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| 2002年12月1日 Sun | 待降節 |
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・結局土曜日には３時間ぐらいしか片付けられず。年内工事となると、土日はあと２回くらいしかないのに… ・日曜は朝から散髪 ・その後教会。準備会２回目。22日のクリスマス礼拝には、コンセールルミエールの方々が前奏と後奏してくださり、また礼拝の中で数曲演奏してくださるらしい。さらに、午後は演奏会ということで、近年まれにみる(？)素敵なクリスマスとなりそう。 ・午後老健。月曜日は歯科医へ往かなければならないので、そのこころづもり。 ・また出かけ、鎌倉。結局一日走り回っていた。 ・帰ってくれば、工事をお願いする会社と連絡ついたとのこと。年内に打ち合わせを済ませて、工事は年明けからと決定。やれやれ。 |
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| 2002年12月1日 Sun | 「はやて」開業 |
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Ｚ氏よりリクエストがあったので、「はやて開業」について思うことつらつら。 JRが12月にダイヤ改正をするようになったのはいつからだろう。昔は３月14日と相場が決まっていたのに。 一番印象に残っているのは、60年３月14日の東北上越新幹線上野開業のダイヤ改正だ（当時は昭和にどっぷり漬かっていたので、思い出すもの昭和だ）。当時は小学生で、１mmメモリの方眼紙に、タテ1mm=1km、ヨコ1mm=1分で線をひいて、東海道線のダイヤとかを書いていたものだ。時刻表が発売になるのは（指定券の発売が１ヶ月前だから）ぎりぎり１ヶ月前。出たその日に時刻表を買って、始発から線を引いていくのだが、通勤時間帯には３mm間隔で線をひくハメになり、１本でも間違えると消すのも大変で…なんてことをしているうちに改正当日になって、そこまででほってしまうのが常だった。 それより昔。国鉄の時代は10月アタマがダイヤ改正。全国規模でゼロから列車時刻を決めるのを「白紙改正」と読んだが、当時は１年がかりの作業であったとか。いまでは、各会社ごとに、各路線ごとになって小規模になってきた。 それでも、この12月の改正は、大きい出来事が多い。まずは、東北新幹線の盛岡〜八戸間の開業。山形新幹線や秋田新幹線のように在来線直通型ではなく、新規の新幹線路線は、97年10月の北陸新幹線以来。あまり話題にならないが、国が整備する新幹線の経営を「押し付けられる」ＪＲは、開業により採算が危うくなる並行在来線の経営から解放されたいのは当然のこと。盛岡〜八戸間の在来線（東北本線）は、岩手県側を「ＩＲＧいわて銀河鉄道」青森県側を「青い森鉄道」という第３セクターに移管された。運賃も１．５倍程度の値上げとのこと。在来線の線路が分断されることから、上野発青森行の寝台特急「はくつる」も30日限りで引退となった。 その他、ご存知のとおり、りんかい線が大崎まで開業し、埼京線も大崎まで運転することとなり、直通運転が始まった。湘南新宿ラインも大幅増発。これは２日に。 最後に、上越新幹線の「とき」復活をあげよう。上越新幹線は開業時は「あさひ」と「とき」だったが、97年10月に北陸新幹線が開業し、東京〜高崎間の同じ線路を走る列車種別が整理され、新潟行「あさひ」、越後湯沢止「たにがわ」、長野行「あさま」となったため「とき」は消えた。ところが、この「あさひ」と「あさま」が間違いやすいとか、佐渡で朱鷺の繁殖に成功したとかとかで、このダイヤ改正から「あさひ」を「とき」に変え、朱鷺は見事に復活したのであった。 上越新幹線が開業したときもダイヤ改正があって、それは57年11月15日(昭和)と覚えている。東北新幹線はそれに遡る57年６月23日。上野開業は上記の60年３月14日。そして、東京駅に乗り入れたのは、91年６月20日だった。高校生だった私は、この日、Ｚ氏とともに、東京ー大宮間の１番列車に乗りに行ったっけ。 |
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| 2002年12月2日 Mon | 帰りも湘南新宿ライン |
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・母親を老健に送るため、朝から車で出かける。平日の朝に近所を走ることなど滅多にないので、初めてみる物が多い。幼稚園バスも３園ぐらいのを見たし、金井の工場へ出勤する人とか、出勤する車の列にもまれてみたりした。 ・新宿始発の湘南新宿ライン（以下ＳＳＬ）で帰ろうと思ったが、間に合わず。結局ＳＳＬ最終の、池袋21時41分発に乗ることにする。 35分頃ホームについたが、すでにホームに待つ人が！。編成は４ドア10両とのことなので、Ｅ２３１系であることは自ずとわかる。３番線にはりんかい線の新木場行きが。はじめてみた。 ・先頭車両に並んだが、池袋では空席が目立ち座れた。新宿からは予想通り立つ人が出る。浸透してくれば、池袋からも危ういか？ きっかり60分で大船到着。とりたてて早く着いたわけではないが、妙な感じではある。 ・初日から、さまざまなサイトの掲示板等で運用情報が報告されていく。早晩、全列車の運用が判明するでしょう。 なお、ＳＳＬの時刻は、i-mode用に車両を色別で示してここ置いてあります。 |
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| 2002年12月2日 Mon | #158 博士の異常な発明 |
| 清水 義範著 博士の異常な発明 集英社 2002.3 | |
| 2002年12月3日 Tue | 結局 |
 結局、全面張替え。
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| 2002年12月3日 Tue | さらばISDN |
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すでに、30日にレンタルモデムは到着していたので、今晩中に仮配線は完了。あとは、明日午前の工事を待つばかり。 今晩で、ISDN回線ともおさらば。フレッツにしていなかったので、直接＠niftyに接続していたのだが、アクセスポイントへの接続もこれでオシマイ。NIFTY-Serveに入会したのは、94年５月だったので…もう８年か…。 |
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| 2002年12月4日 Wed | ADSL開通！ |
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おおお〜。驚きの速さ！。そりゃISDNに比べればですが。なんだか別世界ですねえ…。会社より速いかも。 12Mですが、「推定最大スループット 4.82Mbps(602kB/s)」 距離2070m 損失31dbですが、もう少し速くなってもいいかもですねえ。 いろいろな調整は、これからということにしましょう。 ところで、 最近、@niftyのフォーラムは、newsサーバを介して Becky!(+newsリーダーのプラグイン)で読むようにしているのだが、これはなかなか快適。メールチェックと同時に巡回するし、ツリーもちゃんとつながって非常に読みやすい。過去記事も保存されているし、検索もOK。 こんな便利な機能だけど、てっきり @nifty のアクセスポイント経由でしかダメなのかと思いきや、ADSLにしてもちゃんとつながりますねえ。 あんまし知られていないようで、ここの記事とかも、なんでかな〜って感じ。ちゃんと広めよう。フォーラムのnewsリーダーを！ @nifty:フォーラム:ニュースリーダーで会議室にアクセス |
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| 2002年12月5日 Thu | #159 神かくし |
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南木 佳士著 神かくし 文芸春秋 2002.4 神かくし |
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| 2002年12月8日 Sun | 電線病 |
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・準備会第３回 ・ADSL開通で、おきまりの「電線病」に罹る。実効速度はリンク速度の８割方なので、家の中での対策は不要。なにをいじくるのかといえば、ただ単に、BitArenaのポートが空けられないだけ。いろいろやってみたけれど、着信はできなさそう。ヘボモデム？ |
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| 2002年12月13日 Fri | #160 殺意・鬼哭 |
| 乃南 アサ著 殺意・鬼哭 (双葉文庫) 2000.5 | |
| 2002年12月15日 Sun | 告白式 |
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・日記をまるで書かなくなったのは、他に書くべきことがあったから。 ・自分のことを客観的になおかつ主観的に語るというのは、どう考えてもむつかしい。 ・掃除した水槽。水槽といえばそれまでだが、「バプテストリー」という名前を聞けば畏れ多い。  
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| 2002年12月19日 Thu | #161 蛙男 |
| 清水 義範著 蛙男 幻冬舎 1999.5 | |
| 2002年12月19日 Thu | 扁桃腺炎 |
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・日曜の夕から、ノドが痛く、耳も痛い。 ・そんなに高くないのだが、熱がでっぱなし。全身がだるい。おきていられない。 ・病院へ行くほかは、ただただ横になっているだけ… ・結局４日も会社を休む。もう社会復帰できないかもという気にすらなるから、病は恐ろしい。 |
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| 2002年12月20日 Fri | ６休１出３休 |
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・３連休になってしまうので、無理を押して出社。来週から仮本番だったりするので、それに間に合う修正をリリース。 ・それから祝日運用スケジュールとか年末年始予定とかとかとか。 ・アタマぐるぐるでも、仕事ができるのはありがたい。いやマジで。 |
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| 2002年12月21日 Sat | ぐるぐる |
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・金曜朝からめまいがする。ちゃんと医者に通っているのに、回復しないどころか悪くなっているような気さえする。 ・なんだか大事になってきたので、経緯をまとめとこうとおもう。 ・15日日曜 右耳の異物感と痛み、右の喉の痛み。教会の人に教えていただいた日曜診察の耳鼻科へ行くが、耳は異常なし。右の喉が腫れている。抗生剤処方のみ。 ・16日月曜 高くはないが熱がある。全身だるい。会社を休んで、午後近く（といっても車で出たが）の耳鼻科で診察。耳は異常なし。扁桃腺炎と診断。薬は前日処方でよし。 ・17日火曜 汗をたくさんかいて起きるが、おきていられず臥せったまま。何も食べずに微熱が続く。 ・18日水曜 さらに耳が詰まった感じがするので、再診。自分では運転できない。ここではじめて軽い中耳炎との診断。最初の薬が効いていないので別の抗生剤を処方。 ・19日木曜 熱もおさまり、だるさもとれたので、半日くらいはおきていられる。 ・20日金曜 ほとんどなおったという感じだが、耳の違和感は残る。立つとめまいがする。病院へ行ってから出社。点耳薬のみの処方。めまいは美樹からくるもので、回転性が強い。あたまぐるぐる。たるる＝。 ・21日土曜 朝食時に口の右側が動きにくい感じ。と思ったら、顔の右側が動きにくいことに気付く。右顔面麻痺も始まっている。 |
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| 2002年12月22日 Sun | クリスマス バプテスト式 |
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・神様に感謝 ・牧師先生に感謝 ・教会の方々に感謝 ・コンセールルミエールの方々に感謝 ・同席してくれた母に感謝 ・夜面会に行った父に感謝 ありがとうございました。 |
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| 2002年12月24日 Tue | 入院！？追突！？クリスマス！？ |
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耳が深刻な事態になっているので、休み明けを待って耳鼻科。年末の病院はとても混雑していて、見てもらうのに１時間半待ち。 結局、ウイルス性内耳炎との診断。普通は入院して静養し、治療するとのこと。栄共済病院への紹介状を書いていただいて、明日行くことにする。とりあえず、薬をたんまりもらう。ステロイド剤は１日５回服用。 途方にくれつつも、めまいはおさまっているので、金曜日・土曜日よりは楽に車を運転して帰る。港南台から環状３号線を小山台方面へ。いつものようにスピードを出すのが怖いので、ちんたら走っていると、やはり後の車が気になるものだ。 日野南小学校入口の交差点で、青で進もうと思ったら、前に車がつかえていたので、停止線を超えて横断歩道のところで止まった。その直後、後から「ガシャ」と耳障りな音が…。 後から来た軽トラックに追突されたのだ。 双方セブンイレブンの駐車場に入れて、警察を呼び事故処理。相手は花屋の配達途中だとのこと。お互い情報交換してわかれる。事故はショックだが、私はそれ以上にショックなことが大きくて…。 午後から会社へ行こうかと思っていたが、思いのほか遅くなったのでやめる。 会社に連絡し、とりあえず今日と明日休むことを伝える。  水曜日は朝から共済病院へ行かなくては。 |
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| 2002年12月25日 Wed | 入院１日目 |
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朝８時から並んだ甲斐あって、９時には診察。耳鼻科でやはり、ヘルペスウイルスの感染と診断。薬を飲むだけでも直るが、入院して点滴で投与する方が悔いがないとのことなので、即日入院を決断。 ステロイド点滴は12日間。予後を含めて１月10日までの入院と決まる。 病室へ案内されて、血液採取・血圧測定。その後午後３時までは時間があるので、一時帰宅をして自宅に荷物をとりに帰る。目と鼻の先なのに、完全に３週間程度も軟禁されるとなると…。なにを持っていけばよいのか途方にくれつつも、とりあえずまとめて、会社に連絡する。先輩も上司も、口では「会社のことは忘れてゆっくり休め」と言ってくださるが、大変迷惑をかけていることを申し訳なく思う。 とりあえず、年末年始のスケジュールは先週金曜日に手当てしておいたのだが、それも１月10日までだった。もうすこし先までセットしておけばと悔やまれる。 母はまだ帰宅していなかったが、Ｈさんが電話が電話をかけてきてくださった。「こんなときに彼女がいないと困るでしょ」って、ホント痛いトコロをつくなあ。 買い物とか荷物とかがあるので、Ｈさんに車で来ていただき、図書館（休みだったけど）、スーパー（サンダルとかを買う）、本屋（5000円もめくら衝動買い）を回って病院へ戻る。一人でなんとかもてる荷物だったけれど、やっぱりどなたかがついてくださると大変助かった。Ｈさんに感謝。 父が入院したのはＡ棟４階だったが、こちらはＢ棟２階。３月に毎日のように来た病院に、自分が入院することになろうとは…。 着替えて早々、点滴投与。点滴なんて生まれて初めてだ。ここにいる間、この点滴ホルダーと共に歩くことになる。点滴は１本は生食（中はビタミンＢ12・ＡＴＰ・ステロイド剤４本）で、このステロイド剤は３日間で１本減となり６日で終わる予定。もう１本の点滴は抗ウイルス剤。100mlを１日の３本、５日間だそうだ。 その後、顔面のリハビリへ。理学療法ですな。超音波装置を顔面にあてて、電気をびりびり15分当てた。毎日リハビリがあるそうだが、それも金曜まで。移行は年末年始なので治療は望めないのだ。 終わって戻ってきたら、ＭＲＩとレントゲン。父親はここでＭＲＩを撮ったっけか？ 売店へいってみたが、ここは1800まで。それも年末年始は休みだそうだ。あたりまえか。大晦日とか元日は本当につまらないだろうなと、今から心配。 何とか日記は書けそうだ。はたしてこれをアップすることができるだろうか…。 アップできれば、メールは夜チェックすることにします。 （続き） ５時過ぎに妹が来る。事故の相手の保険屋から連絡があったとのこと。明日Ｚ氏に車を修理に出してもらうので、ディーラにも連絡しておく。ディーラーも明日で年内終了だそうだ。いずこも年末年始。やれやれ。 夕食は６時。ご飯はちゃんと食べられて何より。父のように減塩だったりするわけでないから、ちゃんとお醤油もついているし。 うろうろするのは８時くらいまでで、消灯はどうやら９時のようだ。 10時から12時まで最後の点滴。１日３回の点滴は８時間毎。同時に２時間の酸素吸入もする。眠れるかと思ったがうとうとするだけ。結局はずしてもらった０時以降に就寝。 |
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| 2002年12月26日 Thu | 入院２日目〜お見舞い感謝 |
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朝６時に１回目の点滴で起こされる。そんなに早く起きるのはやはり眠い。朝食は８時。新聞だけは課って読んだが、特になし。毎朝読んでいる産経新聞が売っていないのはちょっと困る。 朝食後、心電図測定に呼ばれたが、待つまもなくすぐおわる。 １日２回のメール送受信に挑戦ということで、９時半ごろ送受信。会社からメールが来ていて「確認したいので電話ください」とのこと。とはいえまだ出社されていないだろうなあ…。 大瓶の点滴を10:20ころから昼過ぎまで。 昼食もきっかり12時。ホントに健康的な生活だ。投薬で自宅療養では望めないでしょうな。 その後、牧師先生と奥さんが面会に来てくださった。火曜日の病院の後、会社へ行こうか逡巡していたときに、大船駅近辺で私とすれ違ったとのこと。「難しい顔をしていたので声をかけなかった」といわれたが、確かに難しい顔だったろう。まっすぐ歩くにも顔をゆがめていたろうし。お見舞いをいただいたりして感謝。その24日火曜日の夜は、教会でキャンドルライトの礼拝があったので、そのお話。懐かしく名前を聞く方々がいらしたとか。 14時から点滴。100mlを２時間で落とすのは電動輸液ポンプが必要なのだが、その機械の調子が悪い。リハビリに持っていったら、低周波治療機と干渉して誤作動するし。やっぱ電磁波って悪いのね。 リハビリは14:30〜15:30。今日もビリビリやって、マッサージ。明日はリハビリ科年内最終なので午前中とのこと。 リハビリから戻ると、Ｚ氏が来ていた。１階のロビーで座る。そのうちにＴ氏が来た。見舞いに来てもらって、そのありがたみがよくわかる。（父にも毎日いってやらねば…） あれがほしいとか、これがほしいなど、ついついわがままを言ってしまいそうだが、それは「私は病人なんだから」というわがままなのではなく、「軟禁状態なんだから」というのが理由だということに、初めて思い至る。 父がここに入院していたころは、あまり意識もはっきりしていなかったけれど、同じような気持ちになったのかなあと、改めて思い知る。（この日記を母が印刷して、父が読むらしい。父から返信があればうれしいのだが。望めるだろうか。） Ｔ氏が見舞いに小野不由美の「十二国記」全巻を持ってきてくれた。以前に冗談で、確かＴ氏と書店へ行った際だったと思うが、「うちに十二国記全巻あるけど貸そうか？」といわれて「ん?。たとえば１週間ぐらい入院して暇を持て余したら読むかなあ」と話したことがあったのだが、それが現実になろうとは…。 いろいろと本がつんであるが、そんなに読書が進むわけではなく。果たして退院までに読み終わるだろうかしらね。 手元にある本は以下のとおり。（どなたか いつものURLの形式にしてくださるか、せめて出版社と年度くらいは補記したいのだが） ・貫井徳郎 神のふたつの貌 ・堀江敏幸 いつか王子駅で ・藤原新也 ディングルの入江 ・北森 鴻 蜻蛉始末 （以上、年末の図書館でめくら借り） ・竹書房文庫 八月のクリスマス ノベライズ （このクリスマスに出たらしい。知らなかった。同時に、現在上映中の「ラスト・プレゼント」のノベライズも出ている模様。結局映画を見ることはかなわなかったので、ぜひ読んでみたい） ・徳間文庫 松岡圭祐 バグ （厚手だっただけ） ・光文社新書 財政学から見た日本経済 ・恩田陸 黒と茶の幻想（恩田のロミオを探したがすぐには見つからなかった。未読なのはこれだけだった…文教堂だったのでいたしかたない） ・楡周平 無限連鎖（これも厚手を期待） ・あと、十二国記全巻 大体講談社Ｘ文庫ホワイトハート版。どちらでもいいんだけどね。 こんなことになるのなら、bk1の買い物かごに入っているのをすべて頼んでおくんだった…。ここからではなかなか接続できないし…。 これだけあれば退屈はしないはずだが。こうした休みに仕事に関する本でも読んで、じっくり勉強するのも一興かも。たとえば、書名は忘れたが、プログラムのテストに関する厚い本があったような…。 （続き） Ｚ氏とＴ氏を見送るとともに、耳鼻科診察。顔の運動は、昨日より少し悪くなったかも。なんとか法とか言って、顔をいろいろ動かして５点満点で採点し合計するのだ。まだ、抗ウイルス剤処方中なので、これからとのこと。 また先週耳鼻科に通っていたときに、ウイルス感染がわからなかったのは、中耳炎からの移行であったため判断が難しかったのだろうということ。いたしかたないか。ヘルペスウイルスは常在菌なので、疲労ストレス等で発症するとも言われた。 この病院には高圧酸素療法の施設がないので、それができないが、日に２時間の酸素吸入はその代替。経験的に効果があることは実証されているとのこと。また、星状神経節ブロック注射の治療も予定されているが、それは抗ウイルス剤の投与が終わってからということに。年明けですな。 夕食前に、会社に電話をかける。先週金曜日に出社したときに、おおかたセットしておいた年末年始のスケジュール設定の確認。だいたいセットしておいてよかった。それでも「大丈夫なのか？」とご心配をおかけしていることが申し訳ない。 この年末年始にサーバ移設が予定されていて、私も休日出勤で立ち会う予定だったのだが、それも望めず。他に出る人がいないとやはり大変なのかな?と。 夕食後、小一時間ほど横になる。その間に牧師先生が来てくださったらしい。昼のお話では、毎晩このあたりを１時間ほどかけて散歩していらっしゃるとのこと。そのついでに、みかんを持ってきてくださった。普段あんまりみかんなんて食べないんだけど、乾燥している病院では、とてもおいしくいただいた。でもまだ舌の右側の味覚が復活していないので、味は半分ですが。 夜22時に点滴と酸素吸入２時間。これが終わらないとなかなか寝られないが、朝６時にまた点滴で起こされる。 |
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| 2002年12月26日 Thu | #162 神のふたつの貌 |
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授洗直後に、このような小説を読むことになろうとは。これも計らいなのか？ 神のふたつの貌 貫井 徳郎著 文芸春秋 2001.9 （03/01/22 整理) |
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| 2002年12月27日 Fri | 入院３日目〜年内最後の診察 |
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点滴しながらうつらうつらしていたら、すぐに朝食。食べ終わったらメールチェックして、すぐにリハビリ。なかなか好転しない。小一時間で終了。次は４日土曜。 午前中はこれでおしまい。それではと、腰を据えて十二国記を読み始める。前にｉｎ・ｐｏｃｋｅｔに掲載されていた外伝だけは読んだことがあったのだが、日常を忘れるファンタジーがありがたい。願うならば三国志のように込み入ってこなければよいのだが。 昼前に母が来る。相手の保険会社より、代車の連絡。ファンカーゴを手配してくれるようだ。その連絡をつける。 １２時昼食。14時から点滴が始まるので酸素吸入と同時にしてもらう。ベッドを起こして専念。読書のはかどること。 点滴が終わる前に、耳鼻科診察に呼ばれる。これも年内最後。今朝から、右耳がこもった感じが強くするのだが、聴力検査は以前と変わらずか若干よいくらい。平行検査もぼちぼち。 ただし、顔面麻痺は昨日と変わらず。初日12点、昨日８点、今日８点（40点満点？）だそうだ。 直るときは、上（眉毛）から下へ戻ってくるとのこと。戻るときは早いですよと言われた。 それから、抗ウイルス剤の点滴は30日の朝まで１日３回だが、それ以降は、ステロイドの点滴だけなので、点滴だけしに来て、あとは帰ってもよいと言われた。 おやまあ。ということは…、正月は自宅にいる？ 急に言われてもどうしようか。家にも連絡して、それから決めることとしよう。 病室は２階で、耳鼻科もリハビリも棟が違うものの渡り廊下でつながっているし、点滴を引きずらなければエレベーターに乗らないので気づかなかったのだが、さっき見たらエレベーターの中に、しめ飾りがあった。嗚呼、もう正月なのね…。あ、我が家のしめ飾りはどうするんだ？ 今年は飾る人がいなくなってしまったりして…。 さすがに３日目ともなれば、書くことが少なくなりますな。 今晩はこのへんで。 |
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| 2002年12月27日 Fri | #163 164 月の影 影の海 上・下 |
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十二国記。ちょっと感動した。２巻目も終わり。これからですね。 月の影影の海 十二国記 上 (講談社Ｘ文庫 Ｗｈｉｔｅ ｈｅａｒｔ) 小野不由美〔著〕2001.6 下 2001.3（あれ？ 発行年月が変だ？） 講談社文庫 版 上 2000.1 下 2000.1 (03/01/22整理) |
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| 2002年12月28日 Sat | 入院４日目 |
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すっかり書き忘れていたが、昨晩から父が家に帰ってきているとのこと。金曜日夕方から、おためしで２泊して日曜には戻るらしい。大晦日・元日ではないけれど、年末の一時帰宅ということか。 今年はいろいろあったが、母より先に私が倒れてしまって本当に情けないと思う。昨日の診察でも「忙しかったですか？」とか「プログラマとのことですが、徹夜が続きましたか？」とか聞かれたし。やっぱり過労からくる病気らしい。自分自身は、まだまだがんばりが足りないとか、もうすこしやらねばなんて思っているときが、体に悪いらしい。逆に、疲れたとか、もうダメだなんて思っているときの方が、体にとってはよいのか、などと思った。 父は、家で年賀状の文面を作っているらしい。老健に持っていったパソコンは、Win95だがWord6.0しか入っていないので、一太郎が使いたくて、家のパソコンを使いたがったようだ。母と二人で仲良く(!?)やっておくれ。 今日は誰も面会に来ず、退屈な一日。母からメールが来て、父の年賀状の文面を添削。３月の発病から施設入所の現状までを文章にしたためる年賀状を作成している模様。 昨日の診察で、30日以降抗ウイルス剤の点滴がないという話だったが、31日からは投薬でいいらしい。それは今朝処方してもらった。あと耳に塗る塗り薬。午後、耳鼻科の先生が回診してくださって、問診してくださった。今日もまだ調子に変化はない。顔も変わらず、聞こえも変わらず。薬が効くのはいつのことやら。 今後の予定だが、30日月曜は夜まで泊まって31日朝の点滴が終わったら帰ろうか。１日は夕食までに来て泊。２日朝帰って３日夕から泊。で４日は午前中の診察やリハビリを受けて帰る。とパターンがちょうどよいやもしれぬ。家の都合や病棟の都合もあるので、まだ決まりではないけれど、そんなことを考えています。 大瓶の点滴は11時から13時ごろまで。昨日と同じく抗生剤の点滴を14時から16時まで、酸素吸入と同時にやる。それでもう夕方。読書がかなり進みました。 18時から夕食。今日はなんとカツ丼だった。ちょっとびっくり。テレビを見ながら食べていると、友人のＮ氏とＭ氏が来てくださった。Ｍ氏と直接に会うのは何年振りだろうか。頻繁に話をしたのは院にいたころ以来で、あとはたまに電話で近況を聞くくらい。仕事で海外へと飛び回っておられる様子。 Ｎ氏Ｍ氏に続いて、昨日のＴ氏と塾長Ｄ氏が来てくださった。１階のロビーへ行く。Ｔ氏の話によれば、一昨日ディーラへ入庫した車は、修理が終わるのは早くても年明けの模様。そりゃそうだ。長々と話をして時間が過ぎるのを忘れるくらい。なんでもないことなのだけれども、見舞いに来てくださるのが、こんなにもうれしいものだとは思わなかった。 話をしている間に、会社の先輩のＨさんが来て下さった。この年末年始はサーバ移設等々があって、今日も出社された後来て下さったらしい。遠いところから（ご自宅も遠いのに）本当にありがたい。サーバ移設の状況も順調な様子で、ご迷惑をおかけしているが、少しほっとした。 病室へ戻ると、Ｈさんがお見舞いを置いてくださっていた。おとといこの日記に書いた「ラスト・プレゼント」の文庫本を持ってきてくださっていた。このつたない日記を読んでくださって、気にかけてくださって本当に感謝です。ありがとうございます。（こうしたお心使いが本当に心にしみます） そうこうしているうちに夜も遅くなった。さまざまな人に支えられて、今日があることを心に刻み、休みます。 （03/02/11整理） |
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| 2002年12月28日 Sat | #165 166 風の海 迷宮の岸 上・下 |
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夕食後から夜の点滴までで２冊読めてしまう。来週から通いになるのであれば、文庫本は温存しておこうか。しか し、軽いファンタジーのほうが読み進む。 風の海迷宮の岸 十二国記 上(講談社Ｘ文庫 Ｗｈｉｔｅ ｈｅａｒｔ) 小野 不由美〔著〕1995.3 下 1999.8 (これも発行年月がおかしいなあ…) 講談社文庫 版 2000.4 (03/02/11整理) |
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| 2002年12月28日 Sat | #167 無限連鎖 |
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無限連鎖 楡 周平著 文芸春秋 2002.11 （03/02/11整理） |
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| 2002年12月29日 Sun | 29日（入院５日目） |
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６時に点滴で起こされる。今朝は寒い。８時朝食。 もう５日目。これまでは初めてのこと、珍しいことばかりで、あまり退屈しなかったが、今日あたりから、すごす時間に倦んでくる。もちろん読む本もたくさんつんであるし、暇をつぶす材料には事欠かないのだが…。まあ、天からいただいた休養期間と思い、なにもしない、をしよう。 午前中に家に電話。今朝まで２泊した父は、今日老健に帰るとのこと。今日の老健の昼食はヤキソバにシウマイだから是非帰りたいとのこと。こちらも負けずと、今日の昼食は「ラーメン」であることを伝える。年賀状はなんとかできた模様。数十枚印刷して老健でゆっくり宛名を書くのだろう。 そんな父と母が、老健に行く前にここへ寄ってくれた。病院の前からタクシーを呼べば安いとか。病人だらけの家族の対面となってしまった。父に「よいお年を」などという。 昼食前に、耳鼻科の先生の回診。今日もまだ快癒の兆しなし。もうすこしすれば、眉毛から動くようになる…とのことだが、はたして。まだ、抗ウイルス剤が菌を殺すのにやっきになっているのだろうか。 予定通り、昼食はラーメンとホットドッグ。しかし、病院食のラーメンというのはいただけない。ラーメンの味はうれしいのだが麺は伸びきってしまうし。今日の昼食は父の勝ちだな。 午後の点滴が始まった後、昨日の塾長Ｄ氏とＴ氏が来てくれた。今日は車の友人らのグループＤ-ＴＲＩＢＥの忘年会。その前に顔を出してくれた。ふぐちりなんだけど…残念。こうして、忘年会とか一年の締めくくりがあって、年が終わっていくんだな?と思う。 二人が来てくれている間に、Ａ嬢が来てくれた。なんだかお見舞いの人がひっきりなしで、本当にうれしい。Ａ嬢は来る前に欲しいものを聞いてくれたので、３が日用にコーヒーのボトルを所望しておいた。きがねせずに頼めるのは小学校以来の友人だから…だよね。 点滴が終わったころにＡ嬢は新宿へ行かれるとかでお別れ。Ｄ塾長とＴ氏もまぶしいAUDYでお帰りになった。 そろそろ夕食かと思ったら、思いがけず、コンセールルミエールのＳさんが来てくださった。授洗式の日にフルートを吹いてくださったので、そのときにいろいろとお話できればよかったのだが、私も準備や体調が悪かったのであまりお話ができないのを残念に思っていたところ。最近のコンサート等のご活躍のお話や、フルートのお教室のお話などを楽しくお伺いした。卒業してからもう何年にもなりますが、本当に久しぶりに、懐かしいお話ができて感謝です。 昨日・今日といい、いろいろな方がお見舞いに来てくださって、本当に感謝です。 皆様の上に、来年がよい年でありますよう、心からお祈りします。 （03/02/11整理） |
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| 2002年12月29日 Sun | #168 東の海神 西の滄海 |
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東の海神西の滄海 十二国記 (講談社Ｘ文庫 Ｗｈｉｔｅ ｈｅａｒｔ) 小野 不由美〔著〕 2000.5 講談社文庫 版 2000.6 （03/02/11整理） |
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| 2002年12月29日 Sun | #169 ディングルの入江 |
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少し前にはやった本ですかね。先々週に図書館の棚にほおってあったので、借りたままにしておきました。勝手 な印象で、「マディソン郡の橋」とか「深夜特急」とか、それ系のストーリー（どんなじゃ？）かと思っていましたが、さ にあらず。上質の物語でありました。 物語を表現するには、映画や音楽や、さまざまな媒体があるけれど、風の色、光の粒、そういったものを表現す るのは文章・小説しかなし得ない業なのだと知る。 心に残る一言。詩の一節。それだけで人の心を揺さぶるのに十分な言葉は数多い。それでも、小説というストー リーを通してしか、伝えられない感動というのも確かに存在する。 ディングルの入江 藤原 新也著 集英社 1998.1 集英社文庫 2001.11 （03/02/11整理） |
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| 2002年12月29日 Sun | #170 八月のクリスマス |
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よくできた小説の映画化には、がっかりさせられることが多いし、逆にすばらしい映画をもういちど文章にしたとこ ろで、映画を超えるはずはない。と勝手に思っていたのだが。 ご存知のとおりの韓国でヒットした映画「八月のクリスマス」のノベライズ。余命少ない写真屋の青年ジョンウォン （ハン・ソッキュ）と、駐車違反取締員のタリム（シム・ウナ）。同じシーンを、お互いの立場で交互に書くということが できるのは、小説ならでわの構成。同じシーンが繰り返し思い浮かぶし、あのシーン、あの言葉。ハン・ソッキュの 困ったような顔。シム・ウナのあどけない素顔。映画を見たときの感動が再びよみがえりました。 八月のクリスマス (竹書房文庫) オ スンウク脚本 井堀 登〔ノベライズ〕編訳 2002.12 （03/02/11整理） |
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| 2002年12月30日 Mon | （入院６日目） |
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どんどん押し詰まって、師走も残り２日。６時からの点滴は、最後の抗ウイルス剤。あとは１日３回の服薬であります。朝食と同じころに終わり、続けて大瓶の点滴をしてもらう。今日はこれで点滴は終わり。昼食が終わったら、針を抜いてもらって、久しぶりに入浴としようか。 昨夕、売店が終了する前に最後の買い物へ行ったのだが、店員に「もう必要なものはございませんか」と声をかけられた。３日まで閉まるからとの心遣いだったのだが、こまかいお金がなくて一万円札しかなく、しかたなくいっしょにいたＤ塾長とＴ氏におごってもらった形になった。今朝気づいたのだが、小銭がまったくないということは、新聞や飲み物の自動販売機もつかえないし、一万円札ではテレホンカードも買えやしない。店員さんも親切だったんだけど、なんかやられた感じ。 人が一生に読める本は限られている。いかに多読だろうと、有限である。毎日毎日自分の目の前を通り過ぎていく本の中から、本の少しのサンプルを抽出しているにすぎない。その基準はほとんどの場合「自分」というフィルタなのだけれども。 こうして、普段は目の前を通り過ぎてしまうような本でも、ふとしたきっかけで手にすることがある。本との出会いとは本当に不思議なものだ。 年始から、１年に何冊の本を読むのかを確かめたくて、この日記をはじめた。結局今年は200冊とはではいかなかったが170冊余りの本を読んだことになる。来年はどんな本との出会いがあるのだろうか。そして、それらの本は私の血となり肉となり、強める力、変わる力となってくれるだろうか。 昼食後、入浴。点滴の針を抜いてもらったので、心置きなく風呂に入れる。だれも入る人がいないので、一人でゆっくりできた。洗髪も２週間ぶりぐらいですこし難儀。閉じているつもりでも、まだ右目はちゃんと閉じれずに水が入る。でも、久しぶりの風呂でさっぱりした。 夕食中に、会社の先輩方がお見舞いに来てくださった。Ｋさん、Ｆさん、Ｓさんをはじめ、同期のＯ君までわざわざ来てもらって、ほんとうにかたじけない。30日というのに、仕事を終えてから来てくださったようで、本当にありがとうございます。 お見舞いの品をいただいたりして、本当に恐縮。就業週報（毎月のタイムカードの記録）との社内報を持ってきてくださった。毎年、年始の社内報は、社員全員の写真とコメントが載るので、社内人名録としてかなり重宝するのだが、今年はそれが復活してうれしい。知っている人知らない人、新年からの仕事に役立ちます。しかし、電算の人ほとんどと、データ部の方々がほとんどコメントを寄せていないというのは、やはり新入力で切羽詰っていたセイですな。かく言う私も何も書かなかったが。 Ｓさんから、恩田陸の「ロミオとロミオは永遠に」を持ってきていただいた。しかも、新入力システムのＭＡＲＣ（書誌データ）の打出付で。MARCNOは02053655でした。 明日の大晦日は、点滴を終えて昼食まで病院にいます。その後はファンカーゴで茅ヶ崎かな？。 病院には元日の夕食ころ(18:00)に戻ります。 （03/02/11整理） |
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| 2002年12月30日 Mon | #171 かみさまへのてがみ |
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（Ｓさんありがとう♪） かみさまへのてがみ 谷川 俊太郎訳 葉 祥明絵 サンリオ 1979 （03/02/11整理） |
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| 2002年12月30日 Mon | #172 ラスト・プレゼント |
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（Ｈさんありがとう♪） おそらく、この正月も上映中だと思います。銀座単館でしょうが。お正月ご興味のある方はぜひごらんになればよろしいかと。「ＪＳＡ」で美貌の国連調査員役を果たした イ・ヨンエ(女優)と、「イルマーレ」で若い青年建築家を演じた イ・ジョンエ(男優)の好役だそうですので。ストーリーは読みましたが、やっぱり映画観たい〜。 ラスト・プレゼント (竹書房文庫) パク チョンウ脚本 人見 葉子〔ノベライズ〕編訳 2002.12 （03/02/11整理） |
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| 2002年12月30日 Mon | #173 いつか王子駅で |
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本を読むしかないとはいえ、こう次々とすがすがしい読書ができるのは、本当にありがたい。 王子駅、都電、競走馬。モノレール。鮫洲。島村利正「残菊抄」。 いつか王子駅で 堀江 敏幸著 新潮社 2001.6 （03/02/11整理） |
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| 2002年12月31日 Tue | 入院７日目…大晦日 |
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もう朝６時の点滴で起こされることもない。とはいえ、１日３回服用の抗ウイルス剤は、食後というよりも８時間毎の服用のほうがよいと言われていたので、目がさめたら薬を飲む。 ステロイドの点滴も早めてもらって朝食後にははじめてもらった。お昼ころまで。点滴中に身の回りを整理して、もって買えるものと残すものに分ける。 10時ごろから酸素吸入。 昼食前に、Ｈさんが来てくださった。一時帰宅のために荷物を運んでくださるとのこと。ありがたくお願いする。車で戻るついでに、年の瀬の港南台をぶらぶら。めぼしい本をまたもやめくら買いして、明日からの退屈に備える。茅ヶ崎へ持っていこうと、年越しそば用のかき揚も買い込んだ。でもいつものシウマイは売り切れていた。 15時ごろ帰宅。洗濯物を片付けて、ほかはなにもできることなし。久しぶりに帰ってきていた妹は、なにやら年賀状を作っている。  16時すぎ。代車のファンカーゴで茅ヶ崎へ向かう。いろいろと勝手はちがうものの、何とか運転できるものだ。シフトレバーはコラム式のＡＴ。でも、ミッションモード？があって、ハンドルのボタンでＤ・３・２・Ｌとシフトチェンジができる。まあ、坂道は便利そうだけど、それってなんかうれしいのだろうか？ エンジンブレーキが利けば便利かもしれないけれど、そうでもない。 車内は広く、ウォークスルーできる。ブレーキの利きもクイック。ま、商用車のような感じですな。 サイドブレーキはペダル式。グイッと踏む。解除するのはレバーを引くのかとおもったが、そうではなくて、おなじペダルをパカッと踏む。 大晦日夕方の道路は意外に好いていて、40分ほどで茅ヶ崎に到着。 親父を除いて、親戚11人が集まる。私と妹を含めた５人のいとこは、それぞればらばらになってしまったので、本当に久しぶりに集まった。毎年のことだが、同じように年越しを迎えることができて、本当にありがたい。 お食事をいただいたり、紅白を見たり、そうこうしているうちに０時になって。 私は、なんとなく夜中に帰るつもりでいたのだけれども、妹がファンカーゴに乗って一人で鎌倉へかえってしまった。あれあれ。では元旦までこちらにおりましょう。 2002年は本当にいろいろなことがありました。さまざまな方にお会いいたしました。多くのかたがたに感謝します。ありがとうございました。 2003年。あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。 （03/02/11整理） |
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| 2002年12月31日 Tue | #174 蜻蛉始末 |
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これを今年最後の本としよう。 蜻蛉始末 北森 鴻著 文芸春秋 2001.6 （03/02/11整理） |
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