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| 2002年7月1日 Mon | 巣立ちの季節 |
 空低く、ツバメが飛んでいる。そう。玄関に作られていた巣から、雛が飛び始めた。 日中は暑いくらいだが、夜になってふと表に出たとき、風が吹いていた。 初夏の夜。涼しい風に吹かれると、どうしようもない寂寥感に駆られるのはどうしてだろうか。 それは、まだまだ と思っている夏が来るのに戸惑うからだろうか。 それとも、こころのおくそこで、海の風を思い出しているからだろうか。 はてまた、遠い昔、その風に一緒に吹かれた誰かを思い出すからだろうか。 案外、爽やかな風が吹いていることを、誰かに伝えたくなっただけなのかもしれない。 |
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| 2002年7月2日 Tue | #075 Ｉｎ・ｐｏｃｋｅｔ６月号 |
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病室の父親にとられてしまったので、もう一冊買う。たった１９０円だし。なんて。 森博嗣と土屋賢ニの対談。ああ、やっぱ森博嗣ってそういう人なんだ〜。それにくらべれば、土屋氏のほうが案外まともかも。 土屋氏は会社のそばの女子大の教授だったことに気付く。案外駅とかですれ違っていたりするのかもしれない。 巻頭は桐野夏生の特集。ＯＵＴが文庫になったし、映画化もされるようで。 最近気付いたが、OUTの単行本は、当社のDBでは「アウト」とカナなんだね。でも文庫は「OUT」。 この違い、どうしてか…。きっと奥深い理由があるはずで、すぐに答えられないと社員失格のような気もするが…。 Ｉｎ・ｐｏｃｋｅｔ２００２年６月号 関連 桐野夏生 ＯＵＴ 上 (講談社文庫) 2002.6 下 桐野夏生 アウト 講談社 1997.7 |
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| 2002年7月2日 Tue | 介護保険つれづれ |
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すでにご存知の方も多いとは思うが、私も初めて知ったことばかりなので、つれづれと。 介護保険を受けられるのは、原則６５歳以上で介護認定を受けた人。 例外として４０歳以上で特定疾病（１５種）に罹っている人も、介護認定を受ければ保健が受けられる。 My Fatherの場合は、年齢は60になったばかりだが、この特定疾病に脳出血が含まれていたため、介護認定が受けられるわけだ。 すなわち、不幸にして45歳未満で脳出血になったりした場合や、40歳以上でも65歳までの間で、他の疾病（事故での怪我等）で介護が必要となっても、介護保険は受けられない。こうしたことを考えると、不幸中の幸いだったということがよく分かる。 介護保険が受けられなかったら、どうなるのか…。残るは、身障者手帳による福祉サービスだけとなる。 ところが、この身障者福祉は、昔からある古い制度である。よく「措置型福祉」といわれるが、どのようなサービスを受けられるかを行政が決めるタイプである。すなわち、行政に申請を出して（所得や独居うんぬんを加味され）受理されれば、そのサービスだけを受けることが出来る。 それに対して、介護保険は「市場型」とも言われるが、（介護度に応じた）一定の費用負担の中で、受益者が自由にサービスを選択することが出来るのである。 （まあ、介護保険が始まったからこそ、この違いが明白になってきたこともあるのか、来年度から順次、身障者福祉も「市場型」へ移行することが決まっている） どう違うか。たとえば、身障者福祉で、在宅介護のサービスを得ようとすれば、ヘルパー派遣・訪問介護・入浴サービス等々、それぞれについて申請しなければならない。介護保険では１ヶ月の限度額（点数ともいう）の中から、たとえば、週３日ヘルパー派遣・週２日の通所介護（デイサービス）と、組み合わせて選ぶことが出来る。 で、まあ、このたびは、こうして選べるサービスを最大限に利用してしまおう！というのが、私たち家族の姿勢だが、世の中には、そうでもない人が多いようで、それは高齢の方のほうが顕著らしい。 たとえば、まだ足腰は動くが、外出が億劫になった程度のご老人がいたとしよう。で、たとえば、ちょっと膝の調子が悪い程度だったりする。そんな人でも、介護認定を受ければ、要支援とか介護度１（介護度は最低ランクが「要支援」その次が「介護度１」で最高が「介護度５」の６段階である）程度は受けられることがあるそうだ。その程度だと、これもたとえばだが、週に１日数時間だけヘルパーさんに来てもらうことができる。家の中に他人を入れるのを嫌っても、たとえば、庭の草むしりとかをお願いすることだって可能だ。 なのにもかかわらず、そうした支援を受けるのを拒む人が多いそうだ。 （生活保護を受けずに餓死する人がいるのも、これと同じなのだろうか…） 「介護サービスを受けるのは潔しとしない」「自分の老後の世話は自分の責任だ」という姿勢なのだろう。 そうした人がいることを聞くと、私たちの姿勢はどうなのか？と問い直させられる。 受けられるサービスを最大限に受けようという姿勢は、甘いのだろうか？ それとも、自分たちが納めている税金（や介護保険料）でサービスを受けてなにが悪い、のだろうか？ そんなことを思ってしまったのだが、やはりこれは、新しい制度が始まった過渡期の問題なのだろう。世の中が変わって、福祉制度が整って、それについていけているという証左だと思うことにした。 だって、医療保険と比べてみればよく分かる。「自分の健康は自分で護る！」という人が、病気になって申し訳ないと思ったとしても、治療費は医療保険で支払うと思う。どんな頑固な人だって、医療保険に頼らずに、全額自己負担で医療を受ける訳ではないと思う。 それを考えれば、制度の新旧の違いだけで、受けられるサービスを受けるというのは、そんなに悪いことと考える必要はない気がしてきた。 |
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| 2002年7月3日 Wed | 【速報】湘南新宿ライン臨時増発 |
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のようです。 上り 7月6・7・14・27・28日・8月3・4日と8月24日〜9月29日の土曜・休日運転 小田原7:06発→大船7:49発→横浜8:09発→渋谷8:40着→新宿8:47着 下り 7月6・7日と7月14日〜9月29日の土曜・休日運転 新宿20:48発→渋谷20:54発→横浜21:21着→大船21:40着→国府津22:14着 使用車両は全車２階建て（２１７系っていうやつですな）。 平塚七夕がらみで、東海道線は臨時が出ますが、それにからんでの増発なんでしょうか。 下りはきれいに土日運転なのに、上りは変則ですねえ。 車両運用のやりくりの事情が垣間見えてなんともです。 詳細は、こちらをどうぞ。 上り 下り |
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| 2002年7月4日 Thu | #076 ユリイカ |
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同名の映画の監督自身によるノベライズらしいです。映画はしらなかった。 ただなんとなく書店で手に取っただけ。 なのに、なんと重たいオハナシだこと。 最近、何気なく選ぶ本が、重たいのが多い気がする。 青山真治 ユリイカ (角川文庫) 2002.6 |
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| 2002年7月5日 Fri | 携帯遺失顛末 |
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４日。23:40東京発の東海道最終に乗る。終電ということもあり、降り逃さないようには気をつけていた。いくつか知人や家族にメールを出した後、携帯電話を手に持ったままうとうととしてしまったが、止っている駅が大船だと気付き慌てて電車を降りた。 ホームを歩いて階段を昇るときに、携帯をカバンに入れたかどうか不安になって探してみたら、すでにみつからなかった。 大船駅は（根岸線ホームを除き）これで閉鎖なので、ホームに戻って探そうと思っても駅員に止められた。 事情を話し、遺失物捜索の手配をとってもらう。13号車２扉左側など。 大船駅駅員曰く、小田原で捜索を行い見つかったら連絡する。なければＦＡＸ手配をするが３日たっても連絡がなかったら見つからなかったということだそうだ。 で、５日朝。妹の携帯に私の携帯から連絡があったそうだ。どうやら着信履歴をみてかけたらしい。連絡は東海道線二宮駅の駅員からだった。 午後６時頃、二宮駅に赴くが、ホームには事務室はなく、橋上の駅舎へ行った。 ところが、その駅員事務室には駅員が１人しかおらず、窓口での切符販売には長蛇の列が出来ているし、列車が到着するたびに精算業務も行っていて、なかなか声をかけられない。やっとのことで「落し物をしたので…」と申し出ると、「では、これ書いて」と紙を渡されたが、それは、遺失物捜索依頼の紙…。これは仕方が無いとあきらめて、人気が落ち着くまで待つことにした。 折りしも、今日は平塚七夕祭りの初日とあって、なかなかに乗客が多い。10分かそこらまってようやく対応してもらえた。身分証明書を提示し印鑑をついたら無事に携帯が手許に戻る。やれやれ。 しかし、いくら小駅とはいえ、夕方の時間に駅員１人勤務とはどういうことだろうか。私が待っている間にも、精算しようと訪れた人が、待ちきれずにそのまま出てしまったりするし。駅としての基本サービスに支障が出ていることは確実だ。 ま、私としては、携帯が戻っただけよいのではありますが。 |
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| 2002年7月5日 Fri | 老健施設面談 医師面談 |
 （「ろうけん」で変換したらまず老犬が出てたじろきつつも）10:30 あおぞら面談。それより前に母だけが病院へ行き、車椅子タクシーで父を連れてくる。 申込み書を確認しつつ、相談員との面談。本人には簡単な記憶テストが行われる。 まず今日の日付。ここの場所はどこか。「猫・桜・電車」を覚えて後に復唱。「２−５−３」とか「２−５−８−９」を逆から言う。などなど。 入浴は週に２回。リハビリは１回程度。病院併設ではないので、その旨確認。また、年齢層が高いことも確認。 居室等を見学したらすでに12:00過ぎ。そのまま病院へ戻る。 病院へ着いたら、すでに昼食の時刻を過ぎていたが、置いておいていただいた昼食を取る。 14:00から本人はリハビリ。その間に洗濯をまわしておく。 15:00から医師との面談。状況はかなりよくなっている。また、食事やトイレなどのルーチンワークは安定しているとのこと。 ただ、その注意を一般化することができない（般化できない と言った）ので、見守りは必須となるとのこと。 また、現在平行棒での歩行訓練がされているが、かといって歩いて生活できるようになるまでにはならないだろうとのこと。 聞くほうとしては、なんだか午前中だけで疲れてしまったという感じ。準備が出来ていないことを思い知る。 とはいえ、仕事を休んだ日には、できるだけ多くを済ませたいのも心情。１日休むために払う犠牲も大きいし…。 件の七夕飾り。点滴用の足を軸に、写真のように飾られていたが、本人の黄緑色の短冊はまだ病室にあるまま。 |
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| 2002年7月9日 Tue | 土用丑の日花火の日 |
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土用丑の日は うなぎの日 として有名だが、これは江戸時代に平賀源内が考え出したキャッチコピーだというのはよく知られた話。 今年の「土用丑の日」は２回あって、７月２０日と８月１日だそうだ。 ちょうどこれは、横浜のミナトで花火が上がる日でもある。 開港記念日の６月２日、今でこそ海の日となった「みなと祭り」の７月２０日、神奈川新聞社主催の８月１日と、横浜のミナトで花火が上がるのは３回あるのは、市民なら誰でもご存知のはず。でも、それが「土用丑の日」と一致するとは驚きだ。 そもそも土用とは、夏だけのものではなく、立春・立夏・立秋・立冬の前１８?１９日間（太陽の黄経によって求める）を指す。今年の夏の土用は、立秋が８月８日であるので、７月２０日から８月７日までの１９日間だそうな。また丑の日は、子・丑・寅…の十二支だから、夏の土用には丑の日が１回乃至２回は生じる。今年はたまたまそれが、７月２０日と８月１日にあたったというわけだ。 では、今年のように「うなぎの日」と「花火の日」が一致するのは何年ぶりなのかというと、前回は1986年(昭和61年)で、次回は2018年(平成(なら)30年）だという。 ま、だからといって、どういうことでもないのだが。ちょっと気になっただけ。 この項については、こよみのページが参考になりました。 |
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| 2002年7月9日 Tue | 液晶来れ！ |
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ディスプレイがなくなってしまうと、パソコンなんてタダの箱。 母親のマシンのディスプレイは健在だが、毎日つなぎかえるなんてやっていられない。 ほかに手段はないのかと思案したところ、(会社用の)ノートＰＣを引っ張り出してきた。 とはいえ、必要なファイルをすべて持ってくるのは大変だ。このページや日記はWeb上で更新できるので、ブラウザさえあれば事足りるが、メールは移行するのもしんどいもの。ディスプレイがくるまでのしばしの間だけ。どうしたものか。 そこで、一計を案じて、デスクトップの共有機能を使ってみることにした。LANで接続するだけでOKだし、相手側のディスプレイはなくても、共有機能であたかもこのマシン（ノートPC）の画面に、母艦の画面が現れるではないか！ しばらく、注文した液晶１８インチのディスプレイが来るまではそれでしのごうと思います。 しかし、ノートPCのキーボードの打ちにくいこと…。メールは当分書きたくないなあ。 |
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| 2002年7月10日 Wed | 横浜市笠間地域ケアプラザ |
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横浜市には、各区に３?６箇所の在宅介護支援センターを設置しており、「地域ケアプラザ」という名称で運営されている。 設立主体が横浜市で、実際の運営は社会福祉法人等に任されているようだ。 栄区には 豊田・笠間・桂台・中野・小菅ヶ谷の５箇所にある。 先日入所申し込みをした老人健康施設「あおぞら」には、居宅支援事業者がないので、ケアマネージャさんを決めることができなかった。 介護保険を利用する場合、入所だけであれば、ケアプランを立てる必要がないのでケアマネージャさんにお世話になることはないのだが、住宅改修や介護用品購入等の申請にはどうしてもケアマネージャさんが必要となる。 で、大船駅バスターミナル前にある笠間地域ケアプラザへいってみた。 そこには、２名のケアマネージャ（介護支援専門員）がいらっしゃるのだが、多くの介護被保険者に対応しているため、現在は受け付けられないと言われた。 区内には、大手中小を問わず居宅支援事業者が多くあり、そのどこででもケアマネージャを担当してもらえるのだが、なかなかなじみがないので、地域ケアプラザに相談したものだが、ここでも、介護被保険者の多さに気づかされた。 とりあえず、他の地域ケアプラザ（小菅ヶ谷かな）で、ケアマネージャさんを紹介してもらうことにした。 |
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| 2002年7月11日 Thu | 横浜市雑感 |
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・今日の新聞報道によれば、横浜市の人口は７月１日現在で349万人を突破し3,491,159人となった。年内（年度内？）には350万人を超すと予想されているという。ただし、栄区の人口は微減が続いている。 ・今日の新聞では、中田市長が総理にあてて、住民基本台帳システムの実施の延期を求める要望書の提出した、とか、新横浜駅周辺の再開発事業について触れられている。こうした市のニュースのほとんどは、市長定例記者会見から出るものであることに最近気づいた。 市長定例記者会見は毎週水曜日。新聞記事のコメントを読むよりも、市のＨＰ（ここ）を見るほうが、市長の言葉全文が掲載されているのでよくわかりやすい。 特に、住民基本台帳…の件について「個人情報保護法案が成立すれば，実施に対して賛成か，反対か。」という記者の質問に対し、「個人の判断や，組織の判断に好き嫌いがあったとしても，法治国家において行政が，法律を破ることはできない。」という市長のコメントを読むだけでも、信頼できる首長という感じがするではないか。ただ、この記者会見要旨も総務局報道担当でとりまとめの上掲載とあるので、それらしく仕立てられている感もなくはない。 ・さらに、１０日より、市営バス全路線の時刻表がようやくＨＰに掲載されるようになった（ここから）。ただし、使い勝手はどうだろうか。 |
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| 2002年7月12日 Fri | #077 〈老い〉をめぐる９つの誤解 |
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日曜日、上大岡八重洲ＢＣにて購入。 店内中央の平台に、「10社共同企画『四六版宣言』「考える愉しみ」文庫では読めない本たち」という帯がついて、たくさんの本が並んでいた。 あまり有名ではない出版社が10社かかれている。 中には、小浜逸郎氏の本とか、ちょっと興味をそそる本が多い。 こうした帯がついているということは、このようなフェアが実施されているからこそ、平台に並べてあるわけで、そうでもなければめったにお目にかかれる本ではないということだ。ここに並べてある本を、あとで買おうと思ったら、ほうぼうを探して歩くか、さもなくば書名をきっちり覚えておいてネット注文するしかない。そうでなけれな、即買ってしまうに限る。 「老人というものは、多かれ少なかれ同じようなものである」というのは、誤解である。加齢とともに体力や記憶力の衰えがあることは確かだが、その個人差の幅は年齢とともに広くなる。80代になっても40代と同じくらいの体力を維持している人もいればそうでない人もいる。 「老化とともに真っ先に衰えるのは記憶力である」というのもウソだ。それに比べて衰えの早い力はたくさんある。特に空間把握能力はその最たるものだ。 全体的に文章量が多く、冗長な感じはする。もうすこし要約されて、たとえば新書程度になっていれば読みやすいものの。 本書でもっとも印象に残ったのは、老若問わず抱える「不安」を解消する手段に２種類あるということだ。 問題に焦点を当てた対処と情緒に焦点を当てた対処だ。年をとり大人になるということは、不安を情緒的に解消する手段を、いくつ経験し持ちつづけるかということかもしれない。 ダグラス・Ｈ．パウエル著 〈老い〉をめぐる９つの誤解 青土社 2001.11 |
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| 2002年7月13日 Sat | #078 絶対音感 |
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昔、話題になった本。図書館で見つけた。 前にも書いた気がするが、図書館であてもなく棚をぶらぶらしていると、むこうから本が飛び込んでくる気がすることがある。 自分の内なる感情に自身で気づきにくいという性格なため、こうした機会に自分が何を考えて（気にして）いるかということに気づかされる。 著者のライターとしての誠実さが心に留まった。ありゃこの人 映画「ココニイルコト」のネタ元だったりするのね。 その映画どこかで聞いたことがあるなあ。 最相葉月 絶対音感 小学館 1998.3 |
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| 2002年7月13日 Sat | ケアマネージャが決まらない |
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本日、小菅ヶ谷ＣＳより連絡あり。 そちらでもケアマネージャが手一杯とのこと。 住宅改装の件は区福祉サービス課でも受け付けてくれるとのこと。 また、施設入所の場合の、介護用品のレンタルや購入の可否が、聞く人によって違う。 要はケアマネージャの手腕次第なのか？ |
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| 2002年7月14日 Sun | (無題) |
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午後から病院だけ。 最初は病室へいたが、食堂へ行きテレビで高校野球を見たいという。 見ていたかと思えば、寝るといってまた病室へ戻る。 なにか話しをしたら、夕食の１時間も前なのに、もう食堂へ行くという。 それを押して、外へ行こうと病院の庭へ連れ出した。 30分くらい話をして、帰る。 |
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| 2002年7月15日 Mon | #079 彼女の朝 |
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こんなの読んでいるなんて、絶対に人には知られたくない…。 とはいえ、どうしても読んじゃうんだな。「おいコー」の文庫３巻目。 本家版は６とかまで行っているらしいんだけど、書店で見つけるためしがない。 たまには、こういうのを読みたくもなるのよ。ホントニ 村山由佳 彼女の朝 (集英社文庫 おいしいコーヒーのいれ方 ３) 2001.6 |
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| 2002年7月16日 Tue | #080 数の悪魔 |
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昔みかけたときに、ちょっときになっていて。 図書館で偶然に発見したので借りてみた。 子供むけ、そうね、小学生向けの、数学書というところか。 内容は整数論が中心。パスカルの三角形とか、フィボナッチ数とか。 そういや、私も子供のころ、このテの絵本というか、児童向けの本を気に入っていた気がする。 １÷７の循環小数とか、はっきり覚えているもんなあ。 こんど、探してみよう。 エンツェンスベルガー著 数の悪魔 算数・数学が楽しくなる１２夜 晶文社 1998.9 |
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| 2002年7月16日 Tue | ＣＭ決まる |
| どこも手一杯のようで、結局コムスンだって。 | |
| 2002年7月17日 Wed | #081 わが名はオズヌ |
| 今野 敏 わが名はオズヌ 小学館 2000.10 | |
| 2002年7月20日 Sat | 土曜出勤 |
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先週に引き続いて、土曜出勤。 今やっている仕事がだんだん込み入ってきて、まとまった時間に集中しないと片付かなさそうだったから。 土曜なら、集中して取り組めると意気込んだものの、会社に着いてみると、私一人だけだったので、かえってだらけてしまう。 折りしも、花火の日だったので、ネットを回って中継されてないかとか見てしまったり。 数年前はネット中継とかしていたのになあ…。 ことしは１分更新の静止画しか見つけられなかった。 ６時間ぐらいいて帰る。 |
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| 2002年7月21日 Sun | 忙しい日曜日 |
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土曜夜。妹が車を出したので、その足で、CDレンタルへ行った。 病室の父は、つたない字だが、聞きたい曲をメモしていた。 日中ラジオばかり聞いているせいか、新曲とかがあって、少しびっくりする。 TSUTAYAに着いたのは、閉店30分前。妹と二人、短時間で何枚見つけられるかゲーム状態となる。 結局、アルバム１枚とシングル５枚という、自分史上最高枚数を借りる。 日曜から車を修理に出してしまうので、いきおい、その夜中にダビングする。 病室にはカセットプレーヤーしかないので、これまた数年ぶりにＣＤからテープに録音する。 日曜朝は教会。その後、老健施設あおぞらへ、診断書を提出しに行く。 ところが、検査結果のコピーとレントゲンのコピーを添付しわすれていることに気付く。 我が家族は、なにやっているんだろう。つうか、オレ。 一度帰って、図書館経由で、上大岡。２週間待った18インチ液晶ディスプレイを取りに行く。 15時頃は入庫のひとつのピークか。30分以上待つ。さすがに大きな箱を持って歩きたくはないので。 16時過ぎに戻り、母を病院まで乗せて、関内のディーラへ車を預ける。 引取は土曜日の予定。 有隣堂をのぞいて、本を１冊。バスで帰ろうと、待つ間に石丸電気に入ったら、探していて見つけられなかったDVDを見つけてしまう。 つうか、なんであるんだよ。アキバのヤマギワでも見つけられなかったのに…。さすがは「県下最大在庫」を誇るだけはあるかも。 これを逃したら二度と見られないと思って、泣く泣く買う。 久しぶりに、関内からバスで帰る。昔、そう、学生のころは、中央館へ５時までいて、本をたくさん借りてこのバスでよく帰ったものだ。 そんなことを思いつつ。 ・買った本：横浜みなとみらい21-創造実験都市- ・買ったDVD：少女たちの遺言（1999年韓国） |
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| 2002年7月22日 Mon | #082 海神（ネプチューン）の晩餐 |
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タイタニック号沈没の謎を、氷川丸の船上で解く。 時代は1932年。日中関係がキナくさくなる頃。日本郵船の豪華客船氷川丸号が舞台。 今でこそミナト・ヨコハマのシンボルともなる氷川丸だが、これが実際に運行されていた話ははじめて読んだ気がする。 ただし、内容は、本格ミステリ。どうも本格ってなじめないんだなあ…。 若竹七海 海神（ネプチューン）の晩餐 講談社 1997.1 文庫 |
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| 2002年7月23日 Tue | #083 玉蘭 |
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先日、「OUT」を話題にした、桐野夏生の作。 こちらも「海神（ネプチューン）の晩餐」とほぼ同じ頃で、昭和初期。 続けて同じ時代の同じような背景を持つ本に出会うというのも奇遇な気がする。 桐野夏生 玉蘭 朝日新聞社 2001.3 |
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| 2002年7月23日 Tue | 雨男ならぬ遅れ男 |
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間に合わないと分かっていても、すんでの差で最終大船行きを逃す。 磯子からタクシーとあきらめつつも、万にひとつの可能性をかけて、桜木町行きに乗る。 ところが、浜松町駅進入後に急停車。先行の大船行きが田町手前で信号故障に遭遇。 30分以上も止ったままとなる。おかげで「玉蘭」を７割方読み終えられる。 桜木町に着いても、大船行きは待っていてはくれず。 後続の磯子行きは38分遅れ。コスモクロックの時刻は１：２３。 夜風がホームに吊られた風鈴を鳴らす。 こんな時間に終電を待っていると、なんともやりきれない気分が増大。 結局磯子到着は1:50過ぎ。 K氏と飲んだときに限らず、私が遅れ男なのやもしれません。 |
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| 2002年7月24日 Wed | 身障者手帳交付（その１） |
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申請から１ヶ月。１級の身障者手帳が交付された。交付日は６月２５日付。 深夜に帰宅したのに、朝９時半に区役所とは、仕事よりきついか…（爆） 手帳の交付にともなう制度・割引制度・減免制度等々の説明を、福祉サービス課で受ける。 説明を受けたのは、重度障害者医療費援助（健康保険自己負担分全額を負担してくれる）、重度障害者介護保険利用者負担助成事業（介護保健のサービスのうち、病院等で受けられるサービスの自己負担額を助成してくれる）、介護保険以外の日常生活用品の給付について、車椅子等の補そう具の交付について、住環境整備費の助成について、JR・私鉄・バス・タクシー・航空機・有料道路の運賃の割引について、駐車禁止除外指定車の指定について（これは警察）、所得税・市民税・県民税の障害者控除について、粗大ゴミ手数料の免除について、マル優制度についてなどなど。お話を伺っているだけで２時間以上かかった。 上記の他に今日手続きしたものを覚え書きにしておく。 ・在宅障害者手当て（県・市） 県は４月１日現在で認定されるので来年から。市は10月に認定されて半年分が12月に支給される。 ・福祉タクシー券の交付（運営係） 月６枚年72枚の初乗り分のタクシー券の交付を受ける。 ・県内のバス・市営地下鉄の割引証の交付（同） ・NHK受信料減免の証明書の発行（サービス課） NHKに郵送する申請用紙に区の印を押してもらう。ついでに横浜放送局の宛名の書かれた封筒もいただく。これに入れて投函すればOK。 ・それから、自動車税の減免手続きと、有料道路割引証の交付手続きは、車検証がない（ディーラーへ預けた車の中だぁ）ため後日。 自動車税の減免手続きは、福祉サービス課で「もっぱら証明」を受けて、免許証と車検証とともに戸塚の県税事務所へ赴く必要がある。 有料道路割引証は免許証と車検証があれば運営係で交付される。 上記のほか、水道局営業所で水道料金の減免手続きが出来た。 |
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| 2002年7月24日 Wed | 身障者手帳交付（その２） |
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で、最後に、医療費の手続きをする。 まず、身障者手帳交付にともない、国民健康保険を変えてもらう。６月25日交付なので６月分から10割給付となる。 それから、介護保険証に重度障害者介護保険利用者負担助成事業のカードをつけてもらう。 さて、５月分の高額医療費助成を受けるようにハガキが着ていたので、その手続きをするが、先日国民健康保険が退職者医療保険に切り替わったので、その差額分を還付する手続きもする。５月９日に60歳になったので、５月８日以降の分が戻る。５月８日と９日は前の病院にいたため、今の病院の分と２通申請書を書く。また、入院費と他の治療代は別会計なため、もう１通申請書が必要なことが分かる。 さらに、６月分からは10割給付になるので、６月分は全額還付の手続きが必要。ただし、退職者医療保険に切り替わる前の保険証で受診したため、それとあわせて申請が必要になるのか…と、区役所の窓口担当も首をかしげる複雑さ。念のため両方の申請書を（入院費と治療費があるので都合４通）書いておく。 そんなこんなで、今日できるすべての手続きを終えたのは12時半すぎ。３時間も区役所にいたことになる。 これだけのサービスを受けられるのは、やはり大きな市に住んでいるからだと思うし、そのための手続きに徒歩５分の区役所へ赴けばすべてが足りるというのもありがたい。政令指定都市というありがたみを感じます。 とはいえ、行政の手続きを滞りなくするだけで手一杯の感じ。今の勤めが時間に融通が利くからまだいいものの、このうえ在宅介護なんてとてもとても、なんて思ってしまう。 |
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| 2002年7月27日 Sat | クルマ直る |
  左が修理前、右が修理後です。（８月４日記） |
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| 2002年7月28日 Sun | 土曜出勤（その３） |
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部署全体ですすめているシステム開発が佳境を迎えている。 具体的に言えば、毎日入力している書誌データ作成システムをWindows系にリプレイスしようとしているわけだが、累積200万件ものデータを移行するとなると、おいそれとはいかない。いきおい、移行時期はお盆などの休みに限られるわけで、タイムリミットが限られるわけだ。 そんなわけで、８月中旬まで超多忙という時期が続いている。 ふりかえってみれば、２年前のネット書籍販売システム構築依頼の忙しさなのだが、深夜タクシー帰宅が定常化したり、土曜出勤も３週連続となるなど、「臨戦体勢」もさすがに１ヶ月を越えると疲れてくる。 とはいえ、これだけの長い期間、ひとつのプログラムのコーディングするというのは、初めての経験でなかなかにおもしろい。 仕様決定とかデータ構造の決定などの打ち合わせなどからは分担されて、コーディング作業に集中できる環境が整えられているというのもありがたいことだ。システム開発という職種に就いていて、こうしてコーディングに夢中になれる時期というのも、そう多くはないのかもしれない。もしかしたら「次」では、立場が変わっている可能性のほうが高いだろう。 二度とこない「経験」であるなら、出来ることは出来るだけやっておこうと気分を奮い立たせて、今週も乗り切ろうと思う日曜日であった。 |
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| 2002年7月28日 Sun | #084 そして粛清の扉を |
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こちらも、少し前の話題の本。 どんな本なのか、どんな話題があったのかなどということは、下のリンクにたくさん書評がついているので割愛。 そして粛清の扉を 黒武洋 新潮社 2001.1 |
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| 2002年7月31日 Wed | うれしい贈り物 |
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昨晩、深夜に帰宅すると、大きな封筒が届いていた。 差出人は、高校の時の先輩（とは言え３つも先輩なのだが）。 あわてて封をあけるとＣＤが入っていた。 先輩はフルート奏者。コンセールルミエールというフルートアンサンブルを結成されて、もう８年も活動されていらっしゃる。 コンサートのたびごとにご案内をいただくのだが、いまだかつて行けたためしがない。 昨秋は、みなとみらいホールで、フルート奏者の大御所をお招きしての定期演奏会を催されたのだが、これも残念ながら行けなかった。 送られてきたCDはそのときのものだった。先輩はこのHPも読んで下さっているそうで、お気遣いくださって本当に感謝です。 演奏もすばらしいものばかり。ホールで聞けたらどんなによかったか…。 ぜんぜんご無沙汰していますけれども、これからもますますご活躍ご発展されますように。 コンセール・ルミエール |
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| 2002年7月31日 Wed | 終電邂逅 |
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時間的には、すでに京浜東北最終コースだったのだが、暑いうえかったるかったので、大船からのタクシー覚悟で東海道の最終に乗った。 すると、２月に会って以来ごぶさたのＡ嬢よりメール。送迎会でおそくなってちょうどこの時間に電車に乗るということ。 速攻で「まもなく品川」と返すと、同じ車両に乗ってきた。 最近ぜんぜん会っていないですが、彼女もこのＨＰを読んでくださっているようで、仔細を話さずとも最近の状況が伝わっているようで、なんだか変な感じ。 久しぶりに会えてよかったです。近いうちにまた。 p.s.レイの電車は、「ムーンライトながら」が満席になるシーズンに出る臨時電車です。いわゆる「続行臨」ってやつですな。時間はこのへん あ、タクシー代足りた？ |
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