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| 2002年1月1日(火) | からくりからくさ |
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2002年最初に読了した本が、なんでこんな本なのかって、いやただ単に、年末に買って大晦日から読み始めただけ。 この作家の前作は、童話調のファンタジーだったので、人形と心を通わせるシーンなどが江國調で進んでいくので、 「ああ、そういう話なのね」とおもっていたが、さにあらず。 草木染めとか機織りとかの描写が多く出てくるので、読了後は母親に貸しました。 梨木香歩 からくりからくさ (新潮文庫) |
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| 2002年1月2日(水) | Web日記をつける |
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気が付くと、丸々１年、Webを更新していない。 年賀状にURLを載せたのに、せっかく見に来てくださったかたには申し訳ないなあ…と思いつつ。 そんなわけで、つれづれな日記なんぞを書いてみようと思った次第。 いつまで続くかわかりませんが、どうぞごひいきに。 |
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| 2002年1月3日(木) | 正確に間違う人、漠然と正しい人 |
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文庫や新書以外は滅多に買わないのだが、出るたびに必ず買う単行本シリーズの最新刊。 「超」整理法で有名な野口悠紀雄先生の「超」整理日記シリーズの６年目。 昨年９月に出ていたのだが、買いそびれていたため、２日に上大岡の八重洲ブックセンターで購入。書名が思い出せず、またなかなか見つけられずに店員に探してもらいました。 私「野口悠紀雄のダイヤモンド社のエッセイ集ありますか？」 店員「…え〜と、新書ではないですよねえ」（←たぶん「ホームページにオフィスを作る」のこと） 私「そうではなくて、９月ごろでたんですけど…」 −平台に移って探して、 店員「あれ（「インターネット「超」活用法 ２００１」）ではないし」 −奥のビジネス啓蒙書群の棚を探した後、ストックの引き出しを開けていただき 店員「こちらですね」 と、見事に探してくださいました。 さすが、八重洲ブックセンター！！。店員の鈴木さん（斎藤さんだったかしら？ ）、あなたは本当の「本のソムリエ」です！。 「野口悠紀雄 正確に間違う人、漠然と正しい人 「超」整理日誌６ ダイヤモンド社 |
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| 2002年1月4日(金) | 新年会 |
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でした。 うちの会社では、都内某高級ホテルを会場とする社長主催の新年会が恒例でして、多くの社員が顔を合わせる少ない機会となっています。 今年は７日月曜が仕事初めなのですが、その前の今日（４日）に行ってきました。 恒例のビンゴとか、じゃんけん大会とか、定番ではありますが、楽しいひとときでした。 んでもって、夜からは後輩のＤちゃん宅での新年会。「どなたでもどうぞ」というお誘いにほいほいと顔を出してしまいましたが、どうやらＤちゃんの同級生の集まりだったようで。 そのなかで一人先輩面で失礼しました〜です。 それはともかく、Ｄちゃんの彼女のＳちゃんのかわいらしいこと。 幸せな二人というのは見ているだけでも、幸せな気分になれるもんです。 彼女を幸せにするということは、彼女だけでなく、周りの人たちをも幸せにすることなんですね。なんてな。 どなたさまにも、幸の多い１年でありますように。 |
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| 2002年1月5日(土) | Web日記CGI |
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いやあ、日記用のCGIスクリプトってたくさんあるんですねえ〜。 さまざまなスクリプトをDLしてはテストしてみるのですが、どれもいまいちって感じで、なかなか公開に至りません(爆)。 日記を認めるシステムたちにはいろいろと紹介されているのですが、条件として １）PerlでかかれたCGIで、書き込みもCGIでできること（毎日FTPするのはちょっと…） ２）最新数件が一覧表示できること（カレンダをクリックするのはうざい） ３）これが大事なのですが、@niftyにおけること。（@niftyのcgiフォルダは特別なので、ちょっと厄介なのです） いろいろ試してみて、落ち着いたら公開することにします。 |
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| 2002年1月7日(月) | テレビゲーム文化論 |
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４日の新年会と新年会の間の時間、有楽町〜銀座〜有楽町とうろうろしていたときに買った本。 あのあたりで、書店といえば、新橋旭屋か八重洲ＢＣということになるのだが、意外な穴場は東京フォーラム内の八重洲ＢＣ。 フォーラム内ということもあって、美術系は和洋問わずおいてあるが、土地柄もあって意外とビジネス書が多い。また文庫棚も数列あって、時間をつぶすには格好の場所。 そういえば、読みたい新書があったと思ったんだけど〜と、講談社現代新書を眺めていたら、このへんで書評をよんだ本を発見。 まったくゲームをやらない私でも、日本のゲームの歴史を概観できたし、テレビゲームを文化論として書かれたものをはじめてよんだ気がした。特に、マリオ−ポケモン−アイボへと変化してく理はなるほどとうなづけた。 ただ、理論の補強となるべき引用が適切でないような、どうも、トラの威を借るなんとやらな気が少ししないでもない。 内容とはまったく関係ないのだが、論理的なことにアタマを使うには、五感を研ぎ澄まさねばならんなあと、思った。 つうか、本の感想って難しいなあ。自分で何を書いているのやら。 桝山寛 テレビゲーム文化論 講談社現代新書 |
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| 2002年1月8日(火) | 13階段 |
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今年の江戸川乱歩賞。購入は前述の東京フォーラム八重洲ＢＣ。 かなり面白かった。 最近、こうした小説（ミステリというの？エンタテイメント小説というのか）を読んで思うのは、作家の取材能力の高さだ。たとえば、テレビ業界の人がテレビ・ディレクターを主人公にした小説を書いたり、医者が医療ミステリを書くなど、作家本人が身を置く世界を題材にした小説を書くのであれば、その「世界」を詳細に描写できるのは訳もないだろう。だが、一人の人間が良く知る世界など、たかが知れているので、いずれはネタが尽きる。 すると、題材とする「世界」を詳細に描写できるほどに、その世界（ギョーカイといっても言いが）を取材しなければならないだろう。その取材の精緻さは、一般に言われる「取材」すなわち新聞・雑誌記者や、ノンフィクション作家の取材よりも、はるかに長い期間が必要だろうし、対象とする人の人間性にまで奥深く踏み込んだ取材するのだろうなと、想像する。 世の中で、最も大変な「取材」をする人は、案外、小説家なのやもしれぬ。 読後感だが、最後まで大変楽しませてもらった。ただ、これが今年のBest１だとすると、これ以上のものは、この１年間でないということになり、それは残念な感じがするなあ、と思った。や、や、乱歩賞って投稿なんだっけ？ あ、そうか。ならいいや。 この作家の、次作に期待。 高野和明 １３階段 講談社 |
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| 2002年1月9日(水) | なぜ日記？ |
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ご想像の通り、この日記の日付は、この日記が書かれた日付を正しくあらわしてはいない。 ま、それはいいとして。 かつて、学生の一時期には、読んだ本を記録していたことがあり、たしかその年は150冊とか読んだ気がする。フツーの生活をしていて、一年に読める本なんて、そんなもんなのだが、学生だったこともあり、また、通学に２時間もかけていたのだから、結構多いほうだと思う。 会社に入ってから、本を読むのが少なくなったと思っているので、はて、最近はどのくらい本を読めるものだろうか、と思ったのが、読書記録をつけはじめた動機である。 しかし、ただ、書名だけを書くのではつまらないから、なにやらの感想なるものを書こうと思っているのだが、いきおい、あらすじを書かねばならなくなる。 だけどねぇ〜。面白い本は文句なく面白いから、人に勧めたくなるんだけど、その人の感想を聞いたり、書評を読んだりしてから読むと、案外面白くなかったりするのよね〜。 つうわけで、この日記には、ストーリーに触れるような感想は、極力書かないようにしようと思う。それに、書評を読みたい人には、私なんかの言葉より、もっと読みたくなるようなサイトもいっぱいあるし。bk1の書評も、あるものはたくさんあるし。 んなところで。 しっかし、この日記は文字が多いと読みづらいねえ。近々にスタイルシートでも導入しますか。 |
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| 2002年1月10日(木) | 薔薇窓 |
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半年待ちで、図書館で借りた。 往復で読み終わらないのも久しぶり。幸せ！ また、帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)は大部だねえ。前の逃亡(文庫も上下巻であり)もそうだったし。空夜(文庫あり)・空山とかも好きなんだけど。 主人公はフランス人の警視庁付精神科医なので、そこは、医師モノお得意のハハキギ・ワールドなのだが、なんと舞台は19世紀末のパリ。馬車やガス等などが出てきて、それはそれは、その時代のパリの描写も冴え渡っておりやす。こうしたのも「時代小説」というのでしょうな。 折りしも、万国博覧会の期間。日本から曲芸や舞台が出ていて、そこいらもちゃんと描かれている。寡聞にして知らなかったのだが、オヤジに聞いたら、作中に登場する川上音二郎と歌奴がパリの万国博に出ていたことは事実だそうな。ありゃま。 先が楽しみであります。まだ３分の１。 帚木蓬生 薔薇窓 新潮社 |
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| 2002年1月11日(金) | 江ノ電３０１ |
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今朝乗ったバスは、江ノ電の新車 ３０１号。 江ノ電初のノンステップ車で、ＬＥＤ表示板。 しかもニーリング。ドアを開けると、車体左側が傾いて沈み、バスの床と地面との段差が少なくなる仕組み。ドアを閉めるとまた浮き上がって平行になるのだけど、発車しながら車体の重心が変わるのって、あぶなくないのかなあ？ |
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| 2002年1月11日(金) | 免許紛失〜再交付 湘南新宿ライン |
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あ〜。気が付いたら免許がない！。どこでなくしたか思い出せないまま、 車に乗れなくてはしかたがないと、今朝再交付してもらいに行きました。 なにげに、二俣川の免許センターって遠いよなあと思いつつ。 横浜っていろいろ便利だけど、この免許センターがへんなとこにあるっつうのが 唯一の泣き所だよなあなどと思いながらも、朝のラッシュを越えて、相鉄線へ。 久しぶりに相鉄に乗ったら、快速とかあって、ちょっと戸惑い。 （いや、情報としては知っていましたよ、もちろん。知ると乗るとは大違いってやつで） 空いている各停の後の快速だから、先に二俣に着くだろうという直感どおりで、なにより。 先行の急行に追いつきそうと思う一駅手前の鶴ヶ峰に快速停車というのは、なかなかに考えられたダイヤですなあ。 帰りも空いている各停の後、２分後の急行で、これも直感どおり。つかいやすいダイヤって本当にありがたいものです。 そういや、ＪＲの「湘南新宿ライン」ですが、あれって何がすごいって、これまでできなかったことをやってのけたってことと、やるからには周知徹底するっていうところがすごい。 １）いままでの国鉄〜ＪＲの流れからすれば、臨時ダイヤで休日１往復だけ試行してみて、好評なら増発するというパターンが多かっただけに、一挙に時間３本で運行開始というのがすごい。そりゃ、そのくらい本数がなけりゃインパクトないしね。 ２）いままで日常ダイヤで使ったことのない平面交差（ポイント）を、１日にこれでもかってぐらい多用する。普通、臨時電車とかが通常使わないポイントを使うときは、一旦停止とか最徐行で望むもんだけど、戸塚手前のポイントも、西大井先のポイントも、通常の速度で難なく通過してしまうのがすごい。そりゃ、新しい信号システム(ATOSですか？）だから出来たんでしょうけど。（去年乗った、臨時ホリデー快速あかぎ鎌倉号宇都宮行きは、手前で対向列車をやりすごしていたっけ） ３）４ドアしかなくなった横須賀線のホームに３ドアの宇都宮線電車を止めるとか、定期列車で東戸塚・保土ヶ谷・新川崎・西大井のホームを通過するとか、「事件」と言えるほどの初めてがいっぱい。 ４）さらにまして、宣伝広告の多いこと。ポスターを何種類みたことか。暮れから正月にかけては「初詣は湘南新宿ラインで鎌倉へ」なんて中吊りも見たし。また、各駅に異なる横断幕もすごい。横浜駅には「横浜から新宿まで最速○○分」だし。大船ではちゃんと大船からの時間になっているし。逆も真なりで、新宿駅や池袋駅にも「横浜まで○分」になっているし。以前なら、手書きの掲示だったり、説明が足りない片手落ちのポスターだったりしたもんだけど。 さらにもまして、戸塚駅には「横須賀線−東海道線」が同一ホームで乗り換えられるアピールまでする念の入れよう。 どうしてこういうことが出来るようになったのか〜？ Suicaのパンフレットとかも良く出来ているし、ようやくＪＲも民間企業になったってことでしょうかねえ。それとも分社化して「横浜支社」になったから総力を挙げて取り組めるようになったのか。なんてことを思っているのだが、やっぱりイチバンの理由は、ＪＲになってから入った社員が１０年経って、ようやくこうした仕事に正面から取り組める地位になったということではないでしょうか？ 今後も、「湘南新宿ライン」つかいますよ〜。 |
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| 2002年1月11日(金) | 薔薇窓（その２） |
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免許センターで交付までの長い待ち時間があったにもかかわらず、まだ読み終わらず。 中途まで読んで、初めて出てきましたが、舞台となったのはちょうど１９００年のパリ。 その年って、私の祖母が生まれた年（明治３３年）ではないですか！。 日中戦争が終わり日露戦争の前。時代がこれからきな臭くなっていくところですが、そのころのパリとしては、１９世紀の動乱の余韻の方が大きかった様子が描かれております。 物語は事件が起こりいよいよ佳境に入ります。 |
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| 2002年1月11日(金) | 年賀状 |
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今日は、勢いあまって４つも書いてしまいますが。 大学時代の友人から、年賀状をいただきました。中には「あて先不明」で帰ってきてしまうのもあり、それは残念なのですが。。。 ＩくんとかＹっさんとか、結婚ですって〜！。ついにそんな年齢になっているのかと、かなり衝撃です。あ〜〜〜〜（以下略）しかも、都民だったＹっさん、いつの間に横浜市民に!?。その辺よくクルマで通るよってなところの住所だったりして、またもびっくりです。 それから、今日の時点では、まだまだ仮公開中って感じなのですが、にもかかわらず、この日記を見つけてくださった方がいらっしゃるようで、感謝感激です。 この連休中に、もう少し読みやすく、きれいにする予定ですので、どうぞごひいきに。 |
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| 2002年1月14日(月) | #005 薔薇窓（読了） |
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ようやく読了。ながいあいだ楽しませてもらいました。 1900年と2000年でも、狂気を持つ人間がいるということは変わらないのか。 彼の時代とこの時代で、変わっていないもの、変わっているもの、そんな違いをみつけたような気がしました。 帚木蓬生 薔薇窓 新潮社 |
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| 2002年1月14日(月) | ナビゲーションバー |
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ごらんのように、今日から、上部のナビゲーションバーをつけました。 内容は…またそのうちに…。 それから、本文にもＣＳＳを入れまして、行間を少し空けました。 少しは読みやすくなったのではと、思っています。 日付とタイトルの欄を分けたのですが、読み込まれると幅がバラバラ。 リロードするとちゃんとそろうのですが…。もう少し工夫しなければ。 DreamweaverとFireworksは新バージョンになってから、連携が見事ですね。 ロールオーバーの設定をもう少し勉強して、全体的にサイトリニューアルできればいいのですが。 |
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| 2002年1月16日(水) | #007 ル・ジタン |
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凍樹の文庫から読み始めた斎藤純。バイク月刊誌「OUT RIDER」にも連載する（していた？）作家なので、オートバイ乗りの話が多いのかと思いきや、絵画やジャズを題材にした小説もなかなか面白いので、図書館で見つけるたびに借りて読んでいる。 「OUT RIDER」誌は２月３日発売号で廃刊だそうな。読者ではなかったですが、残念です…。 彼の作品を読むたびに、片岡義男の「カッコよさ」って何だろうと思う。 決して、斎藤純が片岡義男の後を追っているといいたいわけではないのだが、ハードボイルドともいうのか、どこかしら片岡義男の雰囲気が付いてまわる。 すると「片岡義男」的なものというのは、決して片岡義男の専売特許なのではないわけで、するとこの「カッコよさ」をなんて呼べばよいのだろうか。 （ここいらをうまく文章で表現できれば、書評を書くことができるのだが） 彼の作品は、「凍樹」がそうであったように、オートバイやクルマだけでなく、絵画（名画はもちろん、戦時中の絵画とかミョーな分野にも）や、ジャズやロックにも造詣が深い。きっとこれは「取材」という形だけで得たのではなく、小説を書く以前から彼の「引き出し」にあるに違いない。これだけたくさん、しかも深い「引き出し」があれば、いくつもの小説を生み出せるものだろうか。いや、生半可な深さではここまで書けないとは思うけど。 斎藤純 ル・ジタン 双葉社（図書館で借りたのはこっち） |
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| 2002年1月16日(水) | bk1検索覚書 |
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http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=p-guro28168&bibid= ・検索結果の件数を増やしたいとき &dp=50 などとする。 ・検索結果を発行日順にしたいとき &s1=dd を加える。 その他 bibid=XXX …書誌ID auid=XXX …著者典拠ID 例）斎藤 純 氏の著作全一覧 http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_result_book.cgi/?srch=4&st=&dp=50&s1=dd&auid=110000428150000 今野 敏 氏の著作全一覧（明日の日記への布石） http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_result_book.cgi/?srch=4&st=&dp=50&s1=dd&auid=110000423840000 自分でやりはじめると、それなりのツールとか、まとめとかが欲しくなりますな。 先駆者がい〜〜っぱいいらっしゃるのは、存じておりますが、まさか自分がやりだすとは思っていなかったもので。 とりあえず、このへん（bk1の検索CGIタグ）については、このへんを挙げておきます。 |
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| 2002年1月17日(木) | #008 ビート |
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今野敏は、警察小説が面白い。 殺人事件を捜査する「捜査本部」という組織が、どうやって成り立っているのか。 テレビドラマとかでは、（特に西村京太郎のシリーズがそうなのだが）四〜五人の捜査一課の刑事たちだけで捜査にあたっているような描写を良くみるので、そんなもんかと思っていたのだけれど実際は違う。 「踊る大走査線」の映画をごらんになったかたは思い出してほしいのだが、捜査本部は、発生現場の所轄署と県警(警視庁)の捜査一課の両者が集まって成り立っている。 そんな捜査本部が出来て（帳場が立つというらしい）、それに集まる刑事たちの、一人一人の心模様が描かれているところが、今野敏のおもしろいところだ。 刑事といえど人間。家庭のある男親。仲間とどうやって折り合いをつけて仕事をするのか。仲間にかける言葉の一言にまで思いが至る。さらに、今野敏の小説に登場する刑事は、部下の人間性をどう捕らえて、ねぎらって、声をかけるかという、上司の立場にたつ男の苦悩もしょっている。さらに、警察という組織の中でこぼれおちそうになる正義を、ほんの少しだけど、大事な場面で発揮するところがいい。 そんな魅力につかれて、読み始めたのだが、今回の「ビート」では、不良息子をはじめとする「近頃の若者」への視線が熱い。手のつけられなくなった息子との関係をどう回復させてゆくのか。そうした流れを読むと、この作家は「若者」というものを、目をそらさずに正面から捕らえている作家なんだと思う。まごうかたなき警察小説なんだれど、「現代の若者」と「苦悩する父親」の橋渡しをする貴重な存在なのかもしれない。 今野敏 ビート 幻冬舎 |
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| 2002年1月18日(金) | 次になに読もうかな〜 |
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思いついた順 この作家の最近刊〜10冊 斎藤 純 今野 敏 帚木 蓬生 南木 佳士 横山 秀夫 永井 するみ 渡辺 容子 桐野 夏生 あ、これはまだ読んでないや。。。 |
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| 2002年1月19日(土) | ついて行けてない！？ |
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うーん。ADSLも８M時代ですってねえ。 我が家の地域には、いつごろくるんでしょうか?？ なんてのんきなことを言っていたら、ありゃりゃ、光（Ｂフレッツ）はもう横浜市に来てるんですか！！。 最新事情を追うのをすっかりサボっているうちに、なんてことでしょう。 なになに…横浜市は、平成14年1月21日から提供開始ですって!?。 局番の?、ありゃ。045-8xx と045-9xx は対象外ですか。はあ。そりゃ残念。 あれ？ 戸塚区・栄区の電話線はCATVといっしょに光で来てるんではなかったんですかい？ 私の認識と異なるんですが〜。CATVのネットはいまどき、月6500円で、しかも２台目以降も月1500円を採るという高コスト。検討の対象外ですな。 ＡＤＳＬの８Ｍはすでに、アッカがやってきているそうな。 今月中に@niftyを通せば、@niftyの接続料(月2000円)が半年間月500円に割引！。 ん〜。早急に検討せねば。 でも、いまＩＳＤＮなんだよね〜。面倒くさいなあ。こりゃ。 |
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| 2002年1月19日(土) | ついて行けてない！？ （その２） |
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そんなこんなで、@niftyのサービス案内をぐるぐるしていたら、なんと、フォーラムの会議室の発言が、インターネットニュースで読めるのですねえ。 知らなかった…。いつからですか？ 結構前から？ Outlookのニュースの設定でも読めるのですが、私はOutlookは使っていないので、ん〜、Becky!で読めないものかと、またぐるぐる。そしたら、Becky!でインターネットニュースを読むプラグインがあるぢゃないですか。Becky!2サマサマですな。 早速プラグインをインストールして、フォーラムを「購読」っと。おやまあ、こりゃ便利。 いままでインターウェイでクリックしながら読んでいたのがうそのようですな。メールチェックと同時に新規発言が落ちてくるので、フォーラムのフォローアップが簡単簡単。 滅多に発言しないんですが、最新情報を入手するにはこれが一番！。 なんの情報かって？ まあ、その、たとえば「湘南新宿ライン」の編成とかとか…（爆）。 |
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| 2002年1月20日(日) | バスの時刻表サイト |
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最初にこのＨＰを立ち上げたきっかけは、毎日乗るバスの時刻表でした。 私の乗る大船行のバスは、市内でも有数？の頻発区間でして、バス停の時刻も朝から日中まで「１〜３分毎」と書いてあるくらい。ですから、会社に行くときは、バス停に行けばバスが来るという状態で時刻表など不要なのです。ですが、帰りが問題。終バス以降だったら、歩いて帰るんだけど、22時から24時までの間が問題。１時間に数本しかなくなり、間隔も大幅に開くので、歩いて帰るのとバスに乗って帰るのと、どちらが早いかを考えるには、常に時刻表が必要になる次第。そんなわけで、バス停の時刻を写していたのですが、せっかくなのでページにして公開しようかなんて考えていた次第です。 時刻はデジカメで撮ってきてエクセルにまとめて、ページまで出来たけど、全部が出来ないうちに、またダイヤ改正〜なんて始末で、今に至るまで完全に公開に至っておりません。 ページのリニューアルとともに、今年はなんとしてでもこのバス時刻ページを完成させよう！と思っていたのですが、つ、ついに、な、なんと、昨19日から神奈中バスのサイトで神奈中バス全路線の時刻表ページが公開に至ったのです。 と、いうわけで、このバス時刻表ページの構想も役目を終えました。 http://dia.kanachu.jp/bus/ViewTopPageをご覧くださいませ。 右上の「BUS」のリンクはどうするんじゃい。はぁ（嘆息）。 |
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| 2002年1月21日(月) | #009 ランチタイム・ブルー |
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図書館というところは、ありがたいところで、１冊1500円?2000円もする単行本を、きちんとそろえておいてもらえる。週末にいつものように棚をうろうろしていると、まだ読んでいない永井するみの本が２冊もあるではないか。 永井するみ は、重い作家である。 米作りとアグリビジネスをテーマにした枯れ蔵、住宅建材をめぐる樹縛、コンピュータの２０００年問題をテーマにしたミレニアム（文庫）、そして、ベートーベンのピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」の旋律をめぐる大いなる聴衆と、ミステリそのものの切れ味もさることながら、それぞれの業界や世界を見事に描写しており、それだけでも非常に興味深い。 特に「大いなる聴衆」では、譜面付きでその旋律が紹介されており、序盤のストーリーのかぎともなるゆえ、読み途中にもかかわらず、「ハンマークラヴィーア」のＣＤを買いに行ったほどだ。ＣＤの探し方がわからず往生するくらいクラシックに明るくない者にでも、聞いてみようと気を起こさせるミステリであった。 米や林業そして音楽と多様な分野に挑んでおり、次作はどんな分野かと思っていたが、著者の略歴を見ると、音楽学部中退、農学部卒、コンピュータ会社勤務を経たとあり、著者が作家になる以前に身を置いていた世界を取り上げたと納得した次第。 で、本作品は、インテリアコーディネータを努める女性を主人公にした短編集。これまでの著者の作品の重さはないが、それぞれが安心して読め、なおかつ読後感が爽快だ。いわゆるＯＬの視点から描かれており、その視線はあたたかみすら覚える。こうした視線?つまり小説の書き方であるが?も小説家として必要な能力であり魅力でもある。 小説家として大成するには、さまざまな能力や技術が必要だなあと思った次第。 永井するみ ランチタイム・ブルー 集英社 明日は歪んだ匣です。 |
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| 2002年1月22日(火) | #010 歪んだ匣 |
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あ、いいわあ。こういう短編集好きだよ、オレ。 一人の作家のもうひとつの側面を見たような気がする。 つうか、こういうちょっとだけミステリみたいな、女性作家の短編集って好きなんだよね。 乃南アサ とかね。 うん？ 私の批評って甘すぎますかねえ？ 時間を忘れるほど没頭でき、往復の電車で読み終われて、結構満足なのですが。 でも、1600円出してこの本を買おうとは思わないかも。文庫ならともかく。 そういう意味では、費用対効果でいうと「図書館で借りて」という割引が入った批評なのやもしれませぬ。 永井するみ 歪んだ匣 祥伝社 |
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| 2002年1月22日(火) | 大船駅バス時刻表 |
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先日紹介した神奈中バスの ・大船発の時刻表は、ポールごとに分かれているが、行先ごとにまとまっているので １）ある停留所（Ｂ）まで行くバスは複数のウインドウ(時刻表)をすべて調べなければならない 例）大船から公田（＝Ｂ）までのバス時刻表は、 船16 船17 船18 船91 公田団地行 船11 船12 上之行（桂台・犬山経由） 船07 船08 船09 船15 金沢八景駅方面 本郷車庫・みどりが丘 船02 船05 船19 船20 県庁入口行 上大岡駅・関内駅経由 船13 大船駅行 の４つの時刻表を全部開かないと、わからない。 ２）出発地・目的地検索で行く系統がわかっても、その系統「だけ」の時刻は開けない 例）大船駅から桜木町駅まで行きたい場合、検索すると 「船20 桜木町駅前行 天神橋・本町四丁目」だけが該当するが、これだけの時刻表は開けずに、大船駅発の全時刻表の中から「船20」があるもの（上記４番目）を開き、さらにその中から「桜木町行き」という表示を探さなければならない。（休日１本だけなんだけど） ３）出発地・目的地検索で系統を探すと、循環路線が２つヒットする 例）大船駅から朝日平和台入口まで検索すると、「船14 湘南ハイツ行」のほかに「船24 大船駅行（湘南ハイツ経由）」が２つヒットする。なんのことはない、往路で朝日平和台入口までいく場合と、湘南ハイツまで行った後の復路で朝日平和台入口で降りた場合の２通り。そんな乗り方するやつある？ しかも料金は同じ190円。ホントだな！ ４）降車専用を出発地として検索できてしまう。また、片方向しか運行されていないのに逆方向が検索できてしまう。 降車専用の時刻表がみられるのはうれしい(やめないで！)。 でも、横浜駅改札口から紅葉橋までが検索できて、ルートも系統も表示されるのに、出発地の時刻表を見ると横浜駅行しかでない。 なんか、いちゃもんつけたようで申し訳ないのだが、全体としてはすごく良く出来ていると思う。全てのバス停名をアイウエオ順で引けるし、かな検索も可能。（難を言えば、バス停名の読み仮名をつけてほしかった…「公田」って読みを知らないと引けなさそう。漢字で入れればいいのだが）それから、系統番号もキチンとでていてうれしい。（難を言えば、複数の系統をまとめて表示されているので、何行きが何系統かわかるとなおいい） しかし、「船13」の天神橋行きなんて、ホントに運行していたんだ。てっきり免許維持路線かと思っていたよ。これまで時刻表掲出されていなかったもんね。実際に走っているのは見たことがあるけれど…。はっ。このシステム導入のために時刻表が掲出されたのか！？ きっとそうに違いない。免許維持するなら時刻表検索システムに乗っていなければまずいもんね。と、よからぬ邪推。 こういう使い方をしてよいものかどうか迷うところだが、CGIをチョクで引いて、一発でみられるリンクをはってみましょう。 大船駅路線一覧 船16 船17 船18 船91 公田団地行 平日 土曜 休日 船14 船24 湘南ハイツ行 平日 土曜 休日 船11 船12 上之行 桂台・犬山経由 平日 土曜 休日 船07 船08 船09 船15 金沢八景駅方面 本郷車庫・みどりが丘 平日 土曜 休日 船02 船05 船19 船20 県庁入口行 上大岡駅・関内駅経由 平日 土曜 休日 船13 大船駅行 平日 土曜(なし) 休日(なし) しかし、ポールNO91ってのはねえ。 （実際に大船駅のBTには、公田団地行きの欄に手書きしてあります） あ、万一、こうした使い方を許されない場合には、ご連絡ください＞神奈中さん （ヘルプとか一応みましたが、書いていなかったもので） （時刻表に著作権ってあるのだろうか？誰に？） |
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| 2002年1月23日(水) | #011 第４の神話 |
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篠田節子の中では、多分これが最高傑作かもしれない。 絹の変容（文庫）や、夏の災厄（文庫）など、社会派の部類に属する小説は、真保裕一に通じるところがあって、この２冊だけで、篠田節子はイチオシなのだが、今回のはそれを超える。 年始から、いくつか小説を読んできたが、読むたびに、作家はどのようなプロセスを経て作品を作り上げるのかという点に目が向いてきた。折りしも、この作品は、癌で逝ったカリスマ女性小説家の神話を追う展開で物語が始まる。その小説家の評伝を依頼されたこれまた女性フリーライター。小説を書くということは人間を見つめるということだが、そうした小説を書いた作家の人間性を見つめるフリーライター。さらにこの小説を書いた篠田節子。構造は三重入れ子になっている…なんて書いてしまうと、読み進めるのに難がありそうに聞こえるが、そんなことはない。 いかにして、妻であり母である女性がカリスマ小説家に仕立て上げられたかという神話とともに、雑誌編集者とフリーライターという文章がまれ出でる現場の生々しさもある。こうしたプロットを思いつき、一気に読ませる筆力とともに、構成しきった篠田節子に、大きな賛辞を送りたい。 ああ、もっとたくさん読みたい！ 篠田節子 第４の神話 角川書店 |
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| 2002年1月23日(水) | 本を選ぶという行為 |
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昨日から、友人K氏の言葉が頭の中から離れない。K氏の日記サイトで読んだ文章だ。 K氏のサイトは原則非公開なので、どうしようかな。 大意を要約すると、 書店員の彼のもとに、「あのー、今年の直木賞と芥川賞とった本がほしいんだけど?」という注文がくる。 タイトルも、著者名もわからずに、賞を取ったからとか流行ってるからというだけでその本を注文する。 世の中の人は、自分で本を選ぶことすらしないのか。 という嘆きだ。また、ｂｋ１についても、至れり尽くせりの書評や、あふれるばかりの本の紹介のコンテンツをみて、 そこまでしてあげないと、本を選べないほど、本を買う客は馬鹿なのか、 という疑問をなげかけている。 嗚呼。まったく同感だよ。 私は幸いなことながら、そういった「お客様」と直接相対することはないのだが、毎日毎日お客様からのご注文を受けて、ベストセラーが山と積まれた棚の前で、その数が足りなくなりそうな不安に耐えている彼の、心からの本音なのだろう。 でも、でもね。だけどね。 うまく言えないが、それは違うんだよ。って私は頭の中で思っている。 ん?。 続きは明日にします。ごめんなさい。 |
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| 2002年1月24日(木) | #012 Ｉｎ・ｐｏｃｋｅｔ 2002年１月号 |
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え?。本？雑誌？ 本体１９０円。定価２００円。毎月１回発行。第三種郵便物認可を受けていますが。雑誌でしょうか？ いいえ。ＩＳＢＮが付いているので「書籍」です。 講談社文庫が出している情報誌なので、店頭で見かけても売り物とは気づかず、無料の「文庫目録」みたいに思っている方もおられるのではないでしょうか？ 否。たったの２００円なのに読み応え抜群。有名作家の連載が１０本以上もあり、なかなか気合入っています。 そういや、このＩｎ・ｐｏｃｋｅｔで知った作家も多いなあ。 今月発売の全社全文庫目録がついていますし「文庫情報誌」にちがいはないのですが、そりゃ、講談社文庫のことですから、きっちり今月の文庫新刊の案内や、ここでしか読めない「著者からのもうひとつのあとがき」など、そそる内容が盛りだくさん。 ついつい、紹介されている文庫も買ってしまったり…と、２００円を侮って高くついたりして。 まんまとはまっています。 毎月１５日発売。手書きの文字で内容紹介がかかれている表紙をみたら、それです。 しかし、埋もれそうなこの雑誌（いや、本です）。よくbk1で取り上げているものだ。 bk1が始まった頃の2000年６月からは毎月のデータがありますねえ。（取り寄せ不可なのはご愛嬌か？） それ以前がさみだれなのは、それは、その。ごにょごひょ。 せっかくなので、ＢＫ１で検索できる全部を紹介しておきます。 書名に「Ｉｎ・ｐｏｃｋｅｔ」があるもの一覧 発行日順 50件 （これ以外にも、別の方法でヒットするかもしれません。例：キーワードで「インポケット」など。） Ｉｎ・ｐｏｃｋｅｔ 月刊〈文庫情報誌〉 ２００２年１月号 講談社 |
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| 2002年1月25日(金) | 図書館の学校 ２月号 |
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図書館の学校 ２月号 |
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| 2002年1月25日(金) | #013 不発弾 |
| 乃南アサ 不発弾 講談社文庫 | |
| 2002年1月25日(金) | #014 プレーンソング |
| 保坂和志 プレーンソング 中公文庫 | |
| 2002年1月27日(日) | #015 メタルカラーの時代４ |
| 山根一眞 メタルカラーの時代４ 小学館 | |
| 2002年1月28日(月) | #016 朱夏 |
| 今野敏 朱夏 幻冬舎 | |
| 2002年1月28日(月) | #017 イコン |
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今野敏 イコン 講談社 借りたのはこっち |
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| 2002年1月29日(火) | 今晩の政界 |
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大橋巨泉氏が議員を辞職した。ええと、このニュースはどこで聞いたんだっけかな。 23時に帰宅したらニュースでやっていたけど、その前に知っていたなあ。そうそう。会社のＩＥはMSNがトップなので、そこで読んだ。 なんだ。覚悟がないなあ。というのが最初の感想。 テレビのニュースで会見が報じられていたが、「こんな国会じゃやばい」「自民党に迎合する民主党はやばい」というのが理由と聞いた。 あれ、それをわかって立候補したんじゃないの？ この国の政治が、とんでもなくひどいってことは、子どもでも知ってるぜ。巨泉氏はまだ、国会が正常に機能しているとでも思っていたのだろうか？ 海外にいるとホントウの日本の政治のヤバサがわからんのか？ と思いました。 ん?。この人が立候補したときから、？？？だったんだけど。 それはどうでもいいのだが、なんと、辞職に伴って、前回の参院選全国区から繰上げ当選されるわけで、するってことは、そう、なんとあのツルネンマルテイ氏が繰り上げだという。あ? びっくり。 今ざっくりと新聞報道をチェックしたところによると、巨泉氏が辞職を考える際にツルネン氏に会い、次席を託すことを伝えたとか。 ツルネン氏は95年の参院選で神奈川選挙区から立候補して惜しくも次点。 次の98年の参院選神奈川選挙区から立候補したが、有権者数662万でたしか４人だったか。その激戦区でたったの7659票差で次点。あの選挙では全国一僅差の次点だったと覚えている。ちょうどあのころは55年体勢の崩壊だっけ？、なんか選挙が変わるような予感を持たせた頃だったし、私もはじめての選挙権だったかで応援する気持ちが多かったと覚えている。 00年の衆院選でも次点。で前回の参院選は全国区から出馬したが次点。前回も全国区では全国一少ない票差での次点でした。 と、なんと４度も次点の末の、今回の繰上げ当選である。本当におめでとうございます。 なんて思っていたら、深夜に、田中外相更迭のニュース。いつ辞めさせるかと思っていたが、絶妙のタイミング。こういうところが小泉氏のしたたかさですな。 今晩はこれにて。 |
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| 2002年1月30日(水) | 今晩の政界（続き） |
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でもまあ、民主党に愛想が尽きたからといって離党するのではなく、全国区で「民主党」と書いた票によって当選したのだから、議員を辞職するというのはスジが通っていますな。 外務大臣は辞職しても議員であることには変わりなく、衆院議院運営委員長を辞任しても議員であるし、あれ、政務次官って辞任したら外務省職員でいられるんでしたっけ？ あと、今朝のワイドショーあたりで（今朝の日経もそうだが）「これで小泉支持率が落ちる」そして「内閣が立ち行かなくなる」という論調が目立つが、ほんとにそうか？と思う。また、徹底した責任追及をしようとする野党の姿勢にもはてな？ 不祥事や不手際、最近は不作為なんてのも槍玉にあがるけれど、責任追及をするのもポーズに思えてならない。それは多分、当事者を問い詰めて辞職に追いやればそれで終わりにしてしまうからだ。大事なのは、そうした不祥事や不手際が二度と起こらないシステムを構築することなのに、建設的な意見が一向に聞こえてこないのはどうしてでしょう。 昔っから思っていたことだけど、話し合いで物事を解決する日本一のプロ集団である国会が、物事を話し合いで解決する手段を持ち合わせていないというのはねえ。会社の会議で紛糾したときに「国会のやり方を見習って」というのが本来の姿か？ 国会なんか倒産しちゃえばいいのに。不良債権（国債）も日本一の額だし。衆議院の解散とかいったって、国会の半分だし。もう片方は３年とかで半改選とかまどろっこしすぎる。社会のスピードがこんなに早まっているのにねえ。 とはいえ、そういう仕組みになっていないのだからしょうがない。「いっそのこと」とか「革命」とか、叶うべくもないことは願わずに、現時点の枠組みで出来ることをやるしかないわけで。 本日(30日)付けの官報には、外務大臣署名の文書はなし。29日の「国際連合安全保障理事会決議に基づく資産凍結等の措置の対象を改正する件（外務一四）」が田中真紀子署名の最後か。 |
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| 2002年1月30日(水) | はて？ |
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この日記、開いたときに常に最新版が表示されますか？ キャッシュが効きすぎて、「更新」ボタンを押さないと、今日の分が読めないんでしょうか？ それにしても、１ヶ月分は長いねえ。せめて、タイトルだけでも目次が出来ればいいのですが。 そういうCGIではないようで。 週末にでも手を入れてみましょうか。 |
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| 2002年1月30日(水) | 銀色黄帯の電車 |
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30日水曜と６日水曜日中の、中央緩行線リフレッシュ工事広告の図中で発見。 ああ。もう「黄色の電車」じゃないんだね。 中央快速線「赤色の電車」は全部その通りだけど。 それに対して、地下鉄東西線をただの「銀色の電車」とするのは？ 「銀色に水(色)帯の電車」にしないとつりあわないような。 ここで疑問。もし、総武緩行線を「銀色に黄帯の電車」とするなら、総武快速線は何色と表現するのでしょうか？ 「銀色に紺色帯」かなあ。横須賀色 とか スカ色 というのはマニア用語か。 湘南色というのは一般化してそうだけど、「銀色に湘南色帯」とはいかないし。 東海道線は「銀色にオレンジ・緑帯」にすると、湘南新宿ラインでやってくるのは「銀色に緑・オレンジ帯」。 しかし、ＪＲ車内の「東京近郊路線図」の 「横須賀線・総武線快速・湘南新宿ライン」とか「東海道線・湘南新宿ライン」とか、１本の線で表すのって、ちょっとやりすぎのような気がします。どうせなら「湘南新宿ライン」だけで別の色の線にすればいいのに。 |
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