っていないし、WindowsのCD-ROMもないし、しばし途方にくれたが、そこはネットの力。ちょっと調べたら、なんだ msime.doc を消してしまえばよいのか。学習機能の保存ができなくなるとこういう現象になるらしい。（もちろん今日までの学習結果は破棄されるが、フリーズより千倍マシ） 大瓶の点滴もステロイドが２本となった。普段は２から４時間かけて静注するが、今日はなんと45分で落ちてしまった。入れる前にカテーテルの血塊をすべて流したのがよかったのか。 昼食の前に母親が来る。年賀状をポストに出しにきたついでとか。持ってくるものかえるもの特になし。 午後３時から酸素吸入。私は東京新聞の元日版をコンビニで買って持ってきたのだが、すぐに読み終わってしまった。テレビ版だけは役に立ったが。隣床の方が、昨日の日経新聞を貸してくださった。新聞の自動販売機では、付録の特別版が一切なかったらしい。それも残念な話。 酸素吸入中はずーっと日経を読んでいたが、本紙面の特集「輝け、現場」は、なかなか読み応えがあって面白かった。日本各地それぞれの現場で活躍されている記事であったが、もう一歩内容を科学的理論的に踏み込んだものであったら、なおよかったのに。とはいえ、これだけ多くの現場を集めたという点を評価しよう。（まあ、暇な病人だからすべて読めたのだといえばそうなのだが） 夕食を前にして、出勤中の先輩から連絡。至急電話くれたしとのこと。 今日は（年末年始１週間の休みを利用した）サーバ移設のテストの日。すわ、何事か！と連絡すれば、テスト用のプログラムが動いていないとのこと。残念なことに、そのプログラムは本番分しか常駐していなかったので、私のマシンからテスト用プログラムを稼動してもらう。 でも、うまく動かない。むむう。電話を一度切って、パソコンを会社に接続。エラーログ採取。自分のマシンからプログラムソースファイル採取。それから、なんとかデータベースに接続して、原因となっているデータレコードを採取。えーと、それは、たぶん…。 すでに夕食がきてしまったが、再び会社へ電話。テスト系と本番系の気づかぬ違いが、動かない原因だったので、その点のデータを修正して再度稼動してもらう。先輩からは30分後にまた連絡をとのことなので、その間に夕食。 今日の夕食はポークソテー。病院食なんてあんまり期待しなかったけれど、あたたかいご飯を三食しっかりいただけるので満足です。 食べ終わって、会社に電話すると、原因はそのとおりで、上手に動いたとのこと。ああよかった。パソコンを持ってきてよかったし、原因が簡単に判明して本当によかったよかった。もちろん、本来ならば、私も出社してその場に居合わせれば、さらに事無きを得たのだけれど、いかずとも迷惑が最小限ですんでなにより。 ＊ ＊ ＊ １年間のまとめとして、昨年読んだ本を総括し、たとえばベストテンとかを考えていたのだけれど、それは退院後ということにして（総目次もCGIの限度を超えてサイクリックしちゃったし…）。 新聞とか雑誌から、読もうと思う本を（これでもかと）並べておこう。 ・図書館が開いたら予約すべし 横山秀夫 半落ち／深追い／顔（あんまり予約が多いようなら、ほとぼりが冷めるまで待つ） 恩田陸 蛇行する川のほとり（どうせ３部作なら、そろった時でよいとも思う。上と外もそうだったし） 恩田陸 ねじの回転 図解でわかるソフトウエア開発の? (12/27発売の新刊） 動かないコンピュータ（日経コンピュータの連載 買わずに借りればいいや） 帝都東京 隠された地下網の秘密 ・新聞のベストセラーに載っていたが、「中央公論新社 仕事の中の曖昧な不安」って、先日読んだ本か？ ・あ、１月16日から、講談社で「週刊 鉄道の旅」だってよ?。写真記事だけだったら要らないな。特筆するデータがあれば別だが。全国全線の本は小学館に限るでしょ。 ・やっぱりＲＪ２月号は、もう入手不可？ ・そうそう。「天国の本屋」(１冊目)はどこでもあるし、小学館の「恋火(３冊目)」と「プール(?)」は入手可能だけど、「うつしいろのゆめ（２冊目）」は入手不可なのですか？ bk1では品切扱いにしてしまったので、もうだめです。そちらはどうですか＞Ｋ氏 ・猫の建築家 もほしいなあ。 おお。ラグビーは関東学院大が勝ちましたか。それはよかった。駅伝は？ 明日３日は雨ですって？雪ですって？ あれまあ。おやすみなさい。 |
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| 2003年1月3日 Fri | 入院10日目 |
 なぜだか知らぬが、今朝は羽子板がついてきた。では元日は何かついたのか？正月３日目が一番病院としてまずい日らしい。お医者さんの回診もなぜだか来ないし。私などは病状が安定しているからよいようなものの、熱が高くつらい方もいらっしゃるのに…。看護婦さんも休日体制で少なくなっているし。やはりできることなら、正月に入院するのは避けたいものだ。 今日の点滴は10時前から１時過ぎまで。終わったら早めにと思い、２時前から酸素吸入を始めたら、Ｋ氏が来てくださった。「本はいっぱいあるだろうと思ったけれど…」と言いつつも、文庫本を３冊も持ってきてくださった。サンキュー。Ｋ氏とはいつもの話。昨年売れた本は、ハリポタの次は「ビックファットキャット」かな。あと、昨日の日記の「天国の本屋」の話とか。ＲＪ２月号の取寄せだけは頼んでおく。私は酸素吸入で動けなかったので、その間におやつとかコーヒーとかを買ってきてくれた。ありがとう。２時間の酸素が終わったので、見送る。病気のせいもあるが、そうでなくても、一日中ベッドに座っていれば、それだけで体力が劣るものだ。それならばと、Ｋ氏を見送った後、夕食まであと２時間あると思い直して、急遽家に帰ることにした。 家に帰り、郵便局へ車でいってみたが、すでに年賀はがきは売り切れ。しかたなく官製はがきを買って帰る。文面は今朝のうちにできていたので、印刷するだけ。頑張れプリンタ。実質１時間そこらで数十枚の年賀状をなんとか完成。出来映えは…。でも、枚数を間違えたので、お見舞いに来てくださった方と、メールでおめでとうをお伝えした方の分が印刷できなかった…。 明日の早朝に、病院のポストに集配に来るのを確認したので、あとで投函しよう。やれやれ。 今晩はこんなところで。 |
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| 2003年1月3日 Fri | #001 風の万里 黎明の空 上 |
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十二国記は本当によくできたファンタジーだ。これだけの背景というか世界観を創りあげるのが、まずおおごとな 訳なのだが、物語は世界観の概説で終わってはならない。異界の中で、登場人物は何を見、何を学ぶのか。そし てそれはファンタジー世界の中での物語にとどまるものではない。私たちの生きる現実世界に、なにかがつながっ ていなければならない。ま、指輪物語もグインサーガもハリポタも読んでいないけれど。 風の万里 黎明の空 上 (講談社文庫 十二国記) 小野 不由美〔著〕 2000.10 |
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| 2003年1月4日 Sat | 富士山！ |
  看護婦さんに教えてもらって、朝７時45分撮影。どこかの病棟の上に登ればみられるとは思っていたのだが。Ｃ棟の３階と４階には外へでられるベランダががあった。この写真を、年賀状の写真にすればよかったな… 右の写真の黒い屋根のマンションが我が家。クリックすると少し拡大します。 携帯用に小さい画像もここに載せてみたのだが、J-Phoneではごらんになれないのですね。残念。 （よい方法があれば教えてください） 今日４日土曜日から、病院の営業開始。おお、ロビーに外来の人がいるよ?。売店も営業開始。 朝食後まず、リハビリへ。「眉が少しうごくようになった」といわれた。超音波15分の後マッサージ。次は月曜午後２時。 昼食後に耳鼻科診察。聴力検査。数字の上では回復しているよう。左耳は６db程度聞こえるのだが、右耳は平均16db程度。12月24日の測定では35db、29日に25dbだったので、まあ回復しているということか。聞き取りにくいのは高音域で、8000Hz程度は格段に聞こえない。テレビのニュースをイヤホンで聞いてもわかるのだが、男性アナウンサーの声が、右耳では低く聞こえる。この高音域の難聴は、しばらく残るかもしれないとのこと。 顔の麻痺は、ここでも「眉が動くじゃない」といわれた。前述の40点満点法で今日は14点。一番動くのは眉。そしておでこのしわ。あとはぼちぼち。徐々に下に下がっていくのだろう。 ヘルペスウイルスには２種類あって、通常の分と、帯状発疹ヘルペスウイルス（水疱瘡）とがあるらしい。私のは通常の方。発疹も出ていないし、血液検査の結果からも明らかとのこと。 週明け月曜日からは、星状ブロック注射を開始するとのこと。麻酔をして血流をよくするのだそうだ。これで、さらによくなればよいのだが。 戻ってきて酸素吸入。その間に、友人らが大挙(?)して押し寄せる。名前は書くなといわれたが、いつものＴ氏Ｎ氏に加え、ｅ氏とＫｕ氏も来てくださった。そして、本当に久しぶりに見るＹ氏。Ｙ氏宅へ伺わずには会えないと思っていたのに…。 お見舞いにいただいた本のうち、Ｙ氏が仕事で有用だとのことで、１冊お持ち帰りになられた（笑）。 夕食前まで皆さんいてくださって、楽しい話ができた。来てくれて本当にありがとう！ |
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| 2003年1月4日 Sat | #002 風の万里 黎明の空 下 |
| 風の万里 黎明の空 下 (講談社文庫 十二国記) 小野 不由美〔著〕2000.10 | |
| 2003年1月5日 Sun | 入院12日目 |
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ああ、もう１月も５日だよ。世の中は明日から普通の日だよ。 ようやく入院生活に飽きてきて、時間を持て余し、「なんでこんなことしてるんかな?」と思うようになってきたところ。「ゆっくりやすめ」の「ゆっくり」はこれから始まるんだなと思う。 ていうか、ホントにオレって、シフトアップ＆ダウンに時間がかかるなあ。ごくまれにターボが効くときはあるけれど、その他の時って、高回転だとそのままぐるぐるだし、低回転だとなかなか回らないし。意図的にクイックリーにシフトチェンジできれば、もうすこしマシなのに。つかえねーオートマみたい…。 14時ごろから、酸素吸入を開始したとたんに、Ｍ夫妻がお見舞いに来てくださった。おいしそうなプリン…。ありがとうございます。今日は教会にいかれたようで、教会の週報（お便り）と、お見舞いのカードを持ってきてくださった。ほんとうにありがとうございます。 年賀状も何枚かいただきました。病院の玄関にポストがあるので順次投函。あとは…。ひたすら本を読むだけか。 投函した後に、つと思いついて、この病棟の階段を一番上まで昇ってみた。病棟は４階まであるのだが、関係者以外立ち入り禁止のような５階があり、さらに屋上へのフロアがあったので、結局６階まで行けることが判明。たわむれに、６階まで昇って１階まで降りるのを３往復繰り返してみた。体力落ちているのはもちろんだが、降りるときはやはり、ふらふらする。まだめまいが残っているなあ…。 明日は、診察・リハビリ・麻酔注射といろいろ。明日がすめば、当面先のめどが立ちますでしょうか。会社もはじまるし。いやいや、そんなこと気にせず休めってな。まったく。 |
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| 2003年1月5日 Sun | #003 図南の翼 |
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十二国記まだまだ残っていますが、前冊の「風の万里…」かこの「図南の翼」がベストではないでしょうかね。その 後が５年のブランクというのが大変ですが。 じゃんじゃか読んで、Ｔ氏にお持ち帰り願わなければ。 図南の翼 (講談社文庫 十二国記) 小野 不由美〔著〕 2001.1 |
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| 2003年1月5日 Sun | #004 #005 White Unicorn／White Moon |
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会社のＫさんありがとう♪ 近刊ですね。うれしいです Ｗｈｉｔｅ ｕｎｉｃｏｒｎ 葉 祥明著 作品社 2002.12 Ｗｈｉｔｅ ｍｏｏｎ 葉 祥明著 作品社 2002.12 |
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| 2003年1月5日 Sun | #006 辞書と日本語 |
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大晦日の浜書房で衝動買い。ぜんぜん面白くなかった。光文社の新書はアタリハズレが大きいなあ。 辞書と日本語 国語辞典を解剖する (光文社新書 ０７６) 倉島 節尚著 2002.12 |
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| 2003年1月6日 Mon | 仕事はじめ？ |
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なにはなくとも６時起床。今朝は今年一番の寒さなんですか？ 病室にいるとよくわからないのですが。 今日から仕事初めと、テレビのニュースが言っているが。朝ご飯を食べたら、会社から連絡。年始早々サーバが落ちたそうな。やれやれ。 ９時から点滴。すぐに麻酔科に呼ばれる。 右首の根元あたりの「星状神経節ブロック」というところに麻酔を打つと、耳周辺の血管が拡張されて、麻痺等の症状が緩和されるとのこと。いちおう麻酔なので承諾書を書く。 注射そのものは、さほどの痛みではない。麻酔後30分は横になったまま不動。その後も１時間程度は安静が必要。副作用としては、声がかれたり、手がしびれたりするそうだが、それはなかった。ただ、右まぶたがはれぼったくなっただけ。 病室に戻って横になっていると、耳鼻科に呼ばれた。顔の麻痺は土曜より２点あがって16点。聴力検査も15dbに向上。この麻酔注射は５回?10回程度やるそうで、今週は毎日注射するとのこと。 午後２時からリハビリ。今日は少し待たされたので、３時半に戻る。 酸素吸入をしようかとおもったが、また思いついて、屋上まで階段を６往復した。ああ、しんど。 その後夕食まで酸素吸入。今日はやたらのどが乾く。 食べ終わったころに、Ｚ氏が来てくれた。正月も仕事でようやく休みとのこと。お疲れ様です。それよりＲ氏の様子が心配。病室からではなにもできないけれど。 ようやく十二国記読了 #007 黄昏の岸 暁の天 #008 華胥の幽夢 この短編集は秀逸でありました。無論、それまでの十二国記シリーズを読んでいなければならないのでありますが。 #009 魔性の子 これは、どうしたって、黄昏の岸 暁の天の裏話ですね。これを単にホラー学園物語としては読めないでしょう。 またもや会社から連絡。入院は10日までなんだけど、11日土曜日にサーバ置き換えがあるんだよなあ…。いろいろ申し送りを考えるよりも、出ていってしまうほうがラクなんだけどなあ。でも11日にいきなり行ってもしかたないし、かといって、10日に退院して出社はできないし…。明日・明後日の様子をみてですなあ。 |
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| 2003年1月7日 Tue | 伸びるかも |
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10時に就寝なら６時に起床。なんとまあ、判で押したような生活だわい。朝６時に採血。 もう昨晩で、抗ウイルス剤の服用は終了。あとは胃薬程度。朝の点滴も、もうステロイド剤は終了しているので、ＡＴＰとＢ１２のみ。小さいビンになったので１時間程度で終わったし。 麻酔を打つと入浴不可なので、清拭ですませる。そろそろ洗髪もしたいところでありますなあ。 ９時半に麻酔。注射だけど、さほど痛くはなく、チクッという感じ。昨日は右まぶたが、はれぼったくなっただけだったが、今日はのどがかすれて声が出なくなった。これも麻酔のせいで、数時間でもどるとのこと。 30分安静の後、病室でも昼まで横臥。 ２時からリハビリ。麻酔注射のおかげで、口元もだいぶ動くようになったと思うんだがなあ…。 今日は耳鼻科が混雑していたのか、診察に呼ばれたのは４時すぎ。顔麻痺の採点は、急上昇して21点！(40点満点）。ここへきて、メキメキと回復してきた様子。やはり、神経ブロック麻酔が効いているとのこと。ただし、この麻酔は、入院しなければできないし、５回程度といわず10回程度はしたほうがよいとのこと。今週末の３連休は除いても、来週末まで入院していたほうが、快癒すると言われるが…どうしましょう。 戻ってきたら５時だったので、着替えを持って帰ろうと、一時帰宅。階段を昇り降りするよりか、家に帰る方が体力的なリハビリとしては好都合だし。 とはいえ、外は寒い。外にでると、右耳はゴーっと異音がするし、めまいというほどでもないが、足取りはおぼつかない。むむう。なかなか復帰は遠いなあ。 家に帰っても特になんということもなく、届いていた年賀状に目を通したり。 病院に戻って夕食。昨日からの隣床の方は手術で絶食らしい。その横で夕食をいただくのもなんとも…。 夕食後、耳鼻科の先生が回診して来てくださった。曰く。今朝の採血の結果、肝臓への影響が大きくなっていることが判明したとのこと。むろん投薬・点滴が最大のところの採血だったので、以降改善するとは思うが、明日からの点滴も肝臓を重視する方向へ変更するとのこと（予定では９日までＡＴＰとＢ１２だけだったのを、Ｂ１２と５％ブドウ糖液を継続）。 それから、顔面の回復や、ブロック麻酔、肝臓への影響その他を総合的に考慮しても、来週いっぱいまで入院しているほうがいいということ。（もちろん、３連休は治療なしなので、帰宅(出社)可能なのだが） まあ、明日と明後日の回復どあいも判断して、かんがえましょ。やれやれ。 （続き） 夕食が終わったころに、Ｔ氏が愛車ＡＵＤＹで来てくれた。もちろん「十二国記」を引き取りに…。 今年最初にやり遂げた、というか達成感が味わえたのは、この十二国記読破でした。Ｔ氏ありがとう。 その後、夜８時になったので頃合と思い（どんな会社じゃ）、会社に電話。まだ未定ながらも、退院時期が延びそうなことだけを伝えておく。チーフは「有給がなくなっても、悪いようにはしないから…」と気遣ってくださった。時節柄、３週間も休んだら首になってしまう会社もあるというのに、本当にうれしいお言葉です。感謝感激。きちんと直して、バリバリ働きますから！ |
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| 2003年1月8日 Wed | 今朝の富士 |
 朝のＮＨＫニュースで、横浜の富士山が映ったので、あわててＣ棟へ昇ってみた。４階は出られなかったので、３階から。撮影時刻は７時35分。やはり、４日のすがすがしい晴天には及ばないか。今度は夕焼けの富士を狙ってみたい。９時半から麻酔注射。今日は声のかすれはなく、目がはれぼったくなっただけ。「教科書のような症状だ」とのこと。星状神経節ブロック注射後の症状として、こんな顔が教科書に載っているのだろうか…。 毎日同じ個所に打つので、どうしても内出血とかして、ぴりぴりしたり、筋肉痛のような症状が出るらしい。そりゃそうか。 麻酔の安定時間を過ぎて、待合で座っていると、すぐに耳鼻科に呼ばれた。すばらしい連携。毎日こうだとよいのだが。 今日の顔面麻痺は 22／40点 昨日より１点上昇。「30点を超えれば退院してもいいんだけどねえ?」と女医さんの弁。 それから、しばらく忘れられていたが、ウイルス抗体検査の結果も見せていただいた。表を見ても名前が覚えられないので、便宜的に 水疱瘡ウイルス(Ａ) と 普通のヘルペスウイルス(Ｂ) との結果なのだが、Ａタイプが多くみられ、また抗体が多くできていることから、Ａタイプが初めての発症ということがわかるそうな。あれ？ 幼稚園のころに水疱瘡やらなかったっけ？ 痒くてぶつぶつができて、白い薬を塗った記憶があるのだが…。変わりに、Ｂタイプは出ておらず、抗体もなく、こちらは未罹患とのこと。 つうことは、帯状発疹型のウイルスに初患で、しかも発疹ができなかった症状。ということになるそうな。う?ん。これは女医さんも首を傾げていたが、まあ、顔が徐々に回復すれば、それでよしということで。 顔と応じて、耳の聞こえやめまいも回復するとのこと。でもまあ、来週まで入院することを勧められた。 点滴は、今日から５％ブドウ糖溶液とビタミンだけ。500mlだから少し時間がかかる。酸素吸入をしたり、リハビリへ行ったり。リハビリの午後の外来は２時からなので、そのころにあわせていくのだが、毎日頚椎リハビリにいらっしゃる方と、今日もお会いした。交通事故に遭われたとか。なんだかそんな話ばっかだ。 今日も午後４時に一時帰宅。家に帰って、本を取って、図書館へ。前述のとおり、システム入れ替え中の仮開館中。コンピュータがすべて停止しているので、予約した本の確認はできない、何冊借りていたかもわからない、どこに本があるかもわからない。というないないづくしの図書館。それでも開館したということを評価すべきだな。 貸出と返却の手続は、バーコードリーダ付のハンディターミナルでやっていた。「何冊借りれますか？」って聞いたら「全部返していただいたのでしたら６冊です」とのこと。システム復旧時に、このハンディターミナルのデータをすべて吸い上げて、処理するんだろうなあ…って考えるのは、職業病ですかね。 ２階に上がると、すでに新しい利用者端末が置かれていて、「使用できません」のテープが張られていた。前はＮＥＣのタッチパネル型端末だったのだが、新しいマシンは、どこかで見覚えのあるあの ∽ のマークの薄型デスクトップパソコン…。液晶モニタはEIZOだが。と、いうことは…と思って、本を借りるときに小さな声で職員さんに聞いてみた。「新しいシステムって、アイリスですか？」って。そしたら、「ええ、まあ、まるごとそのままというわけではないですが、アイリスです」って。 あ??。ここまでの話は、ごく一部のギョーカイ人にしか通用しない話なので、申し訳ないのですが。そういうことです。 なお、蛇足ながら、横浜市の図書館は、うちの会社でなく、別の会社なのです。 ほんの数十分だが、本を５冊借りて、その足で、いつもの床屋さんへ。「入院中なんですよ?」なんて言いながら。耳に綿を詰めてもらって、数日ぶりの洗髪でさっぱりした。シャンプーの間、右目に石鹸が入ったが、やっぱり閉じているつもりでも、完全に閉じることができていないようだ。もうすこし。 病室も、先日から空いていた隣に、新しい方が入ってこられたし、斜め向かいは今日退院で、すぐ別の方が来られて。どんどんと「古株」な入院患者になっていく14日目でありました。 そうそう。ぜんぜん書いていませんでしたが、自宅改修の段取りも順調に進んでいるようで、先日は一度床を剥いで見たそうな。とりあえず来週末から工事開始。あ?、オレが足引っ張ってる？ いやいや、そう考えるな。その心労がいけないのよ。 |
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| 2003年1月9日 Thu | 朝焼け |
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昨晩から今朝にかけては、なかなか寝られなかった。確かに眠剤の処方は終わっていたのだけど、心のどこかに「社会復帰できないかも」っていう不安があったりして…。 #010 ロミオとロミオは永遠に 好き嫌い分かれると思う。こんなの恩田陸ぢゃないっていう人もいるかも。でも、恩田ワールドの真骨頂かも。傑作ではないかもしれないけれど、偉業というべきか。20世紀の遺産でもありませう。  朝７時半ごろの富士山は、まだ薄暗いので、日が昇るまで待ってみたりするのだが、８時をすぎるともう薄雲に霞んでしまって見えなくなってしまう。それならばと、反対側の空を。Ａ棟とＢ棟とをつなぐ２階の渡り廊下からは、道路の向かいのモスバーガーが見え、さらに山の上の公田団地の建物も見える。20年も住み慣れた街なのに、見たことのない角度があるものです。９時20分麻酔。もう４回目ともなれば慣れたもの。１時間の安静横臥も退屈に思えるほど。今日は目の腫れだけ。明日は早めに呼んでもらうようにした。 10時から点滴。今日は昼までに落とし終わる。14時にリハビリ。リハビリは午前中は11時までで、午後は14時から。明日は11時ごろに来てもいいですよと約束してもらう。 15時30分耳鼻科診察。点滴も明日で終わりにして、以降は服薬でＯＫとのこと。だから、明日の麻酔とリハビリが終わったら、火曜日の麻酔まで病院にいる必要がない訳で、よって明日10日金曜午後から14日火曜午前までの一時帰宅の許可が降りた。 聴力検査の結果は、先日（６日）より若干悪し。でもまあ、聴力範囲としては健常な範囲。確かに右耳の高音域は聞こえにくいけれど、という結果。顔の麻痺は、今日は２点あがって24点／40点満点。 やはり、神経節ブロック麻酔の効果は、顔には出ているようだ。あとは、この難聴とめまいだけなのだが。 ということで、明日以降の予定が決定。明日は昼食を食べたら帰って、会社へ行こう。数時間しかいられないし、何ができるわけでもないけれど、確認とか、サーバ移行準備とか、第２土曜日調整とか。そうでなくても、最後に出社したのが12月20日だったのだから…３週間も会社に行っていないのか…。 浦島太郎になりませんように…。 #011 藤田英時 人間の考え方 プログラムの考え方 売れてるの？ うそでしょ。 図書館の棚にあったからつかんできただけ。こんな本、誰をターゲットにしているんだか。つうか、この人まだ生きてたの？って感じ。「ハードディスク24時間ガイド」とかを思い出した。 #012 清水義範 名前がいっぱい 十二国記を読んでいて思ったけれど、物語の世界は、現実の世界があってこそだなと、心底思う。一日中、ず?っと物語の世界にいることはできない。現実の生活を生きているからこそ、虚構の世界へ入り込めるのだ。 というわけで、入院中は、軽重とりまぜて、いろいろな本があればよし。清水義範の笑える短編集とかはもってこいかと。 #013 堀江敏幸 熊の敷石 先日よんだ「いつか王子駅で」の著者の、芥川賞受賞作品。 読んでよかった。めぐりあえてよかった。衝撃だった。旅の文章は、先日の「ディングルの入江」に似ているかもしれない。何の制約もない時間、病室で、酸素吸入しながらではあったが、こうした物語を読むことができたのは、まことに至福としかいいようがない。入院して幸せです。 夕食後、会社に電話。明日出社の旨を伝える。「無理して、来なくていいぞ」と言われて、ああ、無理なのかなあとも思う。でも、これ以上休むとホントに社会復帰できなくなりそうな不安もあるんですよ。仕事に対する「責任感」ってやつが、どこまで必要で、どこからが自分を殺すのか…。その閾値はちっともわからない。 もし、明日行かないことにするとすると、自分の中の「責任感」を殺して、「まあ、いいか」の無責任になりそうで。そんな無責任な人や態度を見て知っているからこそ、そうはなってはいけないと思うわけで。体の調子が悪ければ、もちろん行かないのだが、なまじ元気なだけに、判断がむつかしい。さらにあと１週間休むことが決まっているし、ちょっと出れば、浦島太郎にならずに済むと思っての出社なんだけどなあ…。 ま、なるようになれ。ということで、おやすみなさいませ。 |
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| 2003年1月10日 Fri | 仮退院 |
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仮退院なんて言葉があるかどうかは知らないけれど、３泊４日の一時帰宅は珍しいといわれた。 おとといからきのうにかけては、ぜんぜん眠れなかったけれど、今朝はぐっすり。 どうやら、会社へ行きたくて行きたくて、というか、会社に行けるのが嬉しくて仕方がないらしい。 そこまで「会社人間」なつもりはなかったが、さすがに３週間も行かないと行きたくなる程度には、この仕事が好きらしい。 とはいえ、眠りは浅かったようで、たくさん夢を見た。夢の中で懐かしい人にたくさん会った。高校の時の先輩は、今はお医者さんでしかも麻酔科におられるので、今私が受けている治療の話を夢の中でした。それから、小学校の同級生にも夢の中で会った。最近鍼灸院を始められたので、そこへ行って、施術を受ける夢だった。 夢の中でも、多くの人に支えられておるのだと、感謝感謝な金曜日。であります。 |
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| 2003年1月10日 Fri | やっぱり浦島太郎 |
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自分のデスクトップマシンからの日記更新は、すんごく久しぶり。 まあ明日も出社の心積もりなので、いろいろな整理はのちのちおいおいに。 朝６時から点滴静注。昨日の看護婦さんに「５％ブドウ糖溶液って甘い？」って聞いたら「さあ」って言われちゃったけど、今日の看護婦さんは「はっきりわかるくらい甘いよ」って教えてくれた。「生食は塩辛い」とも。「生食って何パーセントだっけ？」って聞いたら「え?と、０．５とか０．６とか、そのくらい。忘れちゃった」とな。 ５００ｍｌの点滴だったが今日は２時間で終了。10日間入りっぱなしだったカテーテルを抜いてもらう。長いプラスチックの細い管で、抜くときに写真を撮った。「写真を撮る人は初めてです」って言われたので「だって、もう一生入れないじゃない」って言い返したら、「いやいや、人生まだまだ先は長いから」と言われた。でも「その頃には違うものになってるかもしれないじゃない？ この細い管だって最近でしょ？」って言ったら「いや私が勉強したときからそうだった」と言われた。こういう点滴技術ってどのくらい進歩しますかねえ？     ９時３０分に麻酔注射。１時間の安静横臥の後、ベッドへ戻って３０分の酸素吸入。１１時からのリハビリで戻って昼食。なかなかにハードなスケジュールをこなして１３時。全ての荷物をまとめて一時帰宅。 １時間ほど自宅にいて出社。外へ出ると、右耳の難聴とめまいが顕著にでて、なかなかまっすぐ歩きづらい。電車に乗るのも２０日ぶりとかで、電車って結構ゆれるものだとか思っちゃったり。まあ、なんとか会社にたどり着いたのが１５時半。 結局、１２月２０日以来の出社なので、ほぼ１ヶ月会社に行かなかったわけだが、その間の変容といったら、まるで浦島太郎。 新しいサーバマシンが動いていて、自分の管理すべきアプリがそちらに移動されていたり。明日のサーバ置き換えでは、某システムと某システムのサービスを４時間も停止させるとかとか。 いや、メールは読んでいたので、断片的には聞いていたものの、やはりその場に居合わせないとアタマに入るはずもない。 休んでいる間に、さまざまなプロジェクトのスケジュールが決まったようだし。とても数時間の出社では全てを聞き取れず。 しかも、年末のログとか、いちおう全部目を通しておきたかったし。メールでログを自分に飛ばしているんだけれども、横着して年号を「０２」のママでメール送信プログラムを作っちゃったから、今年に入っての分が飛んでこなかったりとかとか。 そんなふうに眺めていたら、案の定、年始からとある処理が動いていないじゃない。ちょこっと直して再起動。やっぱり出なければわからないことばかり。 そうそう。こんなに長い期間の欠勤なので、その説明を聞きに行った。疾病給付金の用紙を貰ったり、有給休暇の残り日数を計算したり。 会社が加入している健康保険では、高額医療費請求の手当てが厚いとか。自分がそうなるとはな?。 全てを見て安心、というわけにはいかなかったが、明日の置き換えに伴う準備も済んだので帰宅。もちろん明日出られない場合に備えて、手順書も作ったが。 ・入院中、なんとなく さだまさし の「第三病棟」という歌を思い出したのだが、途中は思い出せるものの、最初が思い出せない。先日の一時帰宅の時に、歌詞集の文庫本を手にとってしまった次第。そう。この本は先日お見舞いに来てくれたSさんから頂いたんだっけ。 で、今日の帰り。久しぶりの娑婆の空気に浮かれて、東京駅構内の本屋とCD屋だけには入ってしまった。そこで見つけた、さだまさし のＣＤを衝動買い。 駅からバス乗り場の間で、顔がこわばる。１日の疲れが顔に出るのか…。 夜半にＺ氏が家まで来てくれた。希望のＲＪ最新号をどうしてかＧｅｔしてくれたのだ。感謝！ （14日追記） |
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| 2003年1月11日 Sat | サーバ移行 |
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・外出２日目は、意外と平気なものなのか。めまいは軽く思え、駅まで少し走ってみたりした。 結局は「慣れ」ちゅうことか。 ・昼間の湘南新宿ラインで池袋へ。車内は空いていたので顔の体操ができた。つうか、一日に15分とかでも、顔の体操をする時間を作るのは難しい。 ・ただ、長い時間歩くのはつらいなあ。志木の駅から会社までの間が一番つらかった。着いたら一休みしないと、なにもできずに。 ・サーバ移行だけかと思いきや、電源工事もありーの、本社でもサーバが止まっていーの。どうせ止めるなら、なんでもやるぜ！状態。 ・13:00から作業開始とおもって、それまでは昼休みのような感じだったが、電源工事がほぼ１時間あったので、その間はやれることなし。 ・私の担当部分はあっけなく移行終了。いろいろと心配したが、昨日出ていたのがよかった。住所辞書ファイルも最新にできたし。なにより。 ・スケジュールの移行は、すべて先輩の担当かと思ったら、各自担当だったのね。私の分まで先輩に移行していただいて、すみません…。 確認中に、それではだめだとか思いついたり。他のスケジュールも時刻変更が必要だとわかったり。 サーバ移行（古いマシンで動かしていたものを、すべて新しいマシンへ移動させて、そちらで動かすことでありますが）っていう作業は、事前準備をどれだけ出来たかでキマるようなもんだけれども、やっぱり「三人寄れば文殊の知恵」みたいなところもあって、おこるトラブルを解決するのにもその場に出来るだけの人がいたほうがよかったりして。 ・18時前には全作業終了→撤収！ 車で来ていた先輩に駅まで送っていただく。おお。ＨＩＤの明るさよ！ ・友人Ｔ氏が、なぜか水道橋のｅ氏宅に車で来ているとのことなので、そこまで行って車で送ってもらうことにした。 ・本郷三丁目の駅が新しくなっていたのを初めて見た。あの屋根の張弦梁の構造は、どこかで見たことがあるような…。船橋日大前駅と似てる？    ・夕食を「半快気祝」ということでゴチになる。なんだか、話したい欲求が止まらずに、思いついたことをしゃべりまくる。一人ハイ状態。大丈夫なのかオレ。 ・Ｔ氏の車にＫｕ氏となぜかｅ氏も乗って、首都高を南へ。無事送還完了。 ・いろいろと、しゃべったり笑ったりすることが、一番の顔のリハビリになるわけで。 （14日記す） |
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| 2003年1月12日 Sun | 一時帰宅３日目 |
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朝起きたら10時を過ぎていたが、まだ間に合うと思って教会へ。歩けばまだふらふらするが、ファンカーゴはふらつかない。運転するほうが、座っていられる分だけまだラクだ。説教の直前に間に合った。ほっ。 礼拝後は「女正月」ということで、女性だけで食事会かとおもいきや、みんなでいただく。替わりに食事の後はすべて男性だけで片付けたりした。 考えてみれば、授洗後初の礼拝出席なので、ここでも、病状や車の事故の話など、しゃべりたいだけしゃべりまくるオレ。ホントに大丈夫なんか？ 13時過ぎ老健。父に「あけましておめでとう」と言ったが、元日に会ったっけ。父が病状とか現状を書いた年賀状を出したものだから、友人知人から見舞いや励ましの手紙が届いたそうな。私も今、お見舞いに来ていただいてその嬉しさがよくわかるので、届いた手紙を読んで、父子で涙する。 夏にこの近くに越してきたと通知があった、石黒家の親戚（私の従兄弟 父の甥）が、先日見舞いに来てくれたそうな。住所からは想像つかなかったが、金井と環３の間で、よく通るところじゃん！って思ってびっくり。自宅と老健の中間といった感じか。 私は病院では常食なので、しょうゆがつくことを自慢♪。父は悔しがっていたが、この病院に入院していた頃のことは、あまり覚えていないらしい。Ａ棟につらなる新館の方のエレベータを好んで使っていたように思うのだが。 父にファンカーゴを見せる。思い出したように小銭をねだられて、何を買うのかと問えば、ジュースを買いたいと。自分も病院ないで飲み食いしているので、だめとも言えず、ついお金を渡してしまう。ええい。正月だぁ。お年玉だぁ。 駐車スペースから出して、玄関前に車をつけたのだが、やっぱり病室へ戻ってくれといわれて、しぶしぶ付いていったら、机の上に置いてあったみかんを私にくれた。「なにもおもてなしできませんで」って。なんだかなあ。 その後はいつものように、Ｈさん宅。今日はＮさんも来られて、Triangle打ち合わせ。そんななかでもしゃべりまくるオレ。ＮさんもＨさんのご主人も、私の耳の病気の入院のことはご存知だったが、車を事故られたことは知らなかった様子。写真まで見せちゃって２度も事故の話をしてしまった。 18時過ぎに今日の作業は終了。 今晩は、久しぶりにＲ氏と塾長Ｄ氏とＮ氏が集まっているらしい。せっかくなので顔も見たいし、20時ごろ文庫で合流。久しぶりにＲ氏に会う。塾長Ｄ氏の車で動いていたらしいが、せっかくだからこのファンカーゴで移動しよう！ということになった。 ウォークスルーを目指してるので、コラム式のＡＴなのだが、これがしょっちゅう行きすぎる。ＰからＤに下ろすときは、すぐ２やＬに行っちゃうし。ＤからＲへ上げるときはすぐＰまで行っちゃうし。 なかなかスピードは出ないが、中速の伸びはよい。まあ、ノーマルなＡＴ車なんてこんなもんか、って感じ。 ところが、ハンドル部分にスイッチがあって、シフトアップ・シフトダウンが出来る。いわゆるスポーツ・モードってやつ？ これは、なかなか面白いかもって期待させるのだが、高速でＤから２に落としても、たいしてエンジンブレーキが利くわけではなし。かといってさらにＬまで落とそうとしても、「ピピピッ」って警告音が鳴ってキャンセルされてしまう。 一旦期待させておいて、それがツカエネーって期待はずれ。初めてこの車を運転したＤ氏も、ほんの数キロ走っただけで、まったく同じ感想を持ったようで、採点は？「２点！」とかなり厳しい。 ところがところが、である。Ｒ氏を自宅に送り届けた後、たまたま３?４０分、車の中で３人で待つことになり、車内装備をいろいろといじっているうちに、後部座席の足元の床が開くことが判明！。これは何かとマニュアルを見てみると…なんと、後部座席が前部座席の下あたりに収納できて、床がフラットになるらしい。それではやってみようと、すべての座席をしまってみた。（ヘッドレストと後部の中座席だけが残ってしまうのが残念）すると、男３人が車座になって足を伸ばしてもまだ余るくらいの広さ。おおお、こんなにもファンカーゴの荷室は広がるのか?！。 ここで一挙に評価倍増。友人らのうちで誰かがこれを１台持っていると重宝するね、って話になった。 結構遅い時間になり、最後の運転は少し心配だったので、Ｎ氏に家までついてきてもらう。でも、LANTISに比べて速度が出ない分、安全な運転が出来るようだ。めまいのせいで、ちょっと認知が遅れることがあるが、それも前方・後方ともの広い視界に助けられている気はする。病中がこの車でかえってよかったかもしれない。 帰宅後、久しぶりに母と話す。今日は住宅改装の最終打ち合わせだったので、工事は来週末金曜から始まるそうな。それから父親の今後の話とか。そろそろ２ヶ月目なので、２月中旬で３ヶ月だから、継続していられるかどうか。でも、今の老健では父は「問題児」らしいこと。どうやら、お歌を歌ったりお遊戯したりするクリスマス会に出たがらなかったらしい。それはそれで（老健としては）かまわないらしいのだが、父はさらに「そんな子供じみたこと出来るか！」と豪語したとかしないとか。受け答えもはっきりしているし、自分の要求も伝えられるし、人の言葉も理解できる。でも、気遣いとか思いやりとか、もう一つのところが、障害なんだろうな。 などなどと、なんだかんだと話さなければならないことはいっぱいあって、朝の４時ごろまで話してしまう。 （14・15日記す） |
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| 2003年1月13日 Mon | 一時帰宅４日目 |
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ハイテンションは昼まで続くが、さすがにからだがついていかずに、夕方寝てしまう。 連休中にいろいろと片付けておこうと思ったことのうち、結局なんにも出来ずに終わる。この日記も去年の分を整理しようとか思ったりしたのに。 入院中に新しい言語を少しでも学ぼうと思って、本をみつくろうとは思ったのだが、それも忘れてしまった。（結局深夜にｂｋ１で注文して、病室へ届くようにしてみた） あれやこれやと、家の中を動き回ろうとして、バランスを崩ししりもちをつく。疲れているのか今日はめまいがひどく、家の中でもフラフラする。 父親が病状や現状を詳細に書いた年賀状を出したおかげで、親戚方がお見舞いに老健を訪ねてくださったらしい。父の兄にあたる伯父から電話があり、「（父が）わがままばかり言うので、いさめたところだ。」とのこと。ホントに恥ずかしい限りなのだが、こればかりは、半分性格、半分障害のせいだからいかんともしがたいところ。 また、お見舞いをいただいた方に電話したり。なんだかんだ。 とりあえず、年賀状のページの画像だけは更新。 あ、あと、工事に先だって、床の一部を切り取った。床下ってただのコンクリ打ちはなし。工事の進捗は、母親が「匠の改築 ビフォー・アフター」ではないが、デジカメで撮影するとのこと。   
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| 2003年1月14日 Tue | 再入院 |
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朝９時前には病室へ。もちろん同じ病室・同じベッドそのまま。 今朝はめまいがひどくて、徒歩１分半の病院へ来るまででもふらふらへとへと。病院内をあるくのも、なんとなくおぼつかない。 10:15麻酔。４日ぶりで少し痛い。昼まで寝ていて昼食。31日までの入院・治療費の請求書が出ていたのでその分の支払い。この病院は15日と月末〆なのだが、入院は17日金曜日まで。つうことはあと２回に支払いが分かれるつうことか。 14:00からリハビリ。今日は先生一人なので忙しそう。いつものおばさんとお話しながら少し待つ。 そうそう。この病院も恐らくホストコンピュータで処理しているようで、Ａ棟の４階に電算室という場所があるらしい。で、共済病院のコンピュータはどこでもそうらしいのだが、２つの病院で１つのホストを共有しているとのこと。ほうほう。市内の共済（どことどこだかは忘れた）の病院も、片方にホストがあって、もう片方は端末しかないとかとか。この病院は遠く離れた舞鶴(！)の共済病院の分も担当していて、オンラインで(なのか？)つながっているらしい。 15:30 耳鼻科診察。再度聴力検査と平衡感覚検査。今日は朝からふらふら感が強いし、耳の聞こえもいまいちなのだが、検査の結果はまあ良好。平均聴力は、６日15db→９日17db→14日14dbと向上中。右8000Hzの聴力は、６日35db程度→９日40db程度→14日35db程度とあまり変わらずか。この聴力はなかなか復活しにくいとのこと。でも日常生活には支障はないし、左耳の聞こえは抜群によいので大丈夫。 めまい感というのも、自然に治るのは難しく、現在の耳の状態に合わせて慣れるというか、平衡感覚を再度養うことで、普通になるそうだ。そのためのリハビリ体操の紙をくれた。顔を曲げたりするのを繰り返すことで、今までの平衡感覚を忘れて、あらたに獲得しなおすということだそうだ。 顔の麻痺の回復はメキメキで、今日は31点／40点満点！。通常30点を超えると、初対面の人に麻痺があるとは気づかれないとのこと。 今日は夜から、本郷台のリリスでコンサートレッスンがあるそうで、その前にとＳさんがまたお見舞いに来てくださった。甘いコーヒーを持ってきていただいて感謝！ Ｓさんも昔から片方の耳の聞こえが悪いらしい。それでも音楽家だし、と励ましていただく。 夜、母に電話。年賀状のお返事を数通いただいているようだ。それから、22日か29日に父親が関内の落語へ行きたがっているとのこと。老健は夜遅い外出は許さないので外泊になる。つうことは夜家に帰ってくるということなのだが、22日ってバリバリ工事中だし、私も病み上がり２日目だし、それこそ「わがままをいさめて」、見送ったほうがいいとおもうんだけどな。今年の目標は「がんばらない勇気」なんっつったりして。29日だったらなんとかなるとはおもうんだけど。 そんなこんなで。連休中の日記も書き戻りつつ。 #014 徳間文庫 松岡圭祐 バグ 人間の脳なんて、やわいものさ。ゲーム脳？アルコール脳？。いずれも同じ。 |
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| 2003年1月15日 Wed | 再入院２日目 |
 今朝も、７時半ごろに朝焼けの富士を撮影してみるも、やはり、４日の富士には遠く及ばず。もうすこし日が昇ってからがよいのだが。 麻酔に呼ばれた10時半ごろが、ちょうど見頃と思ったのだが、戻ってくる頃にはもう見えなくなってしまうだろうし。麻酔台（とは言えただの寝台だが）に横になってみて、よくよく感じてみれば、左に傾斜している気がする。「ホントに平行？」って聞いちゃった。 今日は ＮＨＫのスタパに 大江千里 生ゲスト登場。３歳からのピアノの話とか、最初に音を出せたチャルメラの音階の話。それは、メジャー（長調）なのに切ないメロディ。まるで千里の音楽の原点だね。入院中でなければ見なかったと思うし。こうした偶然は嬉しいね。とかいいながら、11月発売の最新アルバムを買っていなかったり…。ちゃんとしたファンでなくてすいません。 昨日もらった「めまいリハビリ体操」を見てみると、首を左右に振るからはじまる。なんだと思うなかれ。いざやってみると、右へ振るときに違和感というかふらつきを感じる。あれあれ？ 先へすすむと、片足で立つとか、目をつぶって歩くとか。廊下を歩くときに目をつぶってみたが、とても危なくて歩けたものではない。そんなのどこでやればいいの？ たとえばリハビリ室の平均台とか広い場所を借りられないか、あるいは「めまい体操」そのものをリハビリ（ＰＴだね）でやってもらえないのか、ということを、顔のリハビリの時に聞いてみたら、それは可能だとおもうから、耳鼻科の先生に言ってもらってとのこと。 さっそく耳鼻科の診察のときに聞いてみた。あと２日だけでも、誰かいる前で、広いところで、目を瞑ってあるいたりするリハビリはできないかと。そうしたら、そういうリハビリは考えたことがなかったが、できるかどうか聞いてみる。とのこと。父親でリハビリのことはなんとなく想像がついていたので（たとえば45分の間に、舗装具付歩行２周とかをやっていたし）、頼んでみることを思いついたのだ。 今日の耳鼻科の診察では、他に ・１月10日の血液検査の結果、肝臓の数値は改善されていないとのこと。 心配なので明朝至急で再検査。 ・耳の詰まった感じや、たまに痛い感じがするのは、やはり聞こえと同じで、改善は遅いとのこと。実際に詰まっていたりするわけではなく、感覚神経が変化しているためにこういうことがおこる。 ・顔麻痺の点数は 今日は30点。そういや、今朝の歯磨きの時に、うがいが違和感なく出来たなあ。 ・躁状態が続いて、昨晩は遅くまで眠れなかったので、安眠剤を再処方してもらう。 ・右耳で聞くと、左耳より全体的に高く聞こえる。耳というものは、聞こえている音全体のバランスから高低を判断しているので、今までの聞こえから、高音部が失われたら、全体のバランスからいって、同じ音は相対的に高くなる。耳の聞こえというのは、そういうメカニズムなのだ。なるほどねえ。 （これは、慣れていくしかないわけで、すると、歌を聴くとき歌うときが、これからすべて新鮮に思えるわけだ。うまく練習すれば音痴が直るかも！？）  月曜日深夜に注文したｂｋ１の書籍が、予定より１日遅れでちゃんと病室に届いた。ヤマトの配達状況を見ると、昨14日の午後の便になってしまったようで、今朝７時に栄営業所から配達開始。病室へは17時前についた。ちゃんとナースセンターに届いたようで、看護婦さんが持ってきてくれた。今日は小正月なので、夕食は稲荷寿司と巻き寿司だった。 病室前の廊下は迷惑と思い、病棟間の渡り廊下の邪魔にならないところを見つけて、「めまい体操」の立ってやるバージョンをやってみた。さすがに目をつぶって歩くのはやらなかったが、足を継足（片方のかかとと、片方のつま先をつけて）立つ。これが意外と難しい。すぐにふらふらしてしまう。目をつぶってそれをやるなんて論外。あと、目をつぶって両手を前に上げて、足踏み。これも、最初右足を上げることを躊躇した。 明日もこの体操やってみましょう。 今晩から明朝にかけて、大幅に冷え込むらしい。布団をもう１枚貸してもらうという奥の手があるのだが、私より寒がるご老人が多いことだし、それは控えておこう。 |
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| 2003年1月16日 Thu | 今年一番の冷え込み |
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今年一番の冷え込み。横浜の最低気温は?１．６℃ なんて言われていたので、心配していたが（病室の暖房は夜９時半?朝７時頃まで止まってしまうのだ！）、処方してもらった安眠剤のおかげで、朝までぐっすり眠らせてもらった。おそるべしメイラックス。 今朝も富士山がきれいだろうとは思ったが、いつもの時間ではなく、朝食後なら陽が昇ってさらにきれいに見えると踏んだ…のだが、８時を過ぎると雲がでていて、霞んでしまう。富士山なんていつでもきれいに見えるや、なんて思ってしまうが、案外その機会とはめぐり合うことが出来ない。だからこそ、きれいに見えたときに、オオサワギするのです。 麻酔科の診察室の前や、耳鼻科の診察室の前で、しばらく待つことがしばしばなのだが、そこは小児科の待合と同じ訳で、今日あたりなどはインフルエンザウイルスの巣窟なのではないかと、ちらと思うだけで、そばに近寄りがたい気がするのですが。空気感染、するよなあ。 まあ、病院にいるから病気になる。というのは一面の真実で、長々と入院などせず、自分の治癒力だけに頼れるようになったら、さっさと退院すべきという考えもある。病院嫌いな人ほどそうだろうけれど。でもね。傷害保険だとかは、入院した日数で支払われるわけで、その後の自宅療養中の休業の補償はなかなか難しい。やはり退院翌日に就業可能な状態まで回復できればよいのだが。 ・麻酔医師の仕事 神経ブロック麻酔注射を受ける時は、麻酔科の診察室に入る。寝台の上で横になって、看護婦さんに首元をティッシュでカバーしてもらう。その後、医師が首元を消毒して、ゴム手袋を両手にはめて、のどの脇あたりをぐーっと押さえて注射する。その後、30分はそのままそこに横になっているのだが、その間に、麻酔科の医師や看護婦の声がよく聞こえる。そんな中で、麻酔の先生の大変な仕事が垣間見えて興味深い。 もちろん手術の麻酔が麻酔医師の仕事なわけだが、手術前の患者を診察して、問診・説明をする。家族構成・既往症・血縁で全身麻酔の経験者の有無などなど。 部分麻酔で手術するのか、全身麻酔で手術するのかで、そのリスクは大きく異なってくるだろうし、それぞれの患者に対して、病状やその他の身体症状が異なるわけだから、麻酔が本当に可能かどうかこの診察でチェックされるわけだ。このチェックで、麻酔が難しいとなると（たとえば、投薬が多く肝機能が低下している場合は、半身麻酔も最後は肝臓で代謝されるので、問題になるらしい）、手術を決めた医師と相談していた。（この場合は、全身麻酔に切り替えるか、手術日を伸ばすかの２択だったようだ。） ＊毎日30分程度寝ていた時に、耳に聞こえてしまったことを書くことは、少しためらったが、本当にお医者さんって大変な仕事だと改めて思ったので、あえて書いてみた。 う。 医学的知識の蓄積はもちろんだが、その上に判断力・決断力が必要で、リスク管理もしなければならい。それらの能力が優れているだけでは「いいお医者さん」っていう印象にはならないわけで、こうした状況を、上手に患者に伝えて、同意を得、納得と安心感を与える必要がある。医学的に、あるいは病院・医療の規則として、あらかじめ伝えるべきことを伝える必要があり、診察する必要があるわけだが、それを超えて、上手に患者の話を聞いて、分かるように噛み砕いて説明し、同意を求めるには、会話の技術を要するだろう。特に、成年ばかりでなく、どちらかといえば老人が多いわけで、それはそれで困難を要するだろうなあと想像した。 ひるがえって、私の仕事はどうだろうか。それなりの判断力・決断力は必要だし、ある程度のコミュニケーション能力も必要だ。リスク管理も大事だけど、とはいえ、あの麻酔科の医師ほどではないのは明らかだなあ。医師を「先生」と呼ぶのは、慣習なのだが、あらためて尊敬の意味をこめて「先生」呼ぼう。 ＊天皇陛下のご入院 ご入院にともなって、「当分の間」という表現で、国事行為を皇太子殿下が代行されることになったが、平成天皇の病居療養に伴う皇太子代行は初めてだそうな。（外国訪問等での代行はあった） 来週の通常国会の開会式（だっけ？）や、青森アジア大会開会席出席も皇太子さまが代行されるとのこと。 こうした場合は、官報に載るのは承知で、探していたところ、本日16日付けの「特別号外」に掲載されていた。号外と特別号外は年始からの付番で第２号。この特別号外は、この国事行為代行１件のみが掲載。 恒例(？)により、官報のホームページから以下に引用するが、国事行為の臨時代行に関する法律 なんてものがあることと、きちんと徳仁親王と名前がかかれていることに気づく。 平成15年１月16日付（特別号外 第2号） ○内閣告示第一号 天皇陛下は、御病気御療養につき、一月十六日から当分の間、日本国憲法第四条第二項及び国事行為の臨時代行に関する法律第二条第一項の規定に基づき、国事に関する行為を皇太子徳仁親王殿下に委任して臨時に代行させることとされた。 平成十五年一月十六日 内閣総理大臣 小泉純一郎 今日の昼食はパンだった。たまには変わってていいかも。長く入院しているとワンパターンに気づくが、ヴァリエーションを考えるのも大変だろうな。 ２時からリハビリ。ＰＴでお願いされてるかと思ったら、ただ単に場所を貸してくれるだけのこと。いつものように顔面の低周波治療とマッサージの後、ＰＴ室に行ってみた。さすがに、脳血管センターのリハビリ室とはくらべようがないが、その半分くらいの広さ。ＰＴさんが３人いて、四点杖で歩いて周回する人がいたり、立ったり座ったりの人とか、それは前によく見たＰＴ室と同じ感じ。ただ、正式な依頼をしたわけではない（伝票がでてないって言われた）ので、治療というわけではなく、場所を借りるだけ。とりあえず、平行棒の中で目をつぶって往復したり、目をつぶったまま継足歩行。また、継足直立や片足で立つなどをやらせていただいた。 リハビリ治療とはいえ、ＰＴさんが３人で同時に十数人の患者を見ているわけだから、治療代のほとんどは場所代施設代であろう。めまいリハビリも一人で出来るわけだけど、場所を使うなら、ちゃんと（伝票を出して）保健治療にすればいいのになあ、と思った次第。 今日も聴力検査。平均聴力は、６日15db→９日17db→14日14db→16日20db。あれ。今日は調子が悪い。 と向上中。右8000Hzの聴力は、６日35db程度→９日40db程度→14日35db程度→16日45db程度。今日は最悪。そんな日もあります。そのかわり、左耳は平均3.5dbと抜群。 顔麻痺は、今日は31点／40点満点。ん?。満点退院は難しいかな。 診察後、先生が病室に来てくださって、今朝の血液検査の結果を伝えてくれた。とりあえず肝機能は異常なし。回復してたってことね。 #015 天国の本屋 松久淳・田中渉 著 ちゃんと落涙できます。大丈夫。 これをはじめ、昨日届いたｂｋ１の本をパラパラ。あたらしい言語を学ぶときは、こうした入門書を斜め読みするのがいいねえ。うむうむ。 っていうか、本屋で見て選んだのではなくネット注文で、しかも24h在庫の中という狭い範囲から選んだにもかかわらず、２冊のアタリ本の組み合わせで選べたので、少々びっくり。やるじゃんオレ。 こんばんはそんなところで。ようやく、いつもの日記らしくなってきたし。そちらも回復すかね。月曜にはきちんと仕事に出られますように。 |
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| 2003年1月16日 Thu | #017 ハイペリオン 上 |
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K氏が見舞いに貸してくれた本。ああ、こんな本格的なＳＦを読むのは久しぶりだよぉ。 つうか、ホントにすげえＳＦを読むと、その壮大な世界観の創造（想像？）に圧倒される。 ハイペリオン 上 (ハヤカワ文庫 ＳＦ １３３３) ダン・シモンズ著 2000.11 （今年から、書名・出版社名等・著者名・(新刊購入以外の場合の)発行年月 の順で掲載することにしよう。） |
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| 2003年1月17日 Fri | 退院！（入院通算24日目） |
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６時起床。朝食の後、麻酔の前に、渡り廊下の広いところで、めまい体操。麻酔は通算９回で終了。退院の日なので午前中に耳鼻科診察（これが終わらないと会計が出ない）。まだ服薬はあるので、再診日を決めておしまい。昨日書いたように、めまいのひどい人には、１回か２回程度でよいので、ＰＴさんの指導のもとで、平行棒などのリハビリをしたほうがよいとサゼスチョン。次に同じような病気の人がきたらそうするわと、お医者さん。 通常、退院の日は午前中に退院するのだが、私はリハビリがあるので午後にしてもらった。 よくよく考えたら、明日の土曜は診察のある土曜日なので（この病院は第２第４土曜が休診）、明日も麻酔とリハビリをしてもらってから退院でもよかったかも。まあ、いいか。 入院最後の昼食はすきやきだった。会計がでて支払を済ませて、最後のリハビリ。リハビリは通算で13回目。いつものオバさんには会えずに終わる。ついでにPT室で平行棒を少し使わせてもらって、すべての治療を終了。着替えて荷物をまとめて、午後３時に退院しました。 （１月19日記） |
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| 2003年1月17日 Fri | 工事第１日 |
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「大改造！！劇的ビフォー・アフター」ではないが、匠はスゴイかも。 今日は床板が全部はがれて、レベル出しで終わったようだ。    （下の写真の 手前の鉄管がガス管 この部屋と手前の部屋の壁のガスコンセントにつながる。奥の鉄管は水道管 外へ出て庭の水道へつながる。） |
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| 2003年1月18日 Sat | 栄転祝い？ |
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後輩Ｄ君が月曜から徳島転勤。久しぶりに会って（つうか今年初めてか）、天ぷらを喰らう。 Ｄ塾長はＧＷにご結婚だが、D君も年内にご結婚予定。今日は式場見学の帰りだとか。話を聞いているうちに、Ｄ塾長と同じ式場だということに気付いて笑う。ヨコハマの結婚式場といえば、ニューグランド か ロイヤルパーク（ランドマークタワー）のどちらかが最高なのかと思っていたけど、近頃は（最近できた）某貸し式場が（女の子に）大人気らしい。ふーん。 |
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| 2003年1月18日 Sat | 工事第２日 |
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最初の部屋の、床の横梁（大引：写真では縦）と 縦の梁（ 白いのは断熱の発泡スチロール。 （上左 午前中／上右 午後）   （下 床を貼った後）    （建築家の妹に 幅木 でなく 根太 との指摘を受けました。わかっているんだけど、とっさに間違えちゃいます。覚えたての言葉なので…） |
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| 2003年1月19日 Sun | アイリス！ |
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・午前中教会→昼過ぎ老健 このコース定着しそう。 システム更新が終了した図書館へ。前回行ったときは、システム更新中で、ハンディターミナルでの貸し出しだったから、貸出冊数のチェックがなかった。案の定６冊限度のところ都合７冊借りてたことに。 検索機はバリバリWindowsマシン。検索画面は、ＩＥカスタマイズのようで、リンククリックすると詳細表示される。ただ、他の画面にはならないように施されてた。また、タッチパネルorキーボードのどちらでも可。さらに、表示文字の大きさを変えられる。 検索画面は、上から タイトル・著者名…となっているが、プルダウン可。で、タイトルで複合検索するときは、一番上に第一キーワードを入れ、「著者名」の▼を押して「タイトル」に変えて第二キーワードを入れる。その後「AND」か「OR」を選択して、検索すればよし。 ただ、デフォルトで自館（栄図書館）のみ表示され、自館にないときは「当館にありません」と表示される。その時は「全館検索」を選ぶと、再度検索される。 検索結果一覧では、すぐに借りられる本に○が付き、借りられない本には×がついていて、まあ解りやすい。 ×がついていたら予約すればよいということだ。 書誌詳細画面に「印刷ボタン」があったので押してみたら、マシン横の、感熱式ロールプリンタから ジリョッ と(書誌番号の)バーコード付きで印刷された。 もしやと思ったが、これと利用者カードをカウンタに出したら、予約できる…訳ではなくて、いちおう予約カードに名前とカード番号と電話番号を書いて、（書名等は書かなくても可）そのレシートと一緒に出せばよいとのこと。ホチキスで予約カードにレシートを止めていた。 貸し出し手続き後にも、速攻でレシートが出てきた。それには、カード番号と、借りた本の書誌番号＋書名数文字＋返却期限が印刷された。横浜市の図書館でレシートが出るのは…前々のシステムの時（非各館連携の時）以来だね。 予約一覧も見せてもらったが、「順位」が表示されていて、あと何人待ちかがわかった。 まだまだ使い倒していないが、全体的な印象としては、アイリスはGood!。某∽社のハード担当の人がカウンタ横に張り付いていた。ああ、システムカットオーバーって感じ。おつかれさま。 なお、横浜市立図書館の蔵書検索ホームページのシステムの更新は２月３日以降だそうだ。 |
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| 2003年1月19日 Sun | ランティス戻る |
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私が入院した翌日に、修理に出したランティスだが、退院した日に「修理終わりました」との連絡があった。愛い奴め。 久しぶりに乗ると、ファンカーゴよりアクセルもハンドルも重い感じがしたが、すぐにもとの感触が戻る。そりゃ、右の見切りは悪いし、後は見づらいけれども、でも自分の車が戻ってきてとてもウレシイ。 雨が降ってきたけど、買い物からまっすぐ帰らずに、鎌倉→浜須賀→浜見山→辻堂駅→一国→藤沢バイパスと走ってしまった。 左右の耳が感じる音階にまだ差があるので、大きな音量でCDかけて歌ってみる。 |
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| 2003年1月19日 Sun | ああああっ！ |
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入院で見逃したと思っていた「ラスト・プレゼント」ってまだやってるんじゃん。行かねば！ っていうか、「猟奇的な彼女」のプロモートの激しさはどうよ。だって、首都圏では２館だけの上映だぜ。なのに、本は出るし、ＴＶＣＭは流れるし、なんですか？劇中歌の日本語バージョンがもうチャートに載ってるんですか？ ニッチっつうか、知る人ぞ知るっていうのが韓国映画の醍醐味（の一つ）だと思うのに。 来週末なら、どちらも観られるチャンス！ どちらも観ていませんが、お勧めします。はい。 ラスト・プレゼント オフィシャル 猟奇的な彼女 オフィシャル お。ラスト・プレゼントは２月15日から 横浜に来るらしいっす。 |
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| 2003年1月22日 Wed | SSLで帰宅 |
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よくよく数えたら、何日かは出たものの、５週間ぶりの仕事だったりするわけで、月曜からなかなか調子がでない。 少しのこっているめまいのせいか、あたまがぼんやりして、むつかしいことに取り組めない。そりゃそうか。病院ボケ。 火曜・水曜とＳＳＬで帰宅したので、改正後の状況を少し。 池袋20:00発（新宿20:07発）は、快速国府津行。  Ｅ２３１系１０両。池袋で座れるかどうか。新宿ではきわどいところ。この電車は新宿１番線なのだが、それより前の19:57から、３番線には始発の大船行き（新宿発20:14）がとまっていて、こちらは  Ｅ２１７系１１両。ホーム越しに見たところ、ガラガラ。新宿発車間際でも大丈夫そう。その後は、新宿始発21:14の逗子行。入線は21:07だが、こちらも発車間際まで空席があった。 Ｅ２３１系だが１５両なので、前の方へ行けば行くほど、並ぶ人が少なくなり、クロスシートでもあるので吉。この２つの始発は、以前は２番線だったようだが、１月14日から３番線始発に変更になったようだ。 最終の 池袋発21:41（新宿１番線発21:48）も、 Ｅ２３１系１０両。これは池袋では空席あり。新宿で１列目なら大丈夫かといったところ。なお、上記全ては、平日の経験。金曜の夜はこれよりも混雑することが想像される。 |
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| 2003年1月22日 Wed | 工事第３日〜ガス管破損！？〜 |
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本日は、１つ目の部屋の床は貼り終わった。そして隣の和室にとりかかる。 左が今朝の写真。右が帰宅後の写真。     畳の下に床板があったのだが、それをジグソーで切っているときに、ガス管を破損したそうだ。にわかにガス臭くなり、一時は大変だったらしい。すぐに元栓を止め大事には至らなかったとのこと。近所のガス屋(？というのか？ 東京ガスの代理店だね）に連絡して来てもらい、ガス管を延長して再接続したとのこと。下左の写真は、床を貼る前の隣室。ガス管が奥まで行っていることは明らかで、わかっていたことではあるのだが、さすがに、ジグソーがそこまで深く切るとは思わなかったらしい。   最後の写真は、タタキのひび割れ。これだけ割れているほど、地盤が沈下したということか。 
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| 2003年1月23日 Thu | #018 ハイペリオン 下 |
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病院での診察待ちで、最後の数ページを読了。 すげーよ。ホンモノのSFだよ。物語の物語だけど、ぜんぜん解決してないじゃん。上下巻読み終わったのに、え？ 続きがあるの？ それも貸してくれなきゃ、酷だなあ＞K氏 ハイペリオン 下 (ハヤカワ文庫 ＳＦ １３３４) ダン・シモンズ著 2000.11 |
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| 2003年1月23日 Thu | 再診 |
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入院していれば、診察なんて呼ばれてすぐなのに、外来だと待たされることなんの。しかも、寒い雨ときているし。 まあ、９時ちかくになってしまったのが敗因といえばそうだけど。 聴力検査の結果は向上！ 平均聴力は、６日15db→９日17db→14日14db→16日20db ときて 23日12db。おお、回復しているぅ。 右8000Hzの聴力は、６日35db程度→９日40db程度→14日35db程度→16日45db程度 と推移して、23日30db。 聴力は諦めていたので、回復しているのはとてもウレシイ。 その後も診察にしばし待たされて。 顔麻痺は、36点／40点満点。以前に書いた、ヘルペスウイルスの抗体がどうなったか（と、念のための肝機能の回復も）を調べるために、採血。 血流をよくするビタミン剤だけの処方で、再診は再来週。 入院していたら、朝看護婦さんが採血してくれるし、薬も病室まで持ってきてくれるのだが、外来だと、採血は「１階の中央採血室で」とか言われて、そこでも少し待ち、会計を済ませた後に、処方箋にハンコを押してもらったら「院外処方」なので薬局へ行ってまた待って。 フレックスで遅めの出勤でよしかと思ったけれど、結局午前半休としました。 |
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| 2003年1月23日 Thu | 新年会 |
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会社へ行ったら行ったで、これまでの休みの手続きやら。病院で書いてもらった疾病手当金請求書を出して（病院の会計請求にしっかり「証明書代」をとられた）。 今日は、部署の新年会。忘年会の時は休んでいたし、全社の新年会も病院にいたし、病後に酒を飲むのも初めてだったりして（１杯しか飲まなかったけれど）。久しぶりに楽しかった。 |
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| 2003年1月23日 Thu | #019 Ｉｎ・ｐｏｃｋｅｔ 月刊〈文庫情報誌〉 ２００２年１２月号 |
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今月号（１月号）は、日曜日に買って親父に渡して、その代わりに月遅れで先月号を読む。半次捕物控が無事完結。 Ｉｎ・ｐｏｃｋｅｔ 月刊〈文庫情報誌〉 ２００２年１２月号 講談社 |
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| 2003年1月23日 Thu | 図書館の学校２月号 |
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名編集者列伝 がおもしろいが、今号は 幻冬舎の見城徹！。若くて精力的に活躍する編集者ほど、若くして去ってしまうとか。 図書館の学校 Ｎｏ．０３８ |
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| 2003年1月23日 Thu | 工事４日目 |
もと和室の床が半分貼り終わった。  床が並行でないので、大引が入らずついである（左）。床板は根太にホチキスのデカイやつ（コンプレッサだから空気圧だな）で留める（中）。床板の断面はこのような感じで接がれる。無垢の桐材で15mm厚（右）。   
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| 2003年1月24日 Fri | 工事５日目 |
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今朝は母が出勤なので、私が大工さんを待ち受けることに。ところが予定の９時を過ぎてもまだ来られない。 10時近くまで待つことに。道路が混んでいたとのこと。そりゃそうか、今日は月末金曜日。 和室の障子のあたりだけ、板貼りにするとのこと。床の間みたいになる？   隣のベランダ側のサッシはそのままで、ガラスを「真空ガラス」に変えるのだが、現在ワイヤー入りのガラスが入っていて、新しいのもそれにすべきかどうか。それは建築基準法で決まっているそうで、「防火地域」「準防火地域」に建物を建てるときは、防火ガラス（＝ワイヤー入りガラス）でないとならないらしい。おやまあ。え？我が家は「準防火地域」なの？ そこで、以前に買った「都市計画図」が活躍。 |
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| 2003年1月24日 Fri | #020 レコレコ Ｖｏｌ．４ |
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なに？「RECORECO」って？ レコード雑誌？どうもちがう。本の雑誌じゃん。 知らなかったなあ。こんな雑誌。 八反橋の文教堂で見つけてみた。 レコレコ Ｖｏｌ．４（２００３／１−２） メタローグ 2003.1 |
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| 2003年1月24日 Fri | ＭＡＴＴ休刊！ |
 ＭＡＴＴ といえば、首都圏のＪＲ・私鉄・地下鉄の全ての時刻が載っている唯一（といってもいい）時刻表だったので、昔から重宝していたのだが、この１月号で休刊（事実上は廃刊ですな）との知らせは聞いていた。今日の帰りの東京駅のBOOKMARTで、返品寸前の１冊を見つけたので、速攻ＧEＴ。 普通の時刻表だと、京浜東北・根岸線などは「始発と終電」ぐらいしか掲載されていないので、本当によく利用した。私鉄の運賃表もあったし、「駅すぱあと」では経路しかわからなかったので、どこへ行くにも、このMATTを見るしかなかったのである。 それが廃刊とは…。インターネット時代でしょうかねえ。ホントに惜しいです。 あっと思って、本棚を探したら、出てきたよ「ＭＡＴＴ」の創刊号が。これにはどこにも「創刊号」の文字はないが、ネットを検索したら1987年4月が創刊というから、これはまごうかたなき創刊号だ。当時の路線図を見たら、西大井駅はないし、京葉線もない。 |
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| 2003年1月24日 Fri | 給料日 |
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給料計算上の「今月」は20日以降すべて「欠勤」扱いとなったので、給料はいつもの６／30＝５分の１と聞いていたのだけれども…。 給与明細を見てビックリ！ なんと １万円にも満たない 数千円。さすがに所得税はとられなかったものの、厚生年金と健康保険と地方税は定額引かれるんだね。ありゃりゃ。 どーでもいいことですが、飯島直子のＣＭも出ている「首都圏最大級のマンション BIGORANGE」って、近所なんですよ。なんでも1500戸建つとか。 三井東圧の工場の跡地で８万平米もあるらしいんですが、いくらなんでも広大な跡地利用に、マンションというのは短絡的では？ しかも９社合同だったりして。名前も短絡的な発想な気がしてしかたがないですがねえ。 三井東圧という会社の前は、東洋高圧という会社で、合併して三井東圧化学になった気がする。でもこの大船工場で何を作っていたかは…、ネットでチラチラと検索してみたら、肥料用の尿素や、ホルマリン、そして尿素系の接着剤を製造する工場だったようです。 調べてみたらバス停の「東圧前」も昔は「東洋高圧前」だったそうで。その昔は、海軍の燃料廠だったとか。そういえば、入院した共済病院も「大船海軍共済組合病院」だったそうで。 まあ20年も住んでいれば昔のことも見聞きするし、そういう「歴史」のようなものを知ることが、その土地に住むということなんだろうなあ。 |
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| 2003年1月25日 Sat | 工事６日目 |
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元和室の一部の壁の板貼り終了。隣の洋室のベランダ側の戸の手前に、格子戸を新設するため、その枠の取り付けが終了。 各押入れの戸を塗り替えるため、全て取り外され、持ち出された（ので、写真が撮れず！？） 土曜〜日曜〜次の工事の水曜までに、居間の全ての家具（テレビ・コンポ・母のPC・電話・ADSLモデムも・テーブル…）を他の部屋へ移動せねばならぬ。 |
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| 2003年1月26日 Sun | ぼけ？ |
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土曜夜に、塾長D氏・Z氏と会う。Ｚ氏が快気祝いをくれるというので、取りに行ったのだが、遅くなったので、そのまま飲んで泊まることに。 その前に、今やベンチャー社長となられた友人S氏と会う。S氏と会うのは久しぶりだが、彼のビジョンやモチベーションにはいつも触発される。 Ｚ氏宅でサシで飲むのも久しぶり。 朝、環２で戻って教会。今日はなんだか「死ぬ準備」の話題となる。 午後老健。親父はＰＣでソリティアなんぞをやっていた。 火曜夜に落語へ行きたがっていたが、連れて行ってくださる方の体調が思わしくないと伺っていたので、行くのを見合わせるように諭す。最初は「一人でも行く！」とか言っていたが、なんとか折れてあきらめてくれた。 ところが、13時過ぎにも関わらず、「あ、１時過ぎた。昼飯たべそこねた。」と言う始末。（父はエクセルに食事メニューとトイレ時刻を記録しているので）「見てみたら」と言ってメニューを見させたところ「ああ、食べたや」と思い出した。これはやはり「ぼけ」の症状か？ やはり、老健にいるとボケてしまうのか！？ 公衆電話から、その友人などに電話をかけるというので見守っていたが、受話器を上げずにカードを入れて、「入らない」と言ってみたり。一度それに気がつかせて、電話をかけたのにも関わらず、別の人にかけるときに、また受話器を上げずにカードを入れてみたり。 おそらく高次脳機能であるところの「般化」の障害だとは思うのだが、そういうのを見るのは、なんともやりきれない。 お見舞いに来て下さった方々に小銭をねだっているようで、ジュースを買って飲む習慣がついてしまったらしい。むむう。 |
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| 2003年1月27日 Mon | #021 Ｊａｖａの哲学 |
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新しい言語を習得するには、まず書いて動かしてみる。画面上に「Hallo World！」と表示するプログラムを作ることから始める。…なんてのが常識つうか定石だったりするのだが、今回はあえて外側からせまってみることにした。言語上の約束事（値の代入は a := 1 と記述するのか、a=1 と書くのか）とか構文（if ... then begin ... end; なのか if ... then{...} なのかとか）なんてものは、すぐに覚えられると踏んでいる。 それよりもっと大事なことがあんだろう、っていうのが今回のねらい。 今まで聞いたことがあっても理解していなかった「概念」というか「フレームワーク」というか、そういう部分から押さえていこうと思う。 ということで、まずは言語体系の「哲学」からだろうなあ、と思っていたところに、そのものズバリのタイトルの本を発見。最初にこういう本を読んでおいて良かったと思う。おそらく「Hallo World！」から始めたら、こういう哲学の部分を「おまじない」とかナントカ言われて通り過ぎてしまいそうでした。 Ｊａｖａの哲学 岩谷 宏著 ソフトバンクパブリッシング 2001.8 |
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| 2003年1月27日 Mon | 雑記 |
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いやあ、日曜日の昼間に、そんなつもりで通ったのではないのだが、レイのBIGORANGEのモデルルームの前を通っちゃったんだよね〜。車で混雑していた印象はないのだが、いちばん驚いたのは、そのモデルルームの沿道に、多くの「他の」マンション（某エコヒルズ 某パークホームズなどなど）の案内員が何人も立っていて、看板を持ってチラシを配りまくっていたことだ。なるほどねえ。 ＊ ＊ ＊ いやあ、流行っているらしいですねえ。インフルエンザ。私はまだですが、病み上がりの抵抗力の落ちている時期なので非常に心配。手洗いうがいの励行ですな。おやおや、横浜市内では栄区の患者数が多いぞ！横浜市 衛生局 衛生研究所 年齢別で見ると、10〜14歳に加えて30代も多いのね。なるほどねえ。 ＊ ＊ ＊ いやあ、お酒もタバコも20歳から、ですが、よくある「シールを集めてプレゼント」系のキャンペーン。ＪＴではホームページに掲載していないんですねえ（ここ参照）。でも、発泡酒などのお酒のキャンペーンはバリバリＨＰがあったりして（ アサヒ本生 キリンビール サントリー）別にＷｅｂにあろうがなかろうが、未成年者の飲酒喫煙が防げるとも防げないとも思うんですがねえ。タバコの方が、一社独占だからでしょうかねえ。なるほどねえ。 |
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| 2003年1月28日 Tue | P504is |
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買っちゃったっス。機種変更で32.5Kが相場かと思いきや、駅の近くのケータイ屋で27.5Kで、しかも20分でOKだったので…。 あ〜。漢字辞書はすこしいいかも。ケータイWｎｎだって？ でも、単語登録や画面メモはなくなっちゃうのよね。そりゃそうか。 お。メニューアイコンって変えられるのかぁ。自作も可能！？ おやおや。自分で作ったＳＳＬ時刻のページの背景が白くなってしまって、文字が読めないではないか…。ＨＴＭＬの定義が変わったのか？ ああ、私の記述が甘かった。修正しました。 |
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| 2003年1月28日 Tue | リビング消失前夜 |
  すべての家具の撤去完了は午前３時。やれやれ。入居以来二十有余年、以来初めてリビングルームがカラになった。 とはいえ、何も写っていない部屋の写真はつまらないねえ。 |
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| 2003年1月28日 Tue | #022 介護保険 地域格差を考える |
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（未稿） 介護保険 地域格差を考える (岩波新書 新赤版 ８２０) 中井 清美著 2003.1 |
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| 2003年1月29日 Wed | 工事第７日目 |
 工事開始直後の映像（by P504is）。デジタルズームにすると粗すぎ。   一応、歩くので仮覆い。とはいえ、この仮覆いの上にテーブルを置いて食事するわけにはいかない。 ざっとみたところ、大引と根太は終えたようだ。広いのでレベル出しに苦労したと思う。 なお、左写真の壁に張り付いている線は、私の部屋への電話線（万一の場合に会社に繋ぐため用）と、命の綱ＬＡＮケーブルである。 上の i-mode の写真で、右上のダンボールの覆いの裏に、ADSLモデムとハブとサーバマシンと電話機(FAX)が隠してある。 |
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| 2003年1月30日 Thu | 工事第８日目 |
写真は朝撮影。  この日は、床板を半分だけ貼り終える |
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| 2003年1月31日 Fri | #023 超納税法 |
| 「超」納税法 野口 悠紀雄著 新潮社 2003.1 | |
| 2003年1月31日 Fri | 工事第９日目 |
朝、工事屋さんとともに水道工事の人が来て、「今日はトイレの床を貼ります」とのこと。  便器をはずす前に左の写真。帰宅後に右のようになっていました。 リビングの床はすべて貼り終えた。敷居がなく続いている私の部屋と台所、廊下へとは、スキマがあるので注意。 |
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| 2003年1月31日 Fri | ひさびさに… |
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快気祝い！ と称して、久方ぶりにいつものところで、K氏とｅ氏とそしてｒ氏も交えて飲み。もう２ヶ月ぶりぐらいなので、つい飲みまくってしまう。本当は、めまいによる千鳥足がますますひどくなることを恐れていたのだが、案外大丈夫なもの。なんだ。 金曜の夜だから楽しいことはあるのだけれど、仕事を終えて帰ろうとしたときには、これから始まる週末に気分が沈んでしまう。以前なら一週間を終えた開放感に満ちていたのに…。 Ｋ氏と飲んだにも関わらず、電車は遅れなかった。 |
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